エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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AutoSupport機能の概要

AutoSupport機能では、ストレージ システムの健全性を監視し、富士通のサポートに自動ディスパッチを送信します。

富士通のサポートは、事後対応としてAutoSupportデータを使用してお客様の問題の診断と解決を迅速に行い、潜在的な問題をプロアクティブに検出および回避します。

AutoSupportデータには、ストレージ システムの構成、ステータス、パフォーマンス、およびシステム イベントに関する情報が含まれます。AutoSupportデータにユーザー データが含まれることはありません。ディスパッチはただちに送信することも、スケジュール(毎日または毎週)に従って送信することもできます。

主なメリット

AutoSupport機能の主なメリットは次のとおりです。

  • 解決時間の短縮

  • 高度な監視でインシデント管理を迅速化

  • スケジュールに従った自動レポート作成と重大イベントに関する自動レポート作成

  • 選択したコンポーネント(ドライブなど)のハードウェアの交換要求を自動化

  • 問題発生時に、お客様の妨げにならない形で通知し、修正措置を講じるための情報を富士通のサポートに転送

  • 設定に関する既知の問題がないかどうか、ディスパッチを監視

個々のAutoSupport機能

AutoSupportには3つの機能があり、それぞれを個別に有効にすることができます。現在、Basic Autosupportのみ使用可能です。

  • Basic AutoSupport
    ストレージ システムが自動的にデータを収集して富士通のサポートに送信します。

  • AutoSupport OnDemand
    問題のトラブルシューティングに必要なときに、富士通のサポートが以前のAutoSupportデータの再送信を要求できます。送信はすべてAutoSupportサーバーではなくストレージ システムから開始されます。ストレージ システムはAutoSupportサーバーに定期的にコンタクトし、保留中の再送信要求がないかどうかをチェックし、適切に応答します。

  • Remote Diagnostics
    問題のトラブルシューティングに必要なときに、富士通のサポートが最新のAutoSupportデータを要求できます。送信はすべてAutoSupportサーバーではなくストレージ システムから開始されます。ストレージ システムはAutoSupportサーバーに定期的にコンタクトし、保留中の新規要求がないかどうかをチェックし、適切に応答します。

AutoSupportと[サポート データの収集]の違い

ストレージ システムでは、次の2つの方法でサポート データを収集できます。

  • AutoSupport機能
    データが自動的に収集されます。

  • [サポート データの収集]オプション
    データを手動で収集して送信する必要があります。

データが自動的に収集、送信されるAutoSupport機能の方が使いやすいです。AutoSupportデータをプロアクティブに使用すると、発生前に問題を防ぐことができます。富士通のサポートはデータへのアクセス権をすでに持っているため、AutoSupport機能を使用した方がトラブルシューティングを迅速に行うことができます。これらの理由から、AutoSupport機能がデータ収集方法として推奨されます。

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