SnapCenter Software 4.9

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クイック スタート ガイド - SnapCenter Plug-in for SQL Serverのインストール

SnapCenter ServerとSnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのインストール手順を1つにまとめています。

設置を準備

ドメインとワークグループの要件

SnapCenter Serverは、ドメインまたはワークグループに属するシステムにインストールできます。

Active Directoryドメインを使用している場合は、ローカル管理者の権限があるドメイン ユーザーを使用してください。ドメイン ユーザーは、Windowsホストのローカルの管理者グループのメンバーである必要があります。

ワークグループを使用している場合は、ローカル管理者の権限があるローカル アカウントを使用してください。

ライセンス要件

インストールするライセンスのタイプは環境によって異なります。

ライセンス インストール先

SnapCenter Standard(コントローラー ベース)

ETERNUS AX seriesまたはETERNUS HX seriesコントローラーで必要

SnapCenter Standardライセンスはコントローラー ベースのライセンスでCore and Data Protectionに含まれています。SnapManager Suiteライセンスには、SnapCenter Standardライセンスの使用権も付随しています。 ETERNUS AX seriesまたはETERNUS HX seriesにSnapCenterの試用版をインストールしたい場合は、営業担当者に連絡してCore and Data Protectionの評価ライセンスを入手してください。

SnapCenter Standard(容量ベース)

Cloud Volumes ONTAPで必要

Cloud Volumes ONTAPを使用している場合、 SnapCenterの管理対象データに応じて容量ベースのライセンスをTB単位で購入する必要があります。 SnapCenterには容量ベースのSnapCenter Standard試用版ライセンスが付随しており、100TBを90日間使用できます。その他の詳細については、営業担当者にお問い合わせください。

SnapMirrorまたはSnapVault

ONTAP

SnapCenterでレプリケーションを有効にする場合、SnapMirrorまたはSnapVaultどちらかのライセンスが必要です。

その他のライセンス(オプション)

「SnapCenterライセンス」を参照してください。

SnapCenter Standardライセンス(オプション)

セカンダリー デスティネーション

セカンダリー デスティネーションにSnapCenter Standardライセンスを追加することを推奨しますが、必須ではありません。セカンダリー デスティネーションでSnapCenter Standardライセンスが有効になっていない場合、フェイルオーバー後にSnapCenterを使用してセカンダリー デスティネーションでリソースをバックアップすることができません。ただし、クローン処理と検証処理を実行するためには、セカンダリー デスティネーションにFlexCloneライセンスが必要です。

その他の要件

ONTAPとアプリケーション プラグインの最小要件については、富士通営業にお問い合わせください。

ホスト 最小要件

オペレーティング システム(64ビット)

富士通営業にお問い合わせください。

CPU

  • サーバー ホスト:4

  • プラグイン ホスト:1コア

RAM

  • サーバー ホスト:8GB

  • プラグイン ホスト:1GB

ハード ドライブ スペース

サーバー ホスト:

  • 4GB(SnapCenter Serverソフトウェアとログ用)

  • 6GB(SnapCenterリポジトリ用)

  • 各プラグイン ホスト:2GB(プラグインのインストールとログ用)。プラグインを専用ホストにインストールする場合にのみ必要。

サードパーティ ライブラリー

SnapCenter Serverホストとプラグイン ホストに必要:

  • Microsoft .NET Framework 4.7.2以降

  • Windows Management Framework(WMF)4.0以降

  • PowerShell 4.0以降

ブラウザー

Chrome、Internet Explorer、Microsoft Edge

ポート タイプ デフォルト ポート

SnapCenterポート

8146(HTTPS)、双方向、カスタマイズ可能、URL:https://server:8146

SnapCenter SMCoreの通信ポート

8145(HTTPS)、双方向、カスタマイズ可能

リポジトリ データベース

3306(HTTPS)、双方向

Windowsプラグイン ホスト

135、445(TCP)

ポート135および445に加えて、Microsoftが指定した動的ポート範囲も開かれている必要があります。リモート インストール処理では、Windows Management Instrumentation(WMI)サービスを使用してこのポート範囲を動的に検索します。

サポートされる動的ポート範囲については、Windowsのサービス概要およびネットワーク ポート要件を参照してください。

SnapCenter Plug-in for Windows

8145(HTTPS)、双方向、カスタマイズ可能

ONTAPクラスタまたはSVM通信ポート

443(HTTPS)、双方向 / 80(HTTP)、双方向

このポートは、SnapCenter Serverホストとプラグイン ホスト、SVMまたはONTAP Clusterとの間の通信に使用されます。

SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverの要件

ローカル管理者権限があり、リモート ホストに対するローカルのログイン アクセス許可があるユーザーが必要です。クラスタ ノードを管理する場合は、クラスタ内のすべてのノードに対する管理者権限があるユーザーが必要です。

SQL Serverに対するsysadminアクセス許可があるユーザーが必要です。プラグインはMicrosoft VDI Frameworkを使用しますが、これにはsysadminアクセスが必要です。

SnapCenter Serverをインストールする

SnapCenter Serverをダウンロードしてインストールする

手順

  1. 富士通ダウンロードサイト、またはSupportDesk-WebからSnapCenter Serverインストール パッケージをダウンロードし、exeファイルをダブルクリックします。

    インストールを開始すると、すべての事前確認が実行されます。最小要件を満たしていない場合は、対応するエラーまたは警告メッセージが表示されます。警告メッセージは無視してインストールを続行できますが、エラーは修正する必要があります。

  2. SnapCenter Serverのインストールに必要な入力済みの値を確認し、必要に応じて変更します。

    MySQL Serverリポジトリ データベースのパスワードを指定する必要はありません。SnapCenter Serverのインストール時には、パスワードが自動生成されます。

    インストール先のパスを変更する場合、「%」は使用できません。パスに「%」が含まれているとインストールは失敗します。
  3. [Install Now]をクリックします。

SnapCenterにログインする

手順

  1. ホスト デスクトップ上のショートカットまたはインストールで提示されたURL(SnapCenter Serverがインストールされているデフォルト ポートが8146の場合https://server:8146)からSnapCenterを起動します。

  2. クレデンシャルを入力します。

    組み込みのドメイン管理者のユーザー名は、NetBIOS\<username>、<username>@<domain>、<DomainFQDN>\<username>のいずれかの形式で指定します。

    組み込みのローカル管理者のユーザー名は、<username>の形式で指定します。

  3. [Sign in]をクリックします。

コントローラー ベースのSnapCenter Standardライセンスを追加する

手順

  1. ONTAPコマンドラインを使用してコントローラーにログインし、次を入力します。

    system license add -license-code <license_key>

  2. ライセンスを確認します。

    license show

容量ベースのSnapCenter Standardライセンスを追加する

手順

  1. SnapCenter GUIの左側のペインで、[設定] > [ソフトウェア]をクリックし、[ライセンス]セクションで+をクリックします。

    • ライセンス ファイルの場所を参照し、[Open]をクリックする。

  2. ウィザードの[Notifications]ページで、容量しきい値にデフォルトの90%を使用します。

  3. [完了]をクリックします。

ストレージ システム接続をセットアップする

手順

  1. 左側のペインで[ストレージシステム] > [新規]をクリックします。

  2. [Add Storage System]ページで次の手順を実行します。

    1. ストレージ システムの名前またはIPアドレスを入力します。

    2. ストレージ システムへのアクセスに使用するクレデンシャルを入力します。

    3. イベント管理システム(EMS)およびAutoSupportを有効にするチェックボックスをオンにします。

  3. プラットフォーム、プロトコル、ポート、タイムアウトに設定されているデフォルト値を変更する場合は、[その他のオプション]をクリックします。

  4. [保存]をクリックします。

Plug-in for Microsoft SQL Serverをインストールする

Plug-in for Microsoft SQL ServerをインストールするためにRun Asクレデンシャルを設定する

手順

  1. 左側のペインで[設定] > [クレデンシャル] > [新規]をクリックします。

  2. クレデンシャルを入力します。

    組み込みのドメイン管理者のユーザー名は、NetBIOS\<username>、<username>@<domain>、<DomainFQDN>\<username>のいずれかの形式で指定します。

    組み込みのローカル管理者のユーザー名は、<username>の形式で指定します。

ホストを追加してPlug-in for Microsoft SQL Serverをインストールする

手順

  1. SnapCenter GUIの左側のペインで[ホスト] > [管理対象ホスト] > [追加]をクリックします。

  2. ウィザードの[ホスト]ページで次の操作を実行します。

    1. ホスト タイプ:Windowsホスト タイプを選択します。

    2. ホスト名:SQLホストを使用するか、専用のWindowsホストのFQDNを指定します。

    3. クレデンシャル:作成したホストの有効なクレデンシャル名を選択するか、新しいクレデンシャルを作成します。

  3. [インストールするプラグインを選択]セクションで[Microsoft SQL Server]を選択します。

  4. [その他のオプション]をクリックして、次の項目を指定します。

    1. Port:デフォルトのポート番号をそのまま使用するか、ポート番号を指定します。

    2. Installation Path:デフォルトのパスはC:\Program Files\Fujitsu\SnapCenterです。 必要に応じて変更できます。

    3. クラスタ内のすべてのホストを追加する:WSFCでSQLを使用している場合は、このチェック ボックスをオンにします。

    4. インストール前のチェックをスキップする:プラグインを手動でインストール済みで、プラグインをインストールするための要件をホストが満たしているかどうかを検証しない場合は、このチェック ボックスをオンにします。

  5. [保存]をクリックします。

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