Active IQ Unified Manager 9.14
プロキシ アクセスによるONTAP APIへのアクセス
ゲートウェイAPIを使用すると、Active IQ Unified Managerのクレデンシャルを使用してONTAP REST APIを実行し、ストレージ オブジェクトを管理することができます。これらのAPIは、Unified Manager Web UIからAPIゲートウェイ機能を有効にすると使用できるようになります。
Unified Manager REST APIでUnified Managerのデータソース(ONTAPクラスタ)に対して実行できるのは、一部の処理のみです。それ以外の処理はONTAP APIを使用して実行できます。ゲートウェイAPIを使用すると、Unified Managerをパススルー インターフェイスとして、各データセンター クラスタに個別にログインせずに直接管理対象のONTAPクラスタに対してすべてのAPI要求を実行することができます。Unified Managerは単一の管理ポイントとして機能し、そのUnified Managerインスタンスが管理するONTAPクラスタ全体に対してAPIを実行することができます。APIゲートウェイ機能を使用すると、それぞれのONTAPクラスタに個別にログインすることなく、単一のコントロール プレーンであるUnified Managerから複数のONTAPクラスタを一元的に管理できます。Unified Managerにログインしたままで、ONTAP REST API処理を実行してONTAPクラスタを管理できます。
すべてのユーザーがGET処理を使用してクエリを実行できます。アプリケーション管理者はすべてのONTAP REST処理を実行できます。 |
ゲートウェイは、ヘッダーと本文の形式をONTAP APIと同じにすることで、API要求をトンネリングするプロキシとして機能します。個々のクラスタのクレデンシャルを渡すことなく、Unified Managerのクレデンシャルを使用して特定の処理を実行し、ONTAPクラスタにアクセスして管理することができます。クラスタ認証とクラスタ管理は引き続き管理されますが、API要求は特定のクラスタにリダイレクトされて直接実行されます。APIから返される応答は、対応するONTAP REST APIをONTAPから直接実行した場合と同じです。
HTTP動詞 | パス(URL) | 説明 | ||
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このGETメソッドは、Unified Managerで管理されているクラスタのうち、ONTAP REST呼び出しをサポートするすべてのクラスタのリストを取得します。クラスタのUniversal Unique Identifier(UUID)に基づいてクラスタの詳細を確認し、他のメソッドを実行することができます。
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これは単一ポイントのプロキシAPIで、POST、DELETE、PATCHの処理に加え、すべてのONTAP REST APIのGETをサポートしています。ONTAPでサポートされているかぎり、どのAPIにも制限はありません。トンネリングまたはプロキシ機能を無効にすることはできません。
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APIゲートウェイのトンネリングの概要
ゲートウェイAPIを使用すると、Unified ManagerからONTAPオブジェクトを管理できます。Unified Managerはクラスタと認証の詳細を管理し、ONTAP RESTエンドポイントに要求をリダイレクトします。ゲートウェイAPIは、ヘッダーおよび応答本文のURLとHypermedia as the Engine of Application State(HATEOAS)リンクをAPIゲートウェイのベースURLで変換します。ゲートウェイAPIはプロキシのベースURLとして機能し、これにONTAP REST URLを追加して必要なONTAP RESTエンドポイントを実行します。
ONTAP APIがAPIゲートウェイ経由で実行されるためには、APIを実行するONTAPクラスタのバージョンでAPIがサポートされている必要があります。ONTAPクラスタでサポートされていないAPIを実行した場合、結果は何も返されません。 |
この例では、ゲートウェイAPI(プロキシのベースURL)は/gateways/{uuid}/
です。
渡されるONTAP APIは/storage/volumes
です。このONTAP API REST URLをpathパラメーターの値として追加する必要があります。
パスを追加する際、URLの先頭の「 |
追加したURL:/gateways/{uuid}/storage/volumes
GET
処理を実行すると、次のURLが
生成されます:GEThttps://<hostname\>/api/gateways/<cluster_UUID\>/storage/volumes
ONTAP REST URLの/api
タグは、追加したURLからは削除され、ゲートウェイAPIでは保持されています。
cURLコマンドの例
curl -X GET "https://<hostname>/api/gateways/1cd8a442-86d1-11e0-ae1c-9876567890123/storage/volumes" -H "accept: application/hal+json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>"
このAPIは、指定したクラスタ内のストレージ ボリュームのリストを返します。応答形式は、同じAPIをONTAPから実行した場合と同じです。返されるステータス コードは、ONTAP RESTのステータス コードです。
APIスコープの設定
すべてのAPIは、コンテキストがクラスタのスコープ内に設定されています。Storage VMを対象とするAPIのスコープもクラスタです。つまり、管理対象クラスタ内の特定のStorage VMでAPI処理が実行されます。/gateways/{uuid}/{path}
APIを実行する際は、処理を実行するクラスタのUUID(Unified ManagerのデータソースのUUID)を入力してください。そのクラスタ内の特定のStorage VMにコンテキストを設定する場合は、Storage VMのキーをX-Dot-SVM-UUIDパラメーターとして入力するか、Storage VMの名前をX-Dot-SVM-Nameパラメーターとして入力します。指定したパラメーターが文字列ヘッダーにフィルターとして追加され、クラスタ内のそのStorage VMのスコープ内で処理が実行されます。
cURLコマンドの例
curl -X GET "https://<hostname>/api/gateways/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f/storage/volume" -H "accept: application/hal+json" -H "X-Dot-SVM-UUID: d9c33ec0-5b61-11e9-8760-00a098e3215f" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>"