エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Active IQ Unified Manager 9.14

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仮想マシンの監視

仮想マシン(VM)のアプリケーションでレイテンシの問題が発生した場合、原因の分析とトラブルシューティングのためにVMの監視が必要になることがあります。VMを監視できるのは、vCenter ServeとVMストレージをホストしているONTAPクラスタがUnified Managerに追加されている場合です。

VMの詳細は[VMware] > [仮想マシン]ページに表示されます。可用性、ステータス、使用済み容量と割り当て容量、ネットワーク レイテンシ、およびVM、データストア、ホストのIOPSとレイテンシなどの情報が表示されます。複数のデータストアをサポートしているVMの場合は、最もレイテンシの高いデータストアの指標がグリッドに表示され、その他のデータストアがあることがアスタリスク アイコン(*)で示されます。このアイコンをクリックすると、その他のデータストアの指標が表示されます。これらの列の一部はソートおよびフィルタリングできません。

VMとその詳細を表示するには、ONTAPクラスタの検出(ポーリングまたは指標の収集)が完了している必要があります。クラスタがUnified Managerから削除されると、次回の検出サイクル後、VMを表示できなくなります。

このページでは、VMの詳細なトポロジーを表示して、VMに関連するコンポーネント(ホスト、仮想ディスク、接続されているデータストアなど)を確認することもできます。トポロジー ビューには、基盤となるコンポーネントがそれぞれのレイヤー別に[仮想ディスク] > [VM] > [ホスト] > [ネットワーク] > [データストア] > [VMDK]の順に表示されます。

I/Oパスとコンポーネントレベルのレイテンシをトポロジーの観点から確認し、パフォーマンスの問題の原因がストレージにあるかを特定できます。トポロジーのサマリ ビューにはI/Oパスが表示され、解決手順を特定できるようにIOPSやレイテンシの問題があるコンポーネントが強調表示されます。また、トポロジーの展開ビューで各コンポーネントとそのコンポーネントのレイテンシを個別に確認することもできます。コンポーネントを選択するとレイヤー内の対応するI/Oパスが強調表示されます。

トポロジーのサマリ ビューの表示

トポロジーのサマリ ビューでVMを表示してパフォーマンスの問題を特定するには、次の手順を実行します。

  1. [VMware] > [仮想マシン]に移動します。

  2. 検索ボックスに名前を入力してVMを検索します。[フィルタ]ボタンをクリックして、特定の条件に基づいて検索結果をフィルターすることもできます。ただし、VMが見つからない場合は、対応するvCenter Serverが追加されて検出されていることを確認してください。

    vCenter Serverでは、VM、クラスタ、データストア、フォルダー、ファイルなどのvSphereエンティティ名に特殊文字(%、&、、$、#、@、!、\、/、:、、?、"`、<、>、|、;、'など)を使用できます。VMware vCenter ServerおよびESX/ESXi Serverでは、表示名に使用される特殊文字はエスケープされません。これらの名前は、Unified Managerで処理されると正しく表示されません。たとえば、vCenter Serverで%$VC_AIQUM_clone_191124%という名前のVMは、Unified Managerでは%25$VC_AIQUM_clone_191124%25と表示されます。名前に特殊文字が含まれるVMを照会する場合は、この問題に注意する必要があります。

  3. VMのステータスを確認します。VMのステータスはvCenter Serverから取得されます。ステータスは次のいずれかです。これらのステータスの詳細については、VMwareのドキュメントを参照してください。

    • 正常

    • 警告

    • アラート

    • 監視対象外

    • 不明

  4. VMの横にある下矢印をクリックすると、コンピューティング、ネットワーク、ストレージの各レイヤー内のコンポーネントのトポロジーのサマリ ビューが表示されます。レイテンシの問題があるノードは強調表示されます。サマリ ビューには、コンポーネントのワースト レイテンシが表示されます。たとえば、VMに複数の仮想ディスクがある場合は、すべての仮想ディスクの中で最もレイテンシの高い仮想ディスクが表示されます。

  5. データストアの一定の期間のレイテンシとスループットを分析するには、データストア オブジェクト アイコンの上にある[Workload Analyzer]ボタンをクリックします。[ワークロード分析]ページが表示され、期間を選択してデータストアのパフォーマンス グラフを表示することができます。Workload Analyzerの詳細については、「Workload Analyzerを使用したワークロードのトラブルシューティング」を参照してください。

トポロジーの展開ビューの表示

VMのトポロジーの展開ビューでは、各コンポーネントにドリルダウンして個別に確認することができます。

手順
  1. トポロジーのサマリ ビューで[トポロジを展開]をクリックします。各コンポーネントの詳細なトポロジーが個別に表示され、各オブジェクトのレイテンシを確認できます。1つのカテゴリーに複数のノードがある場合(データストアやVMDKに複数のノードがある場合など)は、最もレイテンシの高いノードが赤で強調表示されます。

  2. 特定のオブジェクトのIOパスを確認するには、そのオブジェクトをクリックしてIOパスと対応するマッピングを確認します。たとえば、仮想ディスクのマッピングを確認するには、仮想ディスクをクリックして対応するVMDKへのマッピング(強調表示される)を確認します。これらのコンポーネントのパフォーマンスが低下した場合は、ONTAPからさらに多くのデータを収集して問題を解決することができます。

    VMDKについては指標は報告されません。トポロジーでは、VMDK名のみ表示され、指標は表示されません。

関連情報

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