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[使用済みパフォーマンス容量(内訳)]グラフを使用したフェイルオーバーの計画

[使用済みパフォーマンス容量(内訳)]グラフには、プライマリー ノードとパートナー ノードの使用済みパフォーマンス容量が表示されます。また、推定テイクオーバー ノードの空きパフォーマンス容量も表示されます。この情報から、パートナー ノードで障害が発生した場合にパフォーマンスの問題が生じる可能性があるかどうかを判断できます。

内訳グラフでは、ノードの使用済みパフォーマンス容量の合計に加えて、各ノードの値がユーザー プロトコルとバックグラウンド プロセスに分けて表示されます。

  • ユーザー プロトコルは、ユーザー アプリケーションとクラスタとの間のI/O処理です。

  • バックグラウンド プロセスは、ストレージ効率化、データ レプリケーション、およびシステム健全性に関連する内部システム プロセスです。

これらの詳細情報を確認することにより、パフォーマンスの問題の原因がユーザー アプリケーションのアクティビティとバックグラウンドのシステム プロセス(重複排除、RAIDの再構築、ディスク スクラビング、SnapMirrorコピーなど)のどちらにあるかを判断できます。

手順
  1. 推定テイクオーバー ノードとなるノードの[パフォーマンス / ノード フェイルオーバー プラン]ページに移動します。

  2. [期間]セレクタで、カウンタ グリッドとカウンタ グラフに過去の統計を表示する期間を選択します。

    カウンタ グラフにプライマリー ノード、パートナー ノード、推定テイクオーバー ノードの統計が表示されます。

  3. [グラフを選択]リストで、[使用済みパフォーマンス容量]を選択します。

  4. [使用済みパフォーマンス容量]グラフで、[内訳]を選択し、[ズーム ビュー]をクリックします。

    [使用済みパフォーマンス容量]の詳細グラフが表示されます。

    headroom advanced zoom chart
  5. 詳細グラフにカーソルを合わせて、ポップアップ ウィンドウに表示される使用済みパフォーマンス容量の情報を確認します。

    [空きパフォーマンス容量]の割合は、推定テイクオーバー ノードで使用可能なパフォーマンス容量です。これは、フェイルオーバー後にテイクオーバー ノードに残っているパフォーマンス容量を示します。0%の場合は、フェイルオーバーによってテイクオーバー ノードのレイテンシが許容できないレベルまで増加します。

  6. その場合、空きパフォーマンス容量の割合の低下を回避するための対処を検討します。

    ノードのメンテナンスのためにフェイルオーバーを予定している場合は、空きパフォーマンス容量の割合が0でない時間帯にパートナー ノードを停止するようにします。

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