Active IQ Unified Manager 9.14
[Storage VM / 健全性の詳細]ページ
[Storage VM / 健全性の詳細]ページでは、選択したStorage VMについて、健全性、容量、構成、データ ポリシー、論理インターフェイス(LIF)、LUN、qtree、ユーザー、ユーザー グループ クォータ、保護の詳細などの情報を表示できます。また、そのStorage VMに関連するオブジェクトやアラートに関する情報も表示できます。
監視できるのはデータStorage VMだけです。 |
コマンド ボタン
選択したStorage VMについて、各コマンド ボタンを使用して次のタスクを実行できます。
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パフォーマンス ビューに切り替え
[Storage VM / パフォーマンスの詳細]ページに移動できます。
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操作
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アラートの追加
選択したStorage VMにアラートを追加できます。
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アノテーションの適用
選択したStorage VMをアノテートできます。
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Storage VM を表示
[健全性:すべての Storage VM]ビューに移動できます。
[健全性]タブ
[健全性]タブには、ボリューム、アグリゲート、NAS LIF、SAN LIF、LUN、プロトコル、サービス、NFS共有、CIFS共有などのさまざまなオブジェクトのデータ可用性、データ容量、および保護の問題に関する詳細な情報が表示されます。
あるオブジェクトのグラフをクリックすると、同様のオブジェクトのリストを表示できます。たとえば、警告が表示されたボリューム容量のグラフをクリックすると、重大度が「警告」の容量の問題があるボリュームのリストが表示されます。
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可用性の問題
可用性の問題があるオブジェクトとないオブジェクト、および両方の合計数がグラフで表示されます。このグラフでは、問題が重大度レベル別に色分けされます。グラフの下には、Storage VM内のデータの可用性に影響を及ぼす可能性がある、またはすでに影響を及ぼしている問題について、その詳細が表示されます。たとえば、停止しているNAS LIFおよびSAN LIFやオフラインになっているボリュームの情報が表示されます。
現在実行中の関連するプロトコルやサービスに関する情報のほか、NFS共有やCIFS共有の数とステータスも確認できます。
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容量の問題
容量の問題があるオブジェクトとないオブジェクト、および両方の合計数がグラフで表示されます。このグラフでは、問題が重大度レベル別に色分けされます。グラフの下には、Storage VM内のデータの容量に影響を及ぼす可能性がある、またはすでに影響を及ぼしている問題について、その詳細が表示されます。たとえば、設定されたしきい値を超える可能性があるアグリゲートの情報が表示されます。
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保護の問題
Storage VMの保護関連の健全性について、保護の問題がある関係とない関係、および両方の合計数がダイアログ ボックスに表示されます。選択したStorage VMのStorage VM DR関係のステータスも確認できます。Storage VM DR関係のイベントが表示され、イベントをクリックするとイベントの詳細ページが表示されます。保護されていないボリュームがある場合は、リンクをクリックすると[健全性:すべてのボリューム]ビューに移動し、Storage VM上の保護されていないボリュームのリストが表示されます。このグラフでは、問題が重大度レベル別に色分けされます。グラフをクリックすると、[関係:すべての関係]ビューに移動し、該当する保護関係の詳細が表示されます。グラフの下には、Storage VM内のデータの保護に影響を及ぼす可能性がある、またはすでに影響を及ぼしている問題について、その詳細が表示されます。たとえば、Snapshotコピー リザーブがほぼフルのボリュームに関する情報や、SnapMirror関係の遅延の問題に関する情報が表示されます。
[容量]タブ
[容量]タブには、選択したSVMのデータ容量に関する詳細が表示されます。
FlexVolまたはFlexGroupボリュームを備えたStorage VMについては、次の情報が表示されます。
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容量
[容量]領域には、すべてのボリュームから割り当てられた容量について、使用済み容量と使用可能容量に関する詳細が表示されます。
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合計容量
Storage VMの合計容量が表示されます。
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使用済み
Storage VMに属するボリュームでデータに使用されているスペースが表示されます。
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保証あり - 利用可能
Storage VM内のボリュームで使用可能な保証済みのデータ用スペースが表示されます。
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保証なし
Storage VM内のシンプロビジョニング ボリュームに割り当てられているスペースのうち、データに使用可能な残りのスペースが表示されます。
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容量に問題があるボリューム
[容量に問題があるボリューム]リストには、容量の問題があるボリュームに関する詳細が表形式で表示されます。
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ステータス
ボリュームに、容量に関するなんらかの重大度の問題があることを示します。
ステータスにカーソルを合わせると、ボリュームに対して生成された容量関連のイベントに関する詳細を確認できます。
ボリュームのステータスが単一のイベントに基づく場合は、イベントの名前、イベントがトリガーされた日時、イベントが割り当てられている管理者の名前、イベントの原因などの情報が表示されます。[詳細を表示]ボタンを使用して、イベントに関する詳細を確認できます。
ボリュームのステータスが同じ重大度の複数のイベントに基づく場合は、上位の3つのイベントについて、イベントの名前、イベントがトリガーされた日時、イベントが割り当てられている管理者の名前などの情報が表示されます。イベント名をクリックすると、それらの各イベントの詳細を確認できます。また、[すべてのイベントを表示]リンクをクリックすると、生成されたイベントのリストを参照できます。
ボリュームには、重大度が同じまたは異なる容量関連のイベントが複数ある場合もあります。ただし、表示されるのは最も高い重大度だけです。たとえば、重大度が「エラー」と「警告」の2つのイベントがボリュームにある場合、表示される重大度は「エラー」だけです。
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ボリューム
ボリュームの名前が表示されます。
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使用済みデータ容量
ボリュームの容量の使用率(%)に関する情報がグラフで表示されます。
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フルまでの日数
ボリュームの容量がフルに達するまでの推定日数が表示されます。
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シンプロビジョニング
選択したボリュームにスペース ギャランティが設定されているかが表示されます。「はい」または「いいえ」のいずれかです。
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アグリゲート
FlexVolの場合は、ボリュームを含むアグリゲートの名前が表示されます。FlexGroupボリュームの場合は、FlexGroupで使用されているアグリゲートの数が表示されます。
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[設定]タブ
[設定]タブには、選択したStorage VMについて、所属するクラスタ、ルート ボリューム、含まれるボリュームのタイプ(FlexVol)、ポリシー、保護など、設定に関する詳細が表示されます。
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概要
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クラスタ
Storage VMが属するクラスタの名前が表示されます。
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使用できるボリューム タイプ
Storage VMで作成できるボリュームのタイプが表示されます。「FlexVol」または「FlexVol/FlexGroup」のいずれかです。
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ルート ボリューム
Storage VMのルート ボリュームの名前が表示されます。
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使用できるプロトコル
Storage VMで設定できるプロトコルのタイプが表示されます。プロトコルの状態が稼働()、停止()、または未設定()のいずれであるかも示されます。
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データ ネットワーク インターフェイス
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NAS
Storage VMに関連付けられているNASインターフェイスの数が表示されます。インターフェイスの状態が稼働()または停止()のいずれであるかも示されます。
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SAN
Storage VMに関連付けられているSANインターフェイスの数が表示されます。インターフェイスの状態が稼働()または停止()のいずれであるかも示されます。
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FC-NVMe
Storage VMに関連付けられているFC-NVMeインターフェイスの数が表示されます。インターフェイスの状態が稼働()または停止()のいずれであるかも示されます。
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管理ネットワーク インターフェイス
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可用性
Storage VMに関連付けられている管理インターフェイスの数が表示されます。管理インターフェイスの状態が稼働()または停止()のいずれであるかも示されます。
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ポリシー
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Snapshot
Storage VMで作成されたSnapshotポリシーの名前が表示されます。
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エクスポート ポリシー
エクスポート ポリシーが1つ作成されている場合はその名前が表示され、複数作成されている場合はその数が表示されます。
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保護
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Storage VM DR
選択したStorage VMが保護されているか、デスティネーションであるか、保護されていないかが表示され、Storage VMが保護されている場合はデスティネーションの名前が表示されます。選択したStorage VMがデスティネーションの場合、ソースStorage VMの詳細が表示されます。ファンアウトの場合は、Storage VMが保護されているデスティネーションStorage VMの合計数が表示されます。個数のリンクをクリックすると、ソースStorage VMに関係するStorage VM関係のリストが表示されます。
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保護されているボリューム
選択したStorage VMの全ボリュームのうち保護されているボリュームの数が表示されます。デスティネーションStorage VMを表示している場合は、選択したStorage VMのデスティネーション ボリュームの数が表示されます。
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保護されていないボリューム
選択したStorage VMの保護されていないボリュームの数が表示されます。
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サービス
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タイプ
Storage VMで設定されているサービスのタイプが表示されます。「Domain Name System (DNS)」または「Network Information Service (NIS)」のいずれかです。
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状態
サービスの状態が表示されます。稼働()、停止()、未設定 ()のいずれかです。
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ドメイン名
DNSサービスのDNSサーバーまたはNISサービスのNISサーバーの完全修飾ドメイン名(FQDN)が表示されます。NISサーバーが有効になっている場合は、アクティブなNISサーバーのFQDNが表示されます。NISサーバーが無効になっている場合は、すべてのFQDNのリストが表示されます。
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IP アドレス
DNSサーバーまたはNISサーバーのIPアドレスが表示されます。NISサーバーが有効になっている場合は、アクティブなNISサーバーのIPアドレスが表示されます。NISサーバーが無効になっている場合は、すべてのIPアドレスのリストが表示されます。
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[ネットワーク インターフェイス]タブ
[ネットワーク インターフェイス]タブには、選択したStorage VMに作成されているデータ ネットワーク インターフェイス(LIF)に関する詳細が表示されます。
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ネットワーク インターフェイス
選択したStorage VMに作成されているインターフェイスの名前が表示されます。
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動作ステータス
インターフェイスの動作ステータスが表示されます。稼働()、停止()、不明()のいずれかです。インターフェイスの動作ステータスは、物理ポートのステータスで決まります。
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管理ステータス
インターフェイスの管理ステータスが表示されます。稼働()、停止()、不明()のいずれかです。インターフェイスの管理ステータスは、設定への変更やメンテナンスを実施するために、ストレージ管理者が変更します。管理ステータスは、動作ステータスとは異なる場合があります。ただし、インターフェイスの管理ステータスが「停止」の場合、動作ステータスはデフォルトで「停止」になります。
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IP アドレス / WWPN
イーサネット インターフェイスのIPアドレスとFC LIFのWorld Wide Port Name(WWPN)が表示されます。
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プロトコル
インターフェイスに対して指定されているデータ プロトコル(CIFS、NFS、iSCSI、FC / FCoE、FC-NVMe、FlexCacheなど)のリストが表示されます。
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ロール
インターフェイスのロールが表示されます。「データ」または「管理」のいずれかです。
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ホーム ポート
インターフェイスが最初に関連付けられていた物理ポートが表示されます。
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現在のポート
インターフェイスが現在関連付けられている物理ポートが表示されます。インターフェイスが移行された場合、現在のポートがホーム ポートと同じでなくなることがあります。
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ポートセット
インターフェイスがマッピングされているポートセットが表示されます。
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フェイルオーバー ポリシー
インターフェイスに設定されているフェイルオーバー ポリシーが表示されます。NFSインターフェイス、CIFSインターフェイス、およびFlexCacheインターフェイスの場合、デフォルトのフェイルオーバー ポリシーは「次に使用可能」です。FCインターフェイスおよびiSCSIインターフェイスには、フェイルオーバー ポリシーは適用できません。
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ルーティング グループ
ルーティング グループの名前が表示されます。ルーティング グループの名前をクリックすると、ルートやデスティネーション ゲートウェイに関する詳細を確認できます。
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フェイルオーバー グループ
フェイルオーバー グループの名前が表示されます。
[qtree]タブ
[qtree]タブには、qtreeとそのクォータに関する詳細が表示されます。[しきい値の編集]ボタンをクリックすると、1つ以上のqtreeの容量についての健全性しきい値の設定を編集することができます。
[エクスポート]ボタンを使用して、監視しているすべてのqtreeの詳細を含むカンマ区切り値(.csv)ファイルを作成できます。CSVファイルにエクスポートしてqtreeのレポートを作成する際は、現在のStorage VM、現在のクラスタのすべてのStorage VM、データセンター内のすべてのクラスタのすべてのStorage VMのいずれを対象にするかを選択できます。エクスポートしたCSVファイルには、qtreeに関する追加のフィールドもいくつか表示されます。
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ステータス
qtreeの現在のステータスが表示されます。重大()、エラー()、警告()、標準()のいずれかです。
ステータス アイコンにカーソルを合わせると、qtreeに対して生成されたイベントに関する詳細を確認できます。
qtreeのステータスが単一のイベントに基づく場合は、イベントの名前、イベントがトリガーされた日時、イベントが割り当てられている管理者の名前、イベントの原因などの情報が表示されます。[詳細を表示]を使用して、イベントに関する詳細を確認できます。
qtreeのステータスが同じ重大度の複数のイベントに基づく場合は、上位の3つのイベントについて、イベントの名前、イベントがトリガーされた日時、イベントが割り当てられている管理者の名前などの情報が表示されます。イベント名をクリックすると、それらの各イベントの詳細を確認できます。また、[すべてのイベントを表示]を使用して、生成されたイベントのリストを参照できます。
qtreeには、重大度が同じまたは異なる容量関連のイベントが複数ある場合もあります。ただし、表示されるのは最も高い重大度だけです。たとえば、重大度が「エラー」と「警告」の2つのイベントがqtreeにある場合、表示される重大度は「エラー」だけです。
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qtree
qtreeの名前が表示されます。
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クラスタ
qtreeを含むクラスタの名前が表示されます。エクスポートしたCSVファイルにのみ表示されます。
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Storage Virtual Machine
qtreeを含むStorage Virtual Machine(SVM)の名前が表示されます。エクスポートしたCSVファイルにのみ表示されます。
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ボリューム
qtreeが含まれているボリュームの名前が表示されます。
ボリューム名にカーソルを合わせると、ボリュームに関する詳細を確認できます。
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クォータ セット
qtreeでクォータが有効になっているかを示します。
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クォータ タイプ
ユーザー、ユーザー グループ、またはqtreeのいずれのクォータであるかを示します。エクスポートしたCSVファイルにのみ表示されます。
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ユーザーまたはグループ
ユーザーまたはユーザー グループの名前が表示されます。ユーザーおよびユーザー グループごとに複数の行が表示されます。クォータのタイプがqtreeの場合やクォータが設定されていない場合は空になります。エクスポートしたCSVファイルにのみ表示されます。
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使用済みディスク(%)
ディスク スペースの使用率が表示されます。ディスクのハード リミットが設定されている場合は、そのハード リミットに基づく値です。ディスクのハード リミットなしでクォータが設定されている場合は、ボリュームのデータ スペースに基づきます。クォータが設定されていない場合やqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、グリッド ページには「
該当なし
」と表示され、CSVエクスポート データではフィールドが空白になります。 -
ドライブ ハード リミット
qtreeに対するドライブ スペースの最大割り当て容量が表示されます。この上限に達すると、Unified Managerで重大なイベントが生成され、ドライブへの書き込みがそれ以上許可されなくなります。ドライブのハード リミットなしでクォータが設定されている場合、クォータが設定されていない場合、またはqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、「
無制限
」と表示されます。 -
ドライブ ソフト リミット
qtreeに対するドライブ スペースの割り当て容量について、警告イベントを生成する容量が表示されます。ドライブのソフト リミットなしでクォータが設定されている場合、クォータが設定されていない場合、またはqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、「
無制限
」と表示されます。デフォルトでは、この列は表示されません。 -
ドライブしきい値
ドライブ スペースについて設定されているしきい値が表示されます。ドライブのしきい値の制限なしでクォータが設定されている場合、クォータが設定されていない場合、またはqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、「
無制限
」と表示されます。デフォルトでは、この列は表示されません。 -
使用済みファイル(%)
qtreeで使用されているファイルの割合が表示されます。ファイルのハード リミットが設定されている場合は、そのハード リミットに基づく値です。ファイルのハード リミットなしでクォータが設定されている場合は、値は表示されません。クォータが設定されていない場合やqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、グリッド ページには「
該当なし
」と表示され、CSVエクスポート データではフィールドが空白になります。 -
ファイル ハード リミット
qtreeに許可されるファイル数のハード リミットが表示されます。ファイルのハード リミットなしでクォータが設定されている場合、クォータが設定されていない場合、またはqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、「
無制限
」と表示されます。 -
ファイル ソフト リミット
qtreeに許可されるファイル数のソフト リミットが表示されます。ファイルのソフト リミットなしでクォータが設定されている場合、クォータが設定されていない場合、またはqtreeが属するボリュームでクォータがオフになっている場合は、「
無制限
」と表示されます。デフォルトでは、この列は表示されません。
[ユーザー クォータとグループ クォータ]タブ
選択したStorage VMに対するユーザーおよびユーザー グループのクォータに関する詳細が表示されます。クォータのステータス、ユーザーまたはユーザー グループの名前、ディスクおよびファイルのソフト リミットとハード リミット、使用されているディスク スペースとファイル数、ディスクのしきい値などの情報を確認できます。また、ユーザーやユーザー グループに関連付けられているEメール アドレスを変更することもできます。
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[E メール アドレスの編集]コマンド ボタン
[E メール アドレスの編集]ダイアログ ボックスが開き、選択したユーザーまたはユーザー グループの現在のEメール アドレスが表示されます。Eメール アドレスを変更することができます。[E メール アドレスの編集]フィールドを空白にした場合、選択したユーザーまたはユーザー グループのEメール アドレスがデフォルトのルールを使用して生成されます。
クォータが同じユーザーが複数存在する場合は、ユーザーの名前がカンマで区切って表示されます。また、デフォルトのルールを使用してEメール アドレスが生成されることはないため、通知を送信するにはEメール アドレスを指定する必要があります。
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[E メール ルールの設定]コマンド ボタン
Storage VMで設定されているユーザーまたはユーザー グループ クォータについて、Eメール アドレスを生成するルールを作成または変更できます。クォータに違反が発生すると、指定したEメール アドレスに通知が送信されます。
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ステータス
クォータの現在のステータスが表示されます。重大()、警告()、標準()のいずれかです。
ステータス アイコンにカーソルを合わせると、クォータに対して生成されたイベントに関する詳細を確認できます。
クォータのステータスが単一のイベントに基づく場合は、イベントの名前、イベントがトリガーされた日時、イベントが割り当てられている管理者の名前、イベントの原因などの情報が表示されます。[詳細を表示]を使用して、イベントに関する詳細を確認できます。
クォータのステータスが同じ重大度の複数のイベントに基づく場合は、上位の3つのイベントについて、イベントの名前、イベントがトリガーされた日時、イベントが割り当てられている管理者の名前などの情報が表示されます。イベント名をクリックすると、それらの各イベントの詳細を確認できます。また、[すべてのイベントを表示]を使用して、生成されたイベントのリストを参照できます。
クォータには、重大度が同じまたは異なる容量関連のイベントが複数ある場合もあります。ただし、表示されるのは最も高い重大度だけです。たとえば、重大度が「エラー」と「警告」の2つのイベントがクォータにある場合、表示される重大度は「エラー」です。
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ユーザーまたはグループ
ユーザーまたはユーザー グループの名前が表示されます。クォータが同じユーザーが複数存在する場合は、ユーザーの名前がカンマで区切って表示されます。
SecDのエラーによってONTAPから有効なユーザー名が提供されない場合は、「
不明
」と表示されます。 -
タイプ
ユーザーまたはユーザー グループのどちらのクォータであるかを示します。
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ボリュームまたは qtree
ユーザーまたはユーザー グループのクォータが指定されているボリュームまたはqtreeの名前が表示されます。
ボリュームまたはqtreeの名前にカーソルを合わせると、それらに関する詳細を確認できます。
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使用済みドライブ(%)
ドライブ スペースの使用率が表示されます。ドライブのハード リミットなしでクォータが設定されている場合は、「
該当なし
」と表示されます。 -
ドライブ ハード リミット
クォータに対するドライブ スペースの最大割り当て容量が表示されます。この上限に達すると、Unified Managerで重大なイベントが生成され、ドライブへの書き込みがそれ以上許可されなくなります。ドライブのハード リミットなしでクォータが設定されている場合は、「
無制限
」と表示されます。 -
ドライブ ソフト リミット
クォータに対するドライブ スペースの割り当て容量について、警告イベントを生成する容量が表示されます。ドライブのソフト リミットなしでクォータが設定されている場合は、「
無制限
」と表示されます。デフォルトでは、この列は表示されません。 -
ドライブしきい値
ドライブ スペースについて設定されているしきい値が表示されます。ドライブのしきい値の制限なしでクォータが設定されている場合は、「
無制限
」と表示されます。デフォルトでは、この列は表示されません。 -
使用済みファイル(%)
qtreeで使用されているファイルの割合が表示されます。ファイルのハード リミットなしでクォータが設定されている場合は、「
該当なし
」と表示されます。 -
ファイル ハード リミット
クォータに許可されるファイル数のハード リミットが表示されます。ファイルのハード リミットなしでクォータが設定されている場合は、「
無制限
」と表示されます。 -
ファイル ソフト リミット
クォータに許可されるファイル数のソフト リミットが表示されます。ファイルのソフト リミットなしでクォータが設定されている場合は、「
無制限
」と表示されます。デフォルトでは、この列は表示されません。 -
E メール アドレス
クォータに違反が発生した場合に通知が送信されるユーザーまたはユーザー グループのEメール アドレスが表示されます。
[NFS 共有]タブ
[NFS 共有]タブには、NFS共有について、ステータス、ボリューム(FlexGroupボリュームまたはFlexVol)に関連付けられたパス、NFS共有に対するクライアントのアクセス レベル、エクスポートされているボリュームに対して定義されているエクスポート ポリシーなどの情報が表示されます。NFS共有は、ボリュームがマウントされていない場合、またはボリュームのエクスポート ポリシーに関連付けられているプロトコルにNFS共有が含まれていない場合は表示されません。
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ステータス
NFS共有の現在のステータスが表示されます。エラー()または標準()のいずれかです。
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ジャンクション パス
ボリュームがマウントされているパスが表示されます。qtreeに明示的なNFSエクスポート ポリシーが適用されている場合、qtreeにアクセスできるボリュームのパスが表示されます。
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ジャンクション パスがアクティブ
マウントされたボリュームにアクセスするパスがアクティブであるか非アクティブであるかが表示されます。
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ボリュームまたは qtree
NFSエクスポート ポリシーが適用されているボリュームまたはqtreeの名前が表示されます。NFSエクスポート ポリシーがボリューム内のqtreeに適用されている場合は、ボリュームとqtreeの両方の名前が表示されます。
リンクをクリックすると、オブジェクトに関する詳細を対応する詳細ページで確認できます。オブジェクトがqtreeの場合、qtreeとボリュームの両方のリンクが表示されます。
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ボリュームの状態
エクスポートされるボリュームの状態が表示されます。「オフライン」、「オンライン」、「制限」、「混在」のいずれかです。
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オフライン
ボリュームへの読み取り / 書き込みアクセスが許可されていません。
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オンライン
ボリュームへの読み取り / 書き込みアクセスが許可されています。
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制限
パリティの再構築などの一部の処理は許可されますが、データ アクセスは許可されません。
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混在
FlexGroupボリュームに状態の異なる構成が混在しています。
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セキュリティ形式
エクスポートされているボリュームのアクセス権限が表示されます。セキュリティ形式は、UNIX、Unified、NTFS、混在のいずれかです。
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UNIX(NFSクライアント)
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにUNIX権限が設定されています。
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Unified
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにunifiedセキュリティ形式が設定されています。
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NTFS(CIFSクライアント)
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにWindows NTFS権限が設定されています。
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混在
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにUNIX権限またはWindows NTFS権限のどちらかを設定できます。
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UNIX 権限
エクスポートされているボリュームに設定されたUNIX権限ビット(8進数の文字列)が表示されます。UNIX形式の権限ビットと同様の形式です。
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エクスポート ポリシー
エクスポートされているボリュームのアクセス権限を定義するルールが表示されます。リンクをクリックすると、エクスポート ポリシーに関連付けられているルールについて、認証プロトコルやアクセス権限などの詳細を確認できます。
[SMB 共有]タブ
選択したStorage VMにあるSMB共有に関する情報が表示されます。SMB共有のステータス、共有名、Storage VMに関連付けられているパス、共有のジャンクション パスのステータス、コンテナ オブジェクト、コンテナ ボリュームのステータス、共有のセキュリティのデータ、共有に対して定義されているエクスポート ポリシーなどの情報を参照できます。SMB共有に相当するNFSパスが存在するかも確認できます。
[SMB 共有]タブにはフォルダー内の共有は表示されません。 |
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[ユーザー マッピングを表示]コマンド ボタン
[ユーザー マッピング]ダイアログ ボックスが開きます。
Storage VMのユーザー マッピングの詳細を確認することができます。
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[ACL を表示]コマンド ボタン
共有の[アクセス制御]ダイアログ ボックスが開きます。
選択した共有のユーザーおよび権限の詳細を確認することができます。
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ステータス
共有の現在のステータスが表示されます。標準()またはエラー()のいずれかです。
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共有名
SMB共有の名前が表示されます。
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パス
共有が作成されているジャンクション パスが表示されます。
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ジャンクション パスがアクティブ
共有にアクセスするパスがアクティブであるか非アクティブであるかが表示されます。
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コンテナ オブジェクト
共有が属するコンテナ オブジェクトの名前が表示されます。コンテナ オブジェクトは、ボリュームまたはqtreeのいずれかです。
リンクをクリックすると、コンテナ オブジェクトに関する詳細を対応する[詳細]ページで確認できます。コンテナ オブジェクトがqtreeの場合、qtreeとボリュームの両方のリンクが表示されます。
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ボリュームの状態
エクスポートされるボリュームの状態が表示されます。「オフライン」、「オンライン」、「制限」、「混在」のいずれかです。
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オフライン
ボリュームへの読み取り / 書き込みアクセスが許可されていません。
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オンライン
ボリュームへの読み取り / 書き込みアクセスが許可されています。
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制限
パリティの再構築などの一部の処理は許可されますが、データ アクセスは許可されません。
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混在
FlexGroupボリュームに状態の異なる構成が混在しています。
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セキュリティ
エクスポートされているボリュームのアクセス権限が表示されます。セキュリティ形式は、UNIX、Unified、NTFS、混在のいずれかです。
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UNIX(NFSクライアント)
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにUNIX権限が設定されています。
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Unified
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにunifiedセキュリティ形式が設定されています。
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NTFS(CIFSクライアント)
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにWindows NTFS権限が設定されています。
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混在
ボリューム内のファイルおよびディレクトリーにUNIX権限またはWindows NTFS権限のどちらかを設定できます。
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エクスポート ポリシー
共有に適用されているエクスポート ポリシーの名前が表示されます。Storage VMにエクスポート ポリシーが指定されていない場合は、「無効」と表示されます。
リンクをクリックすると、エクスポート ポリシーに関連付けられているルールについて、アクセス プロトコルや権限などの詳細を確認できます。このリンクは、選択したStorage VMでエクスポート ポリシーが無効になっている場合は無効になります。
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NFS の同等機能
共有にNFSと同等の機能があるかを示します。
[SAN]タブ
選択したStorage VMのLUN、イニシエータ グループ、およびイニシエータに関する詳細が表示されます。デフォルトでは[LUN]ビューが表示されます。イニシエータ グループの詳細は[イニシエータ グループ]タブ、イニシエータの詳細は[イニシエータ]タブで確認できます。
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[LUN]タブ
選択したStorage VMに属するLUNに関する詳細が表示されます。LUNの名前、LUNの状態(オンラインまたはオフライン)、LUNが含まれているファイルシステム(ボリュームまたはqtree)の名前、ホスト オペレーティング システムのタイプ、LUNの合計データ容量とシリアル番号などの情報を参照できます。[LUN のパフォーマンス]列に[LUN / パフォーマンスの詳細]ページへのリンクが表示されます。
LUNでシンプロビジョニングが有効になっているかや、LUNがイニシエータ グループにマッピングされているかも確認できます。イニシエータにマッピングされている場合は、選択したLUNにマッピングされているイニシエータ グループとイニシエータを確認できます。
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[イニシエータ グループ]タブ
イニシエータ グループに関する詳細が表示されます。イニシエータ グループの名前、アクセス状態、グループのすべてのイニシエータで使用されているホスト オペレーティング システムのタイプ、サポートされるプロトコルなどの情報を参照できます。アクセス状態の列のリンクをクリックすると、イニシエータ グループの現在のアクセス状態を確認できます。
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標準
イニシエータ グループは複数のアクセス パスに接続されています。
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シングル パス
イニシエータ グループは単一のアクセス パスに接続されています。
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パスなし
イニシエータ グループにアクセス パスが接続されていません。
イニシエータ グループがすべてのインターフェイスにマッピングされているか、ポートセットを介して特定のインターフェイスにマッピングされているかを確認することができます。[マッピングされたインターフェイス]列の個数のリンクをクリックすると、すべてのインターフェイスまたはポートセットの特定のインターフェイスのどちらかが表示されます。ターゲット ポータルを介してマッピングされているインターフェイスは表示されません。イニシエータ グループにマッピングされているイニシエータとLUNの合計数が表示されます。 選択したイニシエータ グループにマッピングされているLUNとイニシエータも確認できます。
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[イニシエータ]タブ
選択したStorage VMのイニシエータの名前とタイプ、およびそのイニシエータにマッピングされているイニシエータ グループの合計数が表示されます。
選択したイニシエータ グループにマッピングされているイニシエータ グループ。
[関連するアノテーション]ペイン
[関連するアノテーション]ペインでは、選択したStorage VMに関連付けられているアノテーションの詳細を確認できます。これには、Storage VMに適用されるアノテーションの名前と値などの情報が含まれます。[関連するアノテーション]ペインから、手動のアノテーションを削除することもできます。
[関連デバイス]ペイン
[関連デバイス]ペインでは、Storage VMに関連するクラスタ、アグリゲート、およびボリュームを確認できます。
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クラスタ
Storage VMが属するクラスタの健全性ステータスが表示されます。
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アグリゲート
選択したStorage VMに属するアグリゲートの数が表示されます。最も高い重大度レベルに基づいて、アグリゲートの健全性ステータスも表示されます。たとえば、Storage VMに10個のアグリゲートがある場合、そのうちの5つのステータスが「警告」で、残りの5つが「重大」であれば、ステータスは「重大」と表示されます。
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割り当て済みアグリゲート
Storage VMに割り当てられているアグリゲートの数が表示されます。最も高い重大度レベルに基づいて、アグリゲートの健全性ステータスも表示されます。
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ボリューム
選択したStorage VMに属するボリュームの数と容量が表示されます。最も高い重大度レベルに基づいて、ボリュームの健全性ステータスも表示されます。Storage VMにFlexGroupボリュームがある場合は、FlexGroupの数も含まれます。FlexGroup構成は含まれません。
[関連するグループ]ペイン
[関連するグループ]ペインでは、選択したStorage VMに関連付けられているグループのリストを確認できます。
[関連するアラート]ペイン
[関連するアラート]ペインでは、選択したStorage VMに対して作成されたアラートのリストを確認できます。[アラートの追加]リンクをクリックしてアラートを追加したり、アラート名をクリックして既存のアラートを編集したりすることもできます。