Active IQ Unified Manager 9.13

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カスタム ユーザーのホーム ディレクトリーとumadminのパスワードの作成

Unified Managerをインストールする前に、カスタムのホーム ディレクトリーを作成し、umadminユーザーのパスワードを独自に定義できます。このタスクはオプションですが、サイトによってはUnified Managerのデフォルトのインストール設定とは異なる設定が必要になることがあります。

要件

  • システムが「ハードウェア システムの要件」に記載された要件を満たしている必要があります。

  • Red Hat Enterprise LinuxまたはCentOSのシステムにrootユーザーとしてログインできる必要があります。

Unified Managerのインストール時、デフォルト設定では次のタスクが実行されます。

  • umadminユーザーが作成され、/home/umadminがホーム ディレクトリーに設定されます。

  • umadminユーザーにデフォルトのパスワード「admin」が割り当てられます。

/homeへのアクセスが制限されている一部のインストール環境では、インストールが失敗します。この場合、ホーム ディレクトリーを別の場所に作成する必要があります。また、サイトによっては、パスワードの複雑さに関するルールが設定されている場合や、インストール プログラムではなくローカルの管理者が設定したパスワードが必要な場合があります。

インストール環境でデフォルトのインストール設定とは異なる設定が必要な場合は、以下の手順に従って、カスタムのホーム ディレクトリーを作成し、umadminユーザーのパスワードを定義します。

インストール前にこの情報を定義しておけば、インストール スクリプトで設定が検出され、定義した値がデフォルトのインストール設定の代わりに使用されます。

また、Unified Managerのデフォルトのインストールでは、/etc/sudoers.d/ディレクトリーのsudoersファイル(ocum_sudoersocie_sudoers)にumadminユーザーが追加されています。セキュリティ ポリシーや一部のセキュリティ監視ツールに従ってこの項目を環境から削除した場合は、再度追加する必要があります。Unified Managerの一部の処理ではsudo権限が必要なため、sudoersの設定を維持する必要があります。

環境内のセキュリティ ポリシーでは、Unified Managerメンテナンス ユーザーのsudo権限を制限しないでください。sudo権限が制限されている場合、一部のUnified Manager処理が失敗することがあります。インストールの完了後にumadminユーザーとしてログインして、次のsudoコマンドを実行できることを確認します。

sudo systemctl status ocie

エラーが発生せずにocieサービスの適切なステータスが返されれば問題ありません。

手順
  1. サーバーにrootユーザーとしてログインします。

  2. maintenance」というumadminグループ アカウントを作成します。

    groupadd maintenance

  3. 任意のホーム ディレクトリーを指定して、maintenanceグループに「umadmin」ユーザー アカウントを作成します。

    adduser --home <home_directory\> -g maintenance umadmin

  4. umadminのパスワードを定義します。

    passwd umadmin

    umadminユーザーの新しいパスワードの文字列を入力するように求められます。

Unified Managerのインストールが完了したら、umadminユーザーのログイン シェルを指定する必要があります。

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