Active IQ Unified Manager 9.13

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ワークロードの概要

ワークロードとは、ボリュームやLUNなどのストレージ オブジェクトの入出力(I/O)処理のことです。ストレージのプロビジョニング方法は、想定されるワークロード要件に基づいています。Active IQ Unified Managerは、ストレージ オブジェクトとの間にトラフィックが発生した時点でワークロードの統計情報の追跡を開始します。たとえば、ユーザーがデータベースまたはEメール アプリケーションの使用を開始した時点で、ワークロードのIOPSとレイテンシを取得できるようになります。

[ワークロード]ページには、Unified Managerで管理されているONTAPクラスタのストレージ ワークロードの概要が表示されます。このページには、パフォーマンス サービス レベルに準拠したストレージ ワークロードと準拠しないストレージ ワークロードに関して、その履歴情報が一目でわかるように表示されます。また、データセンター内のクラスタの合計容量、使用可能容量、使用済み容量、およびパフォーマンス(IOPS)を評価することもできます。

非準拠、利用不可、またはパフォーマンス サービス レベルで管理されていないストレージ ワークロード数を調べ、それらが準拠条件を満たし、推奨される使用済み容量、IOPSが確保されるために必要な操作を実行することを推奨します。

[ワークロード]ページには次の2つのセクションがあります。

  • ワークロードの概要:Unified Managerで管理されているONTAPクラスタ上のストレージ ワークロード数を表示します。

  • データセンターの概要:データセンター内のストレージ ワークロードの容量とIOPSを表示します。関連するデータは、データセンター レベルおよび個別に表示されます。

[ワークロードの概要]セクション

[ワークロードの概要]セクションには、ストレージ ワークロードの履歴情報が一目でわかるように表示されます。ストレージ ワークロードのステータスは、パフォーマンス サービス レベルの割り当て状況に基づいて表示されます。

  • 割り当て済み:パフォーマンス サービス レベルが割り当てられているストレージ ワークロードについては、次のステータスが報告されます。

    • 準拠:ストレージ ワークロードのパフォーマンスは、割り当てられているパフォーマンス サービス レベルに基づいています。関連するパフォーマンス サービス レベルに定義されているレイテンシのしきい値内に収まっているストレージ ワークロードは、「準拠」とみなされます。準拠しているワークロードは青で表示されます。

    • 非準拠:関連するパフォーマンス サービス レベルに定義されているレイテンシのしきい値を超えているストレージ ワークロードは、「非準拠」とみなされます。非準拠のワークロードはオレンジで表示されます。

    • 利用不可:ストレージ ワークロードがオフラインの場合、または対応するクラスタに到達できないストレージ ワークロードは「利用不可」とみなされます。利用不可のワークロードは赤で表示されます。

  • 割り当てなし:パフォーマンス サービス レベルが割り当てられていないストレージ ワークロードは、「割り当てなし」と報告されます。情報アイコンにその数が表示されます。

合計ワークロード数は、割り当て済みのワークロードと割り当てなしのワークロードの合計です。

このセクションに表示されるワークロードの総数をクリックすると、該当するワークロードが[ワークロード]ページに表示されます。

[パフォーマンス サービス レベル別の準拠]サブセクションには、次の利用可能なストレージ ワークロードの総数が表示されます。

  • 各タイプのパフォーマンス サービス レベルに準拠している

  • パフォーマンス サービス レベルが割り当てられているが推奨のものと一致していない

[データセンターの概要]セクション

[データセンターの概要]セクションには、データセンター内のすべてのクラスタの使用可能容量と使用済み容量、およびIOPSが図で示されます。このデータを使用して、ストレージ ワークロードの容量とIOPSを管理します。このセクションには、すべてのクラスタのストレージ ワークロードに関する次の情報も表示されます。

  • データセンター内のすべてのクラスタの合計容量、使用可能容量、使用済み容量

  • データセンター内のすべてのクラスタの合計IOPS、使用可能IOPS、使用済みIOPS

  • 各パフォーマンス サービス レベルに基づく使用可能容量と使用済み容量

  • 各パフォーマンス サービス レベルに基づく使用可能IOPSと使用済みIOPS

  • パフォーマンス サービス レベルが割り当てられていないワークロードで使用されている合計スペースと合計IOPS

パフォーマンス サービス レベルに基づくデータセンターの容量とパフォーマンスの計算

使用済み容量と使用済みIOPSは、クラスタ内のすべてのストレージ ワークロードの総使用済み容量とパフォーマンスに関して取得されます。

使用可能IOPSは、ノードでの想定レイテンシと推奨されるパフォーマンス サービス レベルに基づいて計算されます。これには、想定レイテンシがノード独自の想定レイテンシ以下であるすべてのパフォーマンス サービス レベルの使用可能IOPSが含まれます。

使用可能容量は、アグリゲートでの想定レイテンシと推奨されるパフォーマンス サービス レベルに基づいて計算されます。これには、想定レイテンシがアグリゲート独自の想定レイテンシ以下であるすべてのパフォーマンス サービス レベルの使用可能容量が含まれます。

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