Active IQ Unified Manager 9.14
[関係:すべての関係]ビュー
[関係:すべての関係]ビューには、ストレージ システム上の保護関係に関する情報が表示されます。
デフォルトでは、[関係]ページにアクセスすると表示されるレポートには、ボリュームとStorage VMの両方の最上位の保護関係が含まれます。ページ上部にあるオプションを使用すると、特定のビューを選択したり、特定のオブジェクトを検索したり、フィルターを作成および適用して表示されたデータのリストを絞り込んだりすることができます。また、ページ上の列を追加 / 削除 / 順序変更したり、ページ上のデータを.csv、.pdf、.xlsxファイルにエクスポートしたりすることができます。カスタマイズしたページをカスタム ビューとして保存し、データのレポートを定期的に生成してEメールで送信するようにスケジュール設定できます。デフォルトでは、[関係]メニューを選択すると表示されるレポートには、データセンター内のボリュームとStorage VMの両方の保護関係が含まれます。[フィルタ]オプションを使用すると、選択したストレージ システムのみ(例:ボリュームのみ、Storage VMのみ)を表示できます。同じレポートが[ストレージ]ページに表示されますが、選択したストレージの情報だけが含まれます。ボリュームまたはStorage VMどちらか一方の関係を表示するには、[ストレージ] > [ボリューム] > [関係:すべての関係]ページまたは[保護] > [関係] > [関係:すべての関係]にアクセスし、[フィルタ]の[関係のオブジェクト タイプ]オプションを使用してボリュームまたはStorage VMのデータだけを非表示にできます。
[関係]ページにはすべての保護関係がリストされ、デスティネーション クラスタに対して[ONTAP System Managerで表示]リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ONTAP System Managerで同じオブジェクトを表示できます。
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ステータス
保護関係の現在のステータスが表示されます。
ステータスは、エラー()、警告()、OK()のいずれかです。
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ソース Storage VM
ソースSVMの名前が表示されます。SVM名をクリックすると、ソースSVMの詳細が表示されます。
クラスタ内のSVMがUnified Managerインベントリにまだ追加されていない場合、またはクラスタの前回の更新後に作成された場合、このフィールドは空になります。SVMの存在を確認するか、またはクラスタで再検出を実行してリソースのリストを更新する必要があります。
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ソース
選択内容に基づいて、保護されているソース ボリュームまたはソースStorage VMが表示されます。ソース ボリュームまたはStorage VMの名前をクリックすると、それらの詳細を表示できます。
「リソース キー未検出」というメッセージが表示される場合は、クラスタに存在するボリュームがUnified Managerインベントリにまだ追加されていないか、またはクラスタの前回の更新後にボリュームが作成された可能性があります。ボリュームの存在を確認するか、またはクラスタで再検出を実行してリソースのリストを更新する必要があります。
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デスティネーション Storage VM
デスティネーションSVMの名前が表示されます。SVM名をクリックすると、デスティネーションSVMの詳細が表示されます。
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デスティネーション
選択内容に基づいて、デスティネーション ボリュームまたはStorage VMの名前が表示されます。デスティネーション ボリュームまたはStorage VMの名前をクリックすると、それぞれのオブジェクトの詳細を表示できます。
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関係のオブジェクト タイプ
関係で使用されているオブジェクトのタイプ(Storage VM、ボリューム、整合性グループなど)が表示されます。整合性グループ関係にあるオブジェクトの場合、関係のソースとデスティネーションに整合性グループが表示され、クリックすると[LUN]ページに移動して関係を確認できます。
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ポリシー
SnapMirror関係の保護ポリシーの名前が表示されます。ポリシーの名前をクリックすると、そのポリシーに関連付けられた詳細について次の情報を確認できます。
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転送の優先順位
非同期操作の転送を実行する優先度を指定します。転送の優先順位は[標準]または[低]です。優先度が[標準]の転送は、優先度が[低]の転送よりも先に実行されます。デフォルトは[標準]です。
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アクセス時間を無視
SnapVault関係にのみ適用されます。アクセス時間だけが変更されたファイルを差分転送で無視するかを指定します。値はTrueまたはFalseのいずれかです。デフォルトはFalseです。
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関係が同期されていない場合
同期関係を同期できない場合にONTAPで実行する処理を指定します。StrictSync関係の場合、セカンダリー ボリュームとの同期に失敗すると、プライマリー ボリュームへのアクセスが制限されます。Sync関係の場合、セカンダリーとの同期に失敗しても、プライマリーへのアクセスは制限されません。
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最大試行回数
SnapMirror関係の手動またはスケジュールされた各転送を試行する最大回数を指定します。デフォルトは8です。
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コメント
選択したポリシーに関するコメントを示すテキスト フィールドが表示されます。
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SnapMirror ラベル
Snapshotコピー ポリシーに関連付けられている最初のスケジュールのSnapMirrorラベルを指定します。SnapMirrorラベルは、SnapshotコピーをSnapVaultデスティネーションにバックアップするときに、SnapVaultサブシステムによって使用されます。
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保持設定
バックアップを保持する期間を、バックアップの時刻または数で指定します。
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実際の Snapshot コピー
このボリューム上の、指定したラベルと一致するSnapshotコピーの数を指定します。
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Snapshot コピーを保持
ポリシーの上限に達した場合でも自動的に削除されないSnapVault Snapshotコピーの数を指定します。値はTrueまたはFalseのいずれかです。デフォルトはFalseです。
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保持の警告のしきい値
Snapshotコピー数の制限を指定します。この数に達すると、保持数の上限に近づいていることを通知する警告が送信されます。
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遅延時間
ミラーのデータがソースより遅延している時間が表示されます。
遅延時間は、StrictSync関係については0またはそれに近い値になります。
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遅延ステータス
管理対象の関係の遅延ステータスと、スケジュールが関連付けられている管理対象外の関係の遅延ステータスが表示されます。遅延ステータスは次のいずれかになります。
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エラー
遅延時間が遅延エラーしきい値と同じか、それを上回っています。
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警告
遅延時間が遅延警告しきい値と同じか、それを上回っています。
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OK
遅延時間が正常範囲内です。
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該当なし
同期関係については、スケジュールを設定できないため、遅延ステータスは適用されません。
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前回の更新成功日時
SnapMirrorまたはSnapVaultの処理に最後に成功した時刻が表示されます。
同期関係については、前回の更新成功日時は適用されません。
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構成の関係
選択したオブジェクトにボリュームが含まれているかが表示されます。
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関係タイプ
ボリュームを複製するために使用される関係タイプが表示されます。次の関係タイプがあります。
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非同期ミラー
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非同期バックアップ
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非同期ミラー バックアップ
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StrictSync
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同期
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転送ステータス
保護関係の転送ステータスが表示されます。転送ステータスは、次のいずれかです。
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中止中
SnapMirror転送が有効になっていますが、転送を中止する処理(チェックポイントの削除など)を実行中です。
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確認中
デスティネーション ボリュームの診断チェックを実行中で、実行中の転送はありません。
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最終処理中
SnapMirror転送が有効になっています。現在SnapVault増分転送の転送後のフェーズです。
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アイドル
転送が有効になっていますが、実行中の転送はありません。
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同期
同期関係にある2つのボリュームのデータが同期されています。
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非同期
デスティネーション ボリュームのデータがソース ボリュームと同期されていません。
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準備中
SnapMirror転送が有効になっています。現在SnapVault増分転送の転送前のフェーズです。
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キューに格納
SnapMirror転送が有効になっています。実行中の転送はありません。
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休止
SnapMirror転送が無効になっています。転送中ではありません。
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休止中
SnapMirror転送を実行中です。増分転送が無効になっています。
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転送中
SnapMirror転送が有効になっており、転送を実行中です。
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移行中
ソース ボリュームからデスティネーション ボリュームへの非同期のデータ転送が完了し、同期処理への移行が開始されています。
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待機中
SnapMirror転送は開始されていますが、一部の関連タスクのキュー登録を待っています。
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前回の転送時間
前回のデータ転送が完了するまでの時間が表示されます。
StrictSync関係については、転送が同時に行われるため、転送時間は適用されません。
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前回の転送サイズ
前回のデータ転送のサイズがバイト単位で表示されます。
StrictSync関係については、転送サイズは適用されません。
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Mediator
Mediatorのステータスが表示されます。
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該当なし
クラスタでSnapMirror Business Continuityがサポートされていません。
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未設定
Mediatorが設定されていないか、設定されているがUnified Managerにデスティネーション クラスタのみが追加されていてソース クラスタが追加されていません。
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Mediatorの IP アドレス
Mediatorが設定されていて、ソースとデスティネーションの両方のクラスタがUnified Managerに追加されている場合に表示されます。
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状態
SnapMirror関係またはSnapVault関係の状態が表示されます。「未初期化」、「SnapMirror 済み」、「切断」のいずれかです。ソース ボリュームを選択した場合は、関係の状態は適用されず表示されません。
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関係の健全性
クラスタの関係の健全性が表示されます。
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健全でない理由
関係が健全な状態でない理由が表示されます。
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転送の優先順位
転送を実行する優先度が表示されます。転送の優先順位は[標準]または[低]です。優先度が[標準]の転送は、優先度が[低]の転送よりも先に実行されます。
同期関係については、すべての転送が同じ優先度で扱われるため、転送の優先度は適用されません。
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スケジュール
関係に割り当てられている保護スケジュールの名前が表示されます。
同期関係については、スケジュールは適用されません。
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バージョンに依存しないレプリケーション
「はい」、「はい(バックアップ オプションあり)」、「なし」のいずれかが表示されます。
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ソース クラスタ
SnapMirror関係のソース クラスタのFQDN、短縮名、またはIPアドレスが表示されます。
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ソース クラスタ FQDN
SnapMirror関係のソース クラスタの名前が表示されます。
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ソース ノード
ボリュームの場合はSnapMirror関係のソース ノード名のリンクが、Storage VMまたは整合性グループの場合はSnapMirror関係のノード数のリンクが表示されます。
カスタム ビューでノード名のリンクをクリックすると、SM-BC関係に属する整合性グループのボリュームについて、ストレージ オブジェクトの保護を表示および拡張できます。
ノード数リンクをクリックすると、該当する関係に関連付けられているノードをリストするノード ページが表示されます。ノード数が0の場合、関係に関連付けられているノードがないため値は表示されません。
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デスティネーション ノード
ボリュームのSnapMirror関係のデスティネーション ノード名のリンクの名前が表示されます。オブジェクトがStorage VMまたは整合性グループの場合は、SnapMirror関係のノード数のリンクが表示されます。
ノード数リンクをクリックすると、該当する関係に関連付けられているノードをリストするノード ページが表示されます。ノード数が0の場合、関係に関連付けられているノードがないため値は表示されません。
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デスティネーション クラスタ
SnapMirror関係のデスティネーション クラスタの名前が表示されます。
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デスティネーション クラスタ FQDN
SnapMirror関係のデスティネーション クラスタのFQDN、短縮名、またはIPアドレスが表示されます。
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保護方法
さまざまな関係が表示されます。この列には、クラスタおよびStorage Virtual Machineのボリュームと整合性グループの関係が次の順序で表示されます。
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SnapMirror
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Storage VM DR
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SnapMirror、Storage VM DR
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整合性グループ
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SnapMirror、整合性グループ
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関連情報
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[関係:MetroCluster]ビューについては、「MetroCluster構成の監視」を参照してください。
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[関係:過去 1 カ月の転送ステータス]ビューについては、「[関係:過去 1 カ月の転送ステータス]ビュー」を参照してください。
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[関係:過去 1 カ月の転送速度]ビューについては、「[関係:過去 1 カ月の転送速度]ビュー」を参照してください。