Active IQ Unified Manager 9.13

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Linuxホストのデータ ディレクトリーへのスペースの追加

Linuxホストを最初にセットアップした時点でUnified Managerをサポートするための十分なディスク スペースを/opt/netapp/dataディレクトリーに割り当てていなかった場合は、Unified Managerのインストール後に/opt/netapp/dataディレクトリーのディスク スペースを増やして拡張することができます。

要件

Unified ManagerがインストールされているRed Hat Enterprise LinuxマシンまたはCentOS Linuxマシンへのrootユーザー アクセスが必要です。

データ ディレクトリーのサイズを拡張する前にUnified Managerデータベースをバックアップすることを推奨します。

手順
  1. ドライブ スペースを追加するLinuxマシンにrootユーザーとしてログインします。

  2. Unified Managerサービスと関連するMySQLソフトウェアを次の順序で停止します。systemctl stop ocieau ocie mysqld

  3. 現在の/opt/netapp/dataディレクトリーのデータを格納できる十分なディスク スペースがある一時バックアップ フォルダー(例:/backup-data)を作成します。

  4. 既存の/opt/netapp/dataディレクトリーの内容と権限の設定をバックアップ データ ディレクトリーにコピーします。

    cp -arp /opt/netapp/data/* /backup-data

  5. SE Linuxが有効になっている場合は、次の手順を実行します。

    1. 既存の/opt/netapp/dataフォルダーにあるフォルダーに対するSE Linuxタイプを取得します。

      se_type=`ls -Z /opt/netapp/data| awk '{print $4}'| awk -F: '{print $3}'| head -1

      次のような情報が返されます。

      echo $se_type
      mysqld_db_t
    2. chconコマンドを実行して、バックアップ ディレクトリーに対してSE Linuxタイプを設定します。

      chcon -R --type=mysqld_db_t /backup-data

  6. /opt/netapp/dataディレクトリーの内容を削除します。

    1. cd /opt/netapp/data

    2. rm -rf *

  7. LVMのコマンドを使用するかドライブを追加して、/opt/netapp/dataディレクトリーのサイズを150GB以上に拡張します。

    ディスクから/opt/netapp/dataを作成した場合は、/opt/netapp/dataをNFS共有またはCIFS共有としてマウントしないでください。マウントした場合、ドライブ スペースを拡張しようとしたときに一部のLVMコマンド(resizeextendなど)が想定どおりに機能しないことがあります。

  8. /opt/netapp/dataディレクトリーの所有者(mysql)とグループ(root)が変更されていないことを確認します。

    ls -ltr /opt/netapp/ | grep data

    次のような情報が返されます。

    drwxr-xr-x.  17 mysql root  4096 Aug 28 13:08 data
  9. SE Linuxが有効になっている場合は、/opt/netapp/dataディレクトリーのコンテキストがmysqld_db_tに設定されたままであることを確認します。

    1. touch /opt/netapp/data/abc

    2. ls -Z /opt/netapp/data/abc

      次のような情報が返されます。

      -rw-r--r--. root root unconfined_u:object_r:mysqld_db_t:s0 /opt/netapp/data/abc
  10. abcファイルを削除して、この無駄なファイルがデータベース エラーの原因にならないようにします。

  11. 拡張した/opt/netapp/dataディレクトリーにbackup-dataの内容をコピーします。

    cp -arp /backup-data/* /opt/netapp/data/

  12. SE Linuxが有効になっている場合は、次のコマンドを実行します。

    chcon -R --type=mysqld_db_t /opt/netapp/data

  13. MySQLサービスを開始します。

    systemctl start mysqld

  14. MySQLサービスが開始されたら、ocieサービスとocieauサービスを次の順序で開始します。

    systemctl start ocie ocieau

  15. すべてのサービスが開始されたら、バックアップ フォルダー/backup-dataを削除します。

    rm -rf /backup-data

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