Active IQ Unified Manager 9.13

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Unified Managerインストールおよびセットアップ ガイド

Unified Managerは、Red Hat Enterprise LinuxまたはCentOSの物理プラットフォームまたは仮想プラットフォームにインストールできます。

要件

  • Unified Managerをインストールするシステムがシステムおよびソフトウェアの要件を満たしている必要があります。

    ハードウェア システムの要件」を参照してください。

    Linuxソフトウェアとインストールの要件」を参照してください。

  • Unified Managerの.zipファイルを富士通ダウンロード サイトからターゲット システムにダウンロードしておく必要があります。

  • ダウンロードした.zipファイルの整合性を検証しておく必要があります。

  • サポートされているWebブラウザーが必要です。

  • ターミナル エミュレーション ソフトウェアでスクロールバックを有効にする必要があります。

Red Hat Enterprise LinuxまたはCentOSのシステムには、必要なソフトウェア(Java、MySQL、追加ユーティリティー)の必要なバージョンがすべてインストールされている場合もあれば、必要なソフトウェアが一部しかインストールされていない場合もあります。また、新規にインストールされたシステムの場合、必要なソフトウェアがまったくインストールされていないこともあります。

手順
  1. Unified Managerをインストールするサーバーにログインします。

  2. 該当するコマンドを入力し、インストールを実施する前にターゲット システムでインストールやアップグレードが必要なソフトウェアを特定します。

    必要なソフトウェアと最小バージョン 確認するためのコマンド

    OpenJDKバージョン11.0.17

    java -version

    MySQL 8.0.32 Community Edition

    rpm -qa | grep -i mysql

    p7zip 16.02

    rpm -qa | grep p7zip

  3. MySQL 8.0.32 Community Editionより前のMySQLバージョンがインストールされている場合、次のコマンドを入力してアンインストールします。

    rpm -e <mysql_package_name>

    依存関係のエラーが発生する場合は、--nodepsオプションを追加してコンポーネントをアンインストールする必要があります。

  4. インストール用の.zipファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、Unified Managerのバンドルを展開します。

    unzip ActiveIQUnifiedManager-<version>.zip

    Unified Managerに必要な.rpmモジュールがターゲット ディレクトリーに解凍されます。

  5. ディレクトリーに次のモジュールが展開されたことを確認します。

    ls *.rpm

    fujitsu-um<version>.x86_64.rpm

  6. インストール前スクリプトを実行して、Unified Managerのインストールと競合するシステム設定やインストール済みソフトウェアがないことを確認します。

    sudo ./pre_install_check.sh

    インストール前スクリプトは、システムに有効なRed Hat Enterprise Linuxサブスクリプションが存在すること、およびシステムが必要なソフトウェア リポジトリにアクセスできることをチェックします。問題が検出された場合は、Unified Managerをインストールする前に修正する必要があります。

    Red Hat Enterprise Linux 8システムを使用していて、AppStreamリポジトリが提供するJDK 11 - OpenJDK、p7zip、およびその他のソフトウェア パッケージを含む内部リポジトリがある場合は、AppStreamリポジトリを無効にしてMySQL Community Serverをインストールする必要があります。次のコマンドを実行します。

    # sudo yum --disablerepo=rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms install  mysql-community-server
  7. オプション:手順7は、システムがインターネットに接続されていない場合に、インストールに必要なパッケージを手動でダウンロードする必要があるときにのみ実行する必要があります。インターネットにアクセス可能で、必要なすべてのパッケージがある場合は、手順8に進んでください。システムがインターネットに接続されていない場合やRed Hat Enterprise Linuxのリポジトリを使用していない場合は、次の手順に従って、必要なパッケージが揃っているかどうかを調べ、足りないパッケージをダウンロードします。

    1. Unified Managerをインストールするシステムで、各パッケージについてその有無を表示します。
      yum install fujitsu-um<version>.x86_64.rpm --assumeno

      Installing:」セクションの項目が現在のディレクトリーにあるパッケージで、「Installing for dependencies:」セクションの項目がシステムにないパッケージです。

    2. インターネットにアクセス可能なシステムで、不足しているパッケージをダウンロードします。

      yum install <package_name> --downloadonly --downloaddir=.

      yum-plugin-downloadonly」プラグインは、Red Hat Enterprise Linuxシステムで常に有効になっているとはかぎりません。インストールを実行せずにパッケージをダウンロードするために、この機能を有効にする必要がある場合があります。 yum install yum-plugin-downloadonly

    3. インターネットに接続したシステムからインストール先のシステムに足りないパッケージをコピーします。

  8. rootユーザーとして、またはsudoを使用して、次のコマンドを実行してソフトウェアをインストールします。

    yum install fujitsu-um<version>.x86_64.rpm

    このコマンドを実行すると、.rpmパッケージ、その他の必要なすべてのサポート ソフトウェア、およびUnified Managerソフトウェアがインストールされます。

    インストールがGPG NOKEYエラーで失敗した場合は、rpm --importを使用してURLからキーをインポートします。

    インストールの実行に他のコマンド(rpm -ivhなど)は使用しないでください。Unified ManagerをRed Hat Enterprise LinuxまたはCentOSのシステムに正しくインストールするには、Unified Managerのすべてのファイルと関連ファイルを特定の順序で特定のディレクトリー構造にインストールする必要があり、そのためにはyum install fujitsu-um<version>.x86_64.rpmコマンドを使用する必要があります。

  9. インストール メッセージの直後に表示されるEメール通知は無視してください。

    このEメールは最初のcronジョブの失敗をrootユーザーに通知するものですが、インストールには影響しません。

  10. インストール メッセージが最後まで表示されたら、メッセージを上にスクロールして、Unified Manager Web UIのIPアドレスまたはURL、メンテナンス ユーザーの名前(umadmin)、およびデフォルトのパスワードを確認します。

    メッセージは次のようになります。

    Active IQ Unified Manager installed successfully.
    Use a web browser and one of the following URL(s) to configure and access the Unified Manager GUI.
    https://default_ip_address/    (if using IPv4)
    https://[default_ip_address]/  (if using IPv6)
    https://fully_qualified_domain_name/
    
    Log in to Unified Manager in a web browser by using following details:
      username: umadmin
      password: admin
  11. IPアドレスまたはURL、割り当てられたユーザー名(umadmin)、および現在のパスワードをメモします。

  12. Unified Managerをインストールする前にカスタムのホーム ディレクトリーでumadminユーザー アカウントを作成していた場合は、umadminユーザーのログイン シェルを指定する必要があります。

    usermod -s /bin/maintenance-user-shell.sh umadmin

Active IQ Unified Managerの設定」の説明に従って、Web UIにアクセスしてumadminユーザーのデフォルト パスワードを変更し、Unified Managerの初期セットアップを実行します。umadminユーザーのデフォルト パスワードは必ず変更してください。

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