エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Active IQ Unified Manager 9.14

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[詳細なセカンダリー設定]ダイアログ ボックス

[詳細なセカンダリー設定]ダイアログ ボックスでは、セカンダリー ボリュームのバージョンに依存しないレプリケーション、複数コピー バックアップ、およびスペース関連設定を有効にすることができます。[詳細なセカンダリー設定]ダイアログ ボックスは、現在の設定を変更して有効または無効にする場合に使用します。

スペース関連設定には、重複排除、データ圧縮、自動拡張、スペース ギャランティなど、格納できるデータの量を最大限に増やすための設定が含まれます。

このダイアログ ボックスには次のフィールドがあります。

  • バージョンに依存しないレプリケーションを有効にする

    バージョンに依存しないレプリケーションを使用したSnapMirrorを有効にします。バージョンに依存しないレプリケーションでは、デスティネーション ボリュームでソース ボリュームよりも前のバージョンのONTAPが実行されている場合も、ソース ボリュームをSnapMirrorで保護することができます。

    • バックアップを有効にする

      バージョンに依存しないレプリケーションが有効な場合に、SnapMirrorソースのデータの複数のSnapshotコピーをSnapMirrorデスティネーションに転送して保持することができます。

  • 重複排除を有効にする

    重複するデータ ブロックを排除してスペースを削減できるように、SnapVault関係のセカンダリー ボリュームで重複排除を有効にします。重複排除は、スペース削減率が10%以上で、データが頻繁には上書きされない場合に効果を期待できます。重複排除は、仮想環境、ファイル共有、およびバックアップのデータによく使用されます。この設定はデフォルトでは無効になっています。有効にすると、転送が完了するたびにこの処理が開始されます。

    • 圧縮を有効にする

      透過的なデータ圧縮を有効にします。圧縮は、スペース削減率が10%以上で、潜在的なオーバーヘッドを許容でき、ピーク時以外の時間帯に圧縮を完了できるだけの十分なシステム リソースがある場合に効果を期待できます。SnapVault関係では、この設定はデフォルトで無効になっています。圧縮は、重複排除を選択した場合にのみ使用できます。

    • インラインで圧縮

      ディスクに書き込む前にデータを圧縮することで、スペース削減効果を即座に実現できます。インライン圧縮は、システムのピーク時の利用率が50%以下で、ピーク時に書き込みやCPUが多少増えても許容できる場合に効果を期待できます。この設定は、「圧縮を有効にする」を選択した場合にのみ使用できます。

  • 自動拡張を有効にする

    空きスペースの割合が指定したしきい値を下回ったときに、関連付けられているアグリゲートに使用可能なスペースが残っていれば、デスティネーション ボリュームを自動的に拡張することができます。

  • 最大サイズ

    ボリュームを最大で何パーセントまで拡張できるようにするかを設定します。デフォルトでは、ソース ボリュームのサイズよりも20%まで大きくできます。現在のボリューム サイズがこの値以上の場合、そのボリュームは自動的に拡張されません。このフィールドは、自動拡張の設定を有効にした場合にのみ有効になります。

  • 増分サイズ

    ボリュームの自動拡張で何パーセントずつ拡張するかを指定します。ソース ボリュームの割合で示した最大サイズに達するまで、この割合で自動的に拡張されます。

  • スペース ギャランティ

    データ転送が常に成功するようにセカンダリー ボリュームに十分なスペースを割り当てます。スペース ギャランティの設定は次のいずれかです。

    • ファイル

    • ボリューム

    • なし
      たとえば、200GBのボリュームに合計50GBのファイルが格納されており、それらのファイルに実際に格納されているデータは10GBだけであるとします。[ボリューム]を選択した場合、ソースの内容に関係なく、200GBのスペースがデスティネーション ボリュームに割り当てられます。[ファイル]を選択した場合は、ソースのファイルに対応する十分なスペースを確保するために、デスティネーションに50GBのスペースが割り当てられます。この状況で[なし]を選択した場合は、ソースで実際にファイルのデータに使用されている10GBだけが割り当てられます。

    スペース ギャランティは、デフォルトでは[ボリューム]に設定されています。

コマンド ボタン

各コマンド ボタンを使用して次のタスクを実行できます。

  • 適用

    [保護設定]ダイアログ ボックスの[適用]をクリックすると、選択した効率化設定が保存されて適用されます。

  • キャンセル

    変更内容を破棄して[詳細なデスティネーション設定]ダイアログ ボックスを閉じます。

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