エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Active IQ Unified Manager 9.14

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別のノードへのワークロードの移動

ワークロードが現在実行されているノードよりも負荷の低い別のノード上のアグリゲートをUnified Managerで特定し、選択したボリュームをそのアグリゲートに移動できます。負荷の低いノード上のアグリゲートに負荷の高いワークロードを移動すれば、両ノードでのワークロードの効率が向上します。

要件

  • オペレータ、アプリケーション管理者、またはストレージ管理者のロールが必要です。

  • 現在パフォーマンスに問題があるノードの名前を記録しておく必要があります。

  • ノードがパフォーマンス イベントを受け取った日付と時刻を記録しておく必要があります。

  • Unified Managerで1カ月分以上のパフォーマンス データの収集と分析が行われている必要があります。

負荷の高いワークロードを利用率の低いノードに移動するには、以下に示す手順で次のリソースを特定します。

  • 同じクラスタで最も空きパフォーマンス容量が大きいノード

  • 別のノードで最も空きパフォーマンス容量が大きいアグリゲート

  • 現在のノードで最も負荷の高いボリューム

手順
  1. クラスタで最も空きパフォーマンス容量が大きいノードを特定します。

    1. [イベントの詳細]ページで、特定したノードが存在するクラスタの名前をクリックします。

      [パフォーマンス クラスタ ランディング]ページに、クラスタの詳細が表示されます。

    2. [サマリ]タブの[管理対象オブジェクト]ペインで、[ノード]をクリックします。

      このクラスタ上のノードのリストが表示されます。

    3. [使用済みパフォーマンス容量]列をクリックして、ノードを使用率の低い順に並べ替えます。

      これにより、ワークロードの移動先にするノードの候補が一覧表示されます。

    4. ワークロードの移動先にするノードの名前を書き留めます。

  2. 別のノード上の最も利用率の低いアグリゲートを特定します。

    1. 左側のナビゲーション ペインで、[ストレージ] > [アグリゲート]をクリックし、[表示]メニューから[パフォーマンス] > [すべてのアグリゲート]を選択します。

      [パフォーマンス:すべてのアグリゲート]ビューが表示されます。

    2. [フィルタ]をクリックし、左側のドロップダウン メニューから[ノード]を選択し、テキスト フィールドにノードの名前を入力して[フィルタを適用]をクリックします。

      [パフォーマンス:すべてのアグリゲート]ビューが再び開き、指定したノードで使用可能なアグリゲートのリストが表示されます。

    3. [使用済みパフォーマンス容量]列をクリックして、アグリゲートを使用率の低い順に並べ替えます。

      これにより、ワークロードの移動先にするアグリゲートの候補が一覧表示されます。

    4. ワークロードの移動先にするアグリゲートの名前を書き留めます。

  3. イベントを受け取ったノードで負荷の高いワークロードを特定します。

    1. イベントの[イベントの詳細]ページに戻ります。

    2. [影響を受けるボリューム]フィールドで、ボリューム数のリンクをクリックします。

      [パフォーマンス:すべてのボリューム]ビューが開き、このノード上のボリュームがフィルタリングされて一覧表示されます。

    3. [合計容量]列をクリックして、ボリュームを割り当て済みスペースが大きい順に並べ替えます。

      これにより、移動するボリュームの候補が一覧表示されます。

    4. 移動するボリュームの名前と、そのボリュームが現在配置されているアグリゲートの名前を書き留めます。

  4. 事前に特定した別のノードで最も空きパフォーマンス容量が大きいアグリゲートにボリュームを移動します。

    移動処理は、ONTAP System Manager、OnCommand Workflow Automation、ONTAPコマンド、またはこれらのツールの組み合わせを使用して実行できます。

数日後に、このノードまたはアグリゲートから同じタイプのイベントを受け取っていないかを確認します。

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