Active IQ Unified Manager 9.13

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別のノードへのワークロードの移動

ワークロードが現在実行されているノードよりも負荷の低い別のノード上のアグリゲートをUnified Managerで特定し、選択したボリュームをそのアグリゲートに移動できます。負荷の低いノード上のアグリゲートに負荷の高いワークロードを移動すれば、両ノードでのワークロードの効率が向上します。

要件

  • オペレータ、アプリケーション管理者、またはストレージ管理者のロールが必要です。

  • 現在パフォーマンスに問題があるノードの名前を記録しておく必要があります。

  • ノードがパフォーマンス イベントを受け取った日付と時刻を記録しておく必要があります。

  • Unified Managerで1カ月分以上のパフォーマンス データの収集と分析が行われている必要があります。

負荷の高いワークロードを利用率の低いノードに移動するには、以下に示す手順で次のリソースを特定します。

  • 同じクラスタで最も空きパフォーマンス容量が大きいノード

  • 別のノードで最も空きパフォーマンス容量が大きいアグリゲート

  • 現在のノードで最も負荷の高いボリューム

手順
  1. クラスタで最も空きパフォーマンス容量が大きいノードを特定します。

    1. [イベントの詳細]ページで、特定したノードが存在するクラスタの名前をクリックします。

      [パフォーマンス クラスタ ランディング]ページに、クラスタの詳細が表示されます。

    2. [サマリ]タブの[管理対象オブジェクト]ペインで、[ノード]をクリックします。

      このクラスタ上のノードのリストが表示されます。

    3. [使用済みパフォーマンス容量]列をクリックして、ノードを使用率の低い順に並べ替えます。

      これにより、ワークロードの移動先にするノードの候補が一覧表示されます。

    4. ワークロードの移動先にするノードの名前を書き留めます。

  2. 別のノード上の最も利用率の低いアグリゲートを特定します。

    1. 左側のナビゲーション ペインで、[ストレージ] > [アグリゲート]をクリックし、[表示]メニューから[パフォーマンス] > [すべてのアグリゲート]を選択します。

      [パフォーマンス:すべてのアグリゲート]ビューが表示されます。

    2. [フィルタ]をクリックし、左側のドロップダウン メニューから[ノード]を選択し、テキスト フィールドにノードの名前を入力して[フィルタを適用]をクリックします。

      [パフォーマンス:すべてのアグリゲート]ビューが再び開き、指定したノードで使用可能なアグリゲートのリストが表示されます。

    3. [使用済みパフォーマンス容量]列をクリックして、アグリゲートを使用率の低い順に並べ替えます。

      これにより、ワークロードの移動先にするアグリゲートの候補が一覧表示されます。

    4. ワークロードの移動先にするアグリゲートの名前を書き留めます。

  3. イベントを受け取ったノードで負荷の高いワークロードを特定します。

    1. イベントの[イベントの詳細]ページに戻ります。

    2. [影響を受けるボリューム]フィールドで、ボリューム数のリンクをクリックします。

      [パフォーマンス:すべてのボリューム]ビューが開き、このノード上のボリュームがフィルタリングされて一覧表示されます。

    3. [合計容量]列をクリックして、ボリュームを割り当て済みスペースが大きい順に並べ替えます。

      これにより、移動するボリュームの候補が一覧表示されます。

    4. 移動するボリュームの名前と、そのボリュームが現在配置されているアグリゲートの名前を書き留めます。

  4. 事前に特定した別のノードで最も空きパフォーマンス容量が大きいアグリゲートにボリュームを移動します。

    移動処理は、ONTAP System Manager、OnCommand Workflow Automation、ONTAPコマンド、またはこれらのツールの組み合わせを使用して実行できます。

数日後に、このノードまたはアグリゲートから同じタイプのイベントを受け取っていないかどうかを確認します。

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