Active IQ Unified Manager 9.13

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Red Hat Enterprise Linux 7.xから8.xへのホストOSのアップグレード

Unified ManagerがインストールされているRed Hat Enterprise Linux 7.xシステムをRed Hat Enterprise Linux 8.xにアップグレードする必要がある場合は、このトピックに記載されているいずれかの手順に従う必要があります。いずれの場合も、Red Hat Enterprise Linux 7.xでUnified Managerのバックアップを作成し、そのバックアップをRed Hat Enterprise Linux 8.xシステムにリストアする必要があります。

ここに記載する2つの方法の違いは、Unified Managerのリストア処理を新しい8.xサーバーで実行するか同じサーバーで実行するかです。

この作業では、Red Hat Enterprise Linux 7.xシステムでUnified Managerのバックアップを作成する必要があるため、Unified Managerがオフラインになる時間が最小限になるように、アップグレード プロセス全体を実行する準備ができてからバックアップを作成します。Red Hat Enterprise Linux 7.xシステムをシャットダウンしたあと、新しいRed Hat Enterprise Linux 8.xシステムが起動するまではデータが収集されないため、その間のデータはUnified Manager UIに表示されません。

バックアップ処理とリストア処理の詳しい手順については、Active IQ Unified Managerオンライン ヘルプを参照してください。

新しいサーバーを使用したホストOSのアップグレード

Red Hat Enterprise Linux 8.xソフトウェアをインストールできるスペア システムがあり、Red Hat Enterprise Linux 7.xシステムが稼働している間にスペア システムでUnified Managerのリストアを実行できる場合は、次の手順に従います。

  1. 新しいサーバーにRed Hat Enterprise Linux 8.xソフトウェアをインストールして設定します。

    Linuxソフトウェアとインストールの要件」を参照してください。

  2. Red Hat Enterprise Linux 8.xシステムに、既存のRed Hat Enterprise Linux 7.xシステムと同じバージョンのUnified Managerソフトウェアをインストールします。

    インストールが完了しても、UIを起動したり、クラスタ、ユーザー、または認証設定を設定したりしないでください。これらの情報は、リストア プロセスでバックアップ ファイルから取り込みます。

  3. Red Hat Enterprise Linux 7.xシステムで、Web UIの[管理]メニューを使用してUnified Managerのバックアップを作成し、バックアップ ファイル(.7zファイル)およびデータベース リポジトリ ディレクトリー(/database-dumps-repoサブディレクトリー)の内容を外部の場所にコピーします。

  4. Red Hat Enterprise Linux 7.xシステムで、Unified Managerをシャットダウンします。

  5. Red Hat Enterprise Linux 8.xシステムで、バックアップ ファイル(.7zファイル)を外部の場所から/opt/netapp/data/ocum-backup/にコピーし、データベース リポジトリ ファイルを/ocum-backupディレクトリーの下の/database-dumps-repoサブディレクトリーにコピーします。

  6. 次のコマンドを入力してバックアップ ファイルからUnified Managerデータベースをリストアします。

    um backup restore -f /opt/netapp/data/ocum-backup/<backup_file_name>

  7. WebブラウザーにIPアドレスまたはURLを入力してUnified Manager Web UIを起動し、システムにログインします。

システムが正常に動作していることを確認したら、Red Hat Enterprise Linux 7.xシステムからUnified Managerを削除できます。

同じサーバーでのホストOSのアップグレード

Red Hat Enterprise Linux 8.xソフトウェアをインストールできるスペア システムがない場合は、次の手順に従います。

  1. Web UIの[管理]メニューを使用してUnified Managerのバックアップを作成し、バックアップ ファイル(.7zファイル)およびデータベース リポジトリ ディレクトリー(/database-dumps-repoサブディレクトリー)の内容を外部の場所にコピーします。

  2. システムからRed Hat Enterprise Linux 7.xイメージを削除し、システムを完全に消去します。

  3. 同じシステムにRed Hat Enterprise Linux 8.xソフトウェアをインストールして設定します。

    Linuxソフトウェアとインストールの要件」を参照してください。

  4. Red Hat Enterprise Linux 8.xシステムに、前のRed Hat Enterprise Linux 7.xシステムと同じバージョンのUnified Managerソフトウェアをインストールします。

    インストールが完了しても、UIを起動したり、クラスタ、ユーザー、または認証設定を設定したりしないでください。これらの情報は、リストア プロセスでバックアップ ファイルから取り込みます。

  5. バックアップ ファイル(.7zファイル)を外部の場所から/opt/netapp/data/ocum-backup/にコピーし、データベース リポジトリ ファイルを/database-dumps-repoディレクトリーの下の/ocum-backupサブディレクトリーにコピーします。

  6. 次のコマンドを入力してバックアップ ファイルからUnified Managerデータベースをリストアします。

    um backup restore -f /opt/netapp/data/ocum-backup/<backup_file_name>

  7. WebブラウザーにIPアドレスまたはURLを入力してUnified Manager Web UIを起動し、システムにログインします。

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