Event Management System（EMS;イベント管理システム）では、ONTAPカーネルのさまざまな部分からイベントデータが収集され、イベント転送のメカニズムが提供されます。Unified Managerでは、このようなONTAPイベントをEMSイベントとして報告できます。一元化された監視と管理により、重大なEMSイベントとそれらのEMSイベントに基づくアラート通知を簡単に設定することができます。

Unified Managerにクラスタを追加すると、Unified Managerのアドレスが通知の送信先としてクラスタに追加されます。クラスタでイベントが発生するとすぐにEMSイベントが報告されます。

Unified ManagerでEMSイベントを受け取る方法は2つあります。

一定数の重要なEMSイベントは自動的に報告されます。
EMSイベントを受け取るように個別に登録することができます。

Unified Managerで生成されるEMSイベントの報告方法は、イベントが生成された方法によって異なります。

機能	自動のEMSメッセージ	登録したEMSメッセージ
使用可能なEMSイベント	一部のEMSイベント	すべてのEMSイベント
EMSメッセージがトリガーされたときの名前	Unified Managerのイベント名（EMSのイベント名から変換）	固有でない「エラーの EMS を受信」の形式。詳細なメッセージに実際のEMSイベントをドット表記の形式で記載
メッセージの受信	クラスタの検出後すぐ	必要な各EMSイベントがUnified Managerに追加されたあと、15分間隔の次回のポーリング時
イベントのライフサイクル	Unified Managerの他のイベントと同じで、「新規」、「確認済み」、「解決済み」、「廃止」の状態がある	EMSイベントはクラスタが更新されると廃止になる（イベントが作成されてから15分後）
Unified Managerが停止しているときのイベントのキャプチャー	システムの起動時に各クラスタと通信して不足しているイベントを取得	×
イベントの詳細	推奨される対処方法をONTAPから直接インポートして一貫した解決策を提示	[イベントの詳細]ページに対処方法は表示されない

機能

自動のEMSメッセージ

登録したEMSメッセージ

使用可能なEMSイベント

一部のEMSイベント

すべてのEMSイベント

EMSメッセージがトリガーされたときの名前

Unified Managerのイベント名（EMSのイベント名から変換）

固有でない「エラーの EMS を受信」の形式。詳細なメッセージに実際のEMSイベントをドット表記の形式で記載

メッセージの受信

クラスタの検出後すぐ

必要な各EMSイベントがUnified Managerに追加されたあと、15分間隔の次回のポーリング時

イベントのライフサイクル

Unified Managerの他のイベントと同じで、「新規」、「確認済み」、「解決済み」、「廃止」の状態がある

EMSイベントはクラスタが更新されると廃止になる（イベントが作成されてから15分後）

Unified Managerが停止しているときのイベントのキャプチャー

システムの起動時に各クラスタと通信して不足しているイベントを取得

イベントの詳細

推奨される対処方法をONTAPから直接インポートして一貫した解決策を提示

[イベントの詳細]ページに対処方法は表示されない

新規の自動EMSイベントには、過去のイベントが解決されたことを示す情報イベントも含まれます。たとえば、「FlexGroup 構成のスペースステータスがすべて正常」情報イベントは、「FlexGroup 構成のスペースに問題あり」エラーイベントが解決されたことを示します。情報イベントは、他の重大度タイプのイベントと同じライフサイクルを使用して管理することはできませんが、同じボリュームに対する別の「スペースに問題あり」エラーイベントを受け取ると自動的に廃止になります。

Active IQ Unified Manager 9.13

イベント管理システム イベントとは

イベント管理システムイベントとは