エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Active IQ Unified Manager 9.14

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クラスタの追加

Active IQ Unified Managerにクラスタを追加して監視することができます。たとえば、クラスタの健全性、容量、パフォーマンス、構成などの情報を取得して、発生する可能性がある問題を特定して解決したりできます。

要件

  • アプリケーション管理者またはストレージ管理者のロールが必要です。

  • 次の情報が必要です。

    • Unified Managerでは、オンプレミスのONTAPクラスタ、Cloud Volumes ONTAPがサポートされます。

    • クラスタのホスト名またはクラスタ管理IPアドレス(IPv4またはIPv6)が必要です。

      ホスト名を使用する場合は、クラスタ管理LIFのクラスタ管理IPアドレスに解決される必要があります。ノード管理LIFを使用すると処理に失敗します。

    • クラスタにアクセスするためのユーザー名とパスワードが必要です。

      このアカウントには、アプリケーション アクセスがontapiconsole、およびhttpに設定されたadminロールが必要です。

    • HTTPSプロトコルを使用してクラスタに接続するためのポート番号を確認しておく必要があります(通常はポート443)。

    • Unified Managerサーバーに十分なスペースが必要です。スペースの使用率が90%を超えている場合、サーバーにクラスタを追加することはできません。

    • 必要な証明書を用意しておきます。

      SSL(HTTPS)証明書:この証明書はUnified Managerが所有しています。Unified Managerの新規インストール時にデフォルトの自己署名SSL(HTTPS)証明書が生成されます。セキュリティを強化するために、この証明書をCA署名証明書にアップグレードすることを推奨します。サーバー証明書の有効期限が切れた場合は、証明書を再生成する必要があります。その後Unified Managerを再起動すると、新しい証明書がサービスに組み込まれます。SSL証明書の再生成の詳細については、「HTTPSセキュリティ証明書の生成」を参照してください。

      EMS証明書:この証明書はUnified Managerが所有しています。ONTAPから受信したEMS通知の認証に使用されます。

      相互TLS通信用の証明書:Unified ManagerとONTAP間の相互TLS通信時に使用されます。証明書ベースの認証は、クラスタのONTAPバージョンに基づいて有効になります。

      古いバージョンのUnified Managerを更新しても、クラスタの証明書ベースの認証は自動では有効になりません。ただし、クラスタの詳細を変更して保存すれば、認証を有効にすることができます。証明書の有効期限が切れた場合は、証明書を再生成して新しい証明書を組み込む必要があります。証明書の表示と再生成の詳細については、「クラスタの編集」を参照してください。

      • クラスタはWeb UIから追加でき、証明書ベースの認証が自動的に有効になります。

      • Unified ManagerのCLIを使用してクラスタを追加することもできますが、証明書ベースの認証はデフォルトでは有効になりません。Unified ManagerのCLIを使用してクラスタを追加した場合、クラスタを編集するにはUnified Manager UIを使用する必要があります。Unified Manager CLIを使用してクラスタを追加する方法については、「サポートされるUnified ManagerのCLIコマンド」を参照してください。

      • クラスタで証明書ベースの認証が有効になっている場合に、あるサーバーからUnified Managerのバックアップを作成し、ホスト名またはIPアドレスが異なる別のUnified Managerサーバーにリストアすると、クラスタの監視に失敗することがあります。このエラーを回避するには、クラスタの詳細を編集して保存します。クラスタの詳細の編集については、「クラスタの編集」を参照してください。

      クラスタ証明書:この証明書はONTAPが所有しています。有効期限が切れた証明書でUnified Managerにクラスタを追加することはできません。クラスタを追加する前に証明書を再生成する必要があります。

  • 1つのUnified Managerインスタンスでサポートできるノードの数には上限があります。ノードの数がサポートされる最大数を超える環境を監視する必要がある場合は、Unified Managerインスタンスを追加でインストールし、一部のクラスタをそのインスタンスで監視する必要があります。

手順
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ストレージ管理] > [クラスタ セットアップ]をクリックします。

  2. [クラスタ セットアップ]ページの[追加]をクリックします。

  3. [クラスタの追加]ダイアログ ボックスで、必要に応じて値を指定し、[送信]をクリックします。

  4. [ホストの承認]ダイアログ ボックスで、[証明書を表示]をクリックしてクラスタに関する証明書情報を表示します。

  5. [はい]をクリックします。

    クラスタの詳細を保存したあとに相互TLS通信用の証明書を表示できます。

    証明書ベースの認証が有効になっていない場合、Unified Managerではクラスタの初回追加時にのみ証明書がチェックされます。ONTAPへのAPI呼び出しのたびに証明書がチェックされることはありません。

新しいクラスタのオブジェクトがすべて検出されると、Unified Managerは過去15日間のパフォーマンス データの収集を開始します。これらの統計は、データの継続性収集機能を使用して収集されます。この機能では、クラスタが追加された直後から2週間分のクラスタのパフォーマンス情報を入手できます。データの継続性収集サイクルが完了すると、リアルタイムのクラスタ パフォーマンス データが収集されます(デフォルトでは5分間隔)。

15日分のパフォーマンス データを収集するとCPUに負荷がかかるため、新しいクラスタを複数追加する場合は、データの継続性収集のポーリングが同時に多数のクラスタで実行されないように、時間差をつけて追加するようにしてください。また、データの継続性収集期間にUnified Managerを再起動すると、収集が停止し、その間のデータがパフォーマンス グラフに表示されません。

エラー メッセージが表示されてクラスタを追加できない場合は、次の問題がないかを確認してください。

  • 2つのシステムのクロックが同期されておらず、Unified ManagerのHTTPS証明書の開始日がクラスタの日付よりもあとの日付になっている。この場合、NTPなどのサービスを使用してクロックを同期する必要があります。

  • クラスタのEMS通知の送信先が最大数に達しており、Unified Managerのアドレスを追加できない。デフォルトでは、クラスタで定義できるEMS通知の送信先は20個までです。

関連情報

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