Active IQ Unified Manager 9.13

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Unified Managerのアップグレード

LinuxプラットフォームでUnified Manager 9.11または9.12から9.13にアップグレードするには、インストール ファイルをダウンロードして実行します。

要件

  • Unified Managerをアップグレードするシステムがシステム要件とソフトウェア要件を満たしている必要があります。

    ハードウェア システムの要件」を参照してください。

    Linuxソフトウェアとインストールの要件」を参照してください。

  • Red Hat Enterprise Linux Subscription Managerへの登録が必要です。

  • Unified Managerをアップグレードする前に、適切なバージョンのOpenJDKをインストールするか、または適切なバージョンにアップグレードする必要があります。

    LinuxでのJREのアップグレード」を参照してください。

  • アップグレードで問題が発生した場合にデータが失われないようにするために、Unified Managerデータベースのバックアップを作成しておく必要があります。バックアップ ファイルは/opt/netapp/dataディレクトリーから外部の場所に移動しておくことを推奨します。

  • アップグレードの実行中に、パフォーマンス データの保持期間について、以前のデフォルト設定である13カ月のままにするか6カ月に変更するかを確認するプロンプトが表示されることがあります。変更を確認すると、6カ月を過ぎた過去のパフォーマンス データはパージされます。

  • アップグレード プロセスの実行中はUnified Managerを使用できなくなるため、実行中の処理がある場合は完了しておいてください。

  • MySQL Community Editionは、Unified Managerのアップグレード時に自動的にアップグレードされます。システムにインストールされているMySQLのバージョンが8.0.32より前の場合は、Unified Managerのアップグレード プロセスによって8.0.32に自動的にアップグレードされます。

手順
  1. ターゲットのRed Hat Enterprise LinuxサーバーまたはCentOSサーバーにログインします。

  2. サーバーにUnified Managerのバンドルをダウンロードします。

    Linux向けの「Unified Managerのダウンロード」を参照してください。

  3. ダウンロードしたディレクトリーに移動し、Unified Managerのバンドルを展開します。

    unzip ActiveIQUnifiedManager-<version>.zip

    Unified Managerに必要なRPMモジュールがターゲット ディレクトリーに解凍されます。

  4. ディレクトリーに次のモジュールが展開されたことを確認します。

    ls *.rpm

    fujitsu-um<version>.x86_64.rpm

  5. インストール前スクリプトを実行して、アップグレードと競合するシステム設定やインストール済みソフトウェアがないことを確認します。

    sudo ./pre_install_check.sh

    インストール前スクリプトは、システムに有効なRed Hat Enterprise Linuxサブスクリプションが存在すること、およびシステムが必要なソフトウェア リポジトリにアクセスできることをチェックします。問題が検出された場合は、修正してからアップグレードに進む必要があります。

    パッケージが不足していることが検出された場合は、「パッケージが不足している場合の追加手順」に記載されている手順を実行します。不足しているパッケージがない場合は、次の手順に進みます。

  6. 次のスクリプトを使用してUnified Managerをアップグレードします。

    upgrade.sh

    RPMモジュールが自動的に実行され、必要なサポート ソフトウェアとそれらで実行されているUnified Managerモジュールがアップグレードされます。アップグレードと競合するシステム設定やインストール済みソフトウェアがないかどうかも確認されます。問題が検出された場合は、Unified Managerをアップグレードする前に修正する必要があります。Unified Managerをアップグレードする前にインストールしたパッケージ(net-snmpなど)がある場合は、MySQLの依存関係によってアップグレード中にそのパッケージがアンインストールされることがあります。引き続き使用するには、パッケージを手動で再度インストールする必要があります。

  7. アップグレードが完了したら、メッセージを上にスクロールして、Unified Manager Web UIのIPアドレスまたはURL、メンテナンス ユーザーの名前(umadmin)、およびデフォルトのパスワードを確認します。

    メッセージは次のようになります。

    Active IQ Unified Manager upgraded successfully.
    Use a web browser and one of the following URLs to access the Unified Manager GUI:
    
    https://default_ip_address/    (if using IPv4)
    https://[default_ip_address]/  (if using IPv6)
    https://fully_qualified_domain_name/

サポートされているWebブラウザーの新しいウィンドウに、表示されたIPアドレスまたはURLを入力してUnified Manager Web UIを起動し、前に設定したメンテナンス ユーザーの名前(umadmin)とパスワードを使用してログインします。

パッケージが不足している場合の追加手順

アップグレード中にサイトでパッケージが不足していることが検出された場合、システムがインターネットに接続されていない場合、またはRed Hat Enterprise Linuxのリポジトリを使用していない場合は、次の手順に従って、必要なパッケージが揃っているかどうかを調べ、足りないパッケージをダウンロードします。

これらの手順は、メインの手順5のあとに実行する必要があります。この手順によりUnified Managerがアップグレードされるため、それ以上アップグレードのための手順を実行する必要はありません。
  1. 各パッケージについてその有無を表示します。

    yum install fujitsu-um<version>.x86_64.rpm --assumeno

    Installing:」セクションの項目が現在のディレクトリーにあるパッケージで、「Installing for dependencies:」セクションの項目がシステムにないパッケージです。

  2. インターネットにアクセス可能な別のシステムで、次のコマンドを実行して不足しているパッケージをダウンロードします。

    yum install package_name --downloadonly --downloaddir=.

    --downloaddir=として指定されたディレクトリーにパッケージがダウンロードされます。

    yum-plugin-downloadonly」プラグインは、Red Hat Enterprise Linuxシステムで常に有効になっているとはかぎりません。インストールを実行せずにパッケージをダウンロードするために、この機能を有効にする必要がある場合があります。

    yum install yum-plugin-downloadonly

  3. インストール先システムのUnified Managerのバンドルを解凍したディレクトリーに、ダウンロードしたパッケージをコピーします。

  4. 前述のディレクトリーに移動し、次のコマンドを実行して、不足しているパッケージとその依存関係をインストールします。

    yum install *.rpm

  5. Unified Managerサーバーを起動します。次のコマンドを実行します。

    systemctl start ocie

    systemctl start ocieau

これで、Unified Managerのアップグレード プロセスは完了です。サポートされているWebブラウザーの新しいウィンドウに、表示されたIPアドレスまたはURLを入力してUnified Manager Web UIを起動し、前に設定したメンテナンス ユーザーの名前(umadmin)とパスワードを使用してログインします。

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