Active IQ Unified Manager 9.13

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クラスタの追加

Active IQ Unified Managerにクラスタを追加して監視することができます。たとえば、クラスタの健全性、容量、パフォーマンス、構成などの情報を取得して、発生する可能性がある問題を特定して解決したりできます。

要件

  • アプリケーション管理者またはストレージ管理者のロールが必要です。

  • 次の情報が必要です。

    • Unified Managerでは、オンプレミスのONTAPクラスタ、Cloud Volumes ONTAPがサポートされます。

    • ホスト名またはクラスタ管理IPアドレス

      ホスト名は、Unified Managerがクラスタに接続するために使用する完全修飾ドメイン名(FQDN)または短縮名です。ホスト名は、クラスタ管理IPアドレスに解決できる必要があります。

      クラスタ管理IPアドレスは、管理用Storage Virtual Machine(SVM)のクラスタ管理LIFであることが必要です。ノード管理LIFを使用すると処理に失敗します。

    • ONTAP管理者のユーザー名とパスワード

      このアカウントには、アプリケーション アクセスがontapiconsole、およびhttpに設定されたadminロールが必要です。

    • HTTPSプロトコルを使用してクラスタに接続するポート番号(通常はポート443)

    • 必要な証明書を用意しておきます。

      SSL(HTTPS)証明書:この証明書はUnified Managerが所有しています。Unified Managerの新規インストール時にデフォルトの自己署名SSL(HTTPS)証明書が生成されます。セキュリティを強化するために、この証明書をCA署名証明書にアップグレードすることを推奨します。サーバー証明書の有効期限が切れた場合は、証明書を再生成する必要があります。その後Unified Managerを再起動すると、新しい証明書がサービスに組み込まれます。SSL証明書の再生成の詳細については、「HTTPSセキュリティ証明書の生成」を参照してください。

      EMS証明書:この証明書はUnified Managerが所有しています。ONTAPから受信したEMS通知の認証に使用されます。

      相互TLS通信用の証明書:Unified ManagerとONTAP間の相互TLS通信時に使用されます。証明書ベースの認証は、クラスタのONTAPバージョンに基づいて有効になります。

      古いバージョンのUnified Managerを更新しても、クラスタの証明書ベースの認証は自動では有効になりません。ただし、クラスタの詳細を変更して保存すれば、認証を有効にすることができます。証明書の有効期限が切れた場合は、証明書を再生成して新しい証明書を組み込む必要があります。証明書の表示と再生成の詳細については、「クラスタの編集」を参照してください。

      • 証明書ベースの認証は、Web UIからクラスタを追加すると自動的に有効になります。メンテナンス コンソールからクラスタを追加しても、証明書ベースの認証は有効になりません。

      • クラスタで証明書ベースの認証が有効になっている場合に、あるサーバーからUnified Managerのバックアップを作成し、ホスト名またはIPアドレスが異なる別のUnified Managerサーバーにリストアすると、クラスタの監視に失敗することがあります。このエラーを回避するには、クラスタの詳細を編集して保存します。クラスタの詳細の編集については、「クラスタの編集」を参照してください。

      クラスタ証明書:この証明書はONTAPが所有しています。有効期限が切れた証明書でUnified Managerにクラスタを追加することはできません。クラスタを追加する前に証明書を再生成する必要があります。

  • Unified Managerサーバーに十分なスペースが必要です。データベース ディレクトリーのスペースの使用率が90%を超えている場合、サーバーにクラスタを追加することはできません。

MetroCluster構成では、ローカル クラスタとリモート クラスタの両方を追加し、追加したクラスタを正しく設定する必要があります。

手順
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ストレージ管理] > [クラスタ セットアップ]をクリックします。

  2. [クラスタ セットアップ]ページの[追加]をクリックします。

  3. [クラスタの追加]ダイアログ ボックスで、クラスタのホスト名またはIPアドレス、ユーザー名、パスワード、ポート番号など、必要な値を指定します。

    クラスタ管理IPアドレスは、IPv6からIPv4またはIPv4からIPv6に変更できます。次の監視サイクルが完了すると、クラスタ グリッドとクラスタ設定ページに新しいIPアドレスが反映されます。

  4. [送信]をクリックします。

  5. [ホストの承認]ダイアログ ボックスで、[証明書を表示]をクリックしてクラスタに関する証明書情報を表示します。

  6. [はい]をクリックします。

    クラスタの詳細を保存したあとに相互TLS通信用の証明書を表示できます。

    証明書ベースの認証が有効になっていない場合、Unified Managerではクラスタの初回追加時にのみ証明書がチェックされます。ONTAPへのAPI呼び出しのたびに証明書がチェックされることはありません。

新しいクラスタのオブジェクトがすべて検出されると、Unified Managerは過去15日間のパフォーマンス データの収集を開始します。これらの統計は、データの継続性収集機能を使用して収集されます。この機能では、クラスタが追加された直後から2週間分のクラスタのパフォーマンス情報を入手できます。データの継続性収集サイクルが完了すると、リアルタイムのクラスタ パフォーマンス データが収集されます(デフォルトでは5分間隔)。

15日分のパフォーマンス データを収集するとCPUに負荷がかかるため、新しいクラスタを複数追加する場合は、データの継続性収集のポーリングが同時に多数のクラスタで実行されないように、時間差をつけて追加するようにしてください。また、データの継続性収集期間にUnified Managerを再起動すると、収集が停止し、その間のデータがパフォーマンス グラフに表示されません。

エラー メッセージが表示されてクラスタを追加できない場合は、2つのシステムのクロックが同期されておらず、Unified ManagerのHTTPS証明書の開始日がクラスタの日付よりもあとの日付になっていないかを確認してください。この場合、NTPなどのサービスを使用してクロックを同期する必要があります。

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