Active IQ Unified Manager 9.13

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Unified Manager仮想アプライアンスの導入

インストール ファイルをダウンロードしたら、Unified Managerを仮想アプライアンスとして導入します。ESXiサーバーに仮想アプライアンスを導入するには、vSphere Web Clientを使用します。仮想アプライアンスを導入すると、仮想マシンが作成されます。

要件

システム要件を確認しておく必要があります。Unified Manager仮想アプライアンスを導入する前に、必要な変更を行ってください。

仮想インフラの要件に関するセクションを参照してください。

VMwareソフトウェアとインストールの要件」を参照してください。

動的ホスト構成プロトコル(DHCP)を使用する場合は、DHCPサーバーが使用可能で、DHCPと仮想マシン(VM)のネットワーク アダプターが正しく構成されていることを確認します。デフォルトでは、DHCPを使用するように設定されています。

静的なネットワーク設定を使用する場合は、IPアドレスが同じサブネット内で重複していないこと、DNSサーバーの適切なエントリが設定されていることを確認します。

仮想アプライアンスを導入する前に、次の情報を入手します。

  • VMware vCenter ServerおよびvSphere Web Clientにアクセスするためのクレデンシャル

  • Unified Manager仮想アプライアンスを導入するESXiサーバーのIPアドレス

  • データセンターの詳細(使用可能なストレージ スペースなど)

  • DHCPを使用しない場合は、接続先のネットワーク デバイスのIPv4またはIPv6アドレスを取得します。

    • ホストの完全修飾ドメイン名(FQDN)

    • ホストのIPアドレス

    • ネットワーク マスク

    • デフォルト ゲートウェイのIPアドレス

    • プライマリーDNSとセカンダリーDNSのアドレス

    • 検索ドメイン

Unified Manager 9.8以降では、VMware ToolsがOpen VM Tools(open-vm-tools)に置き換えられました。open-vm-toolsはUnified Managerのインストール パッケージに含まれているため、インストール プロセスでVMware Toolsをインストールする必要はありません。

仮想アプライアンスを導入すると、HTTPSアクセス用に独自の自己署名証明書が生成されます。Unified Manager Web UIにブラウザーからアクセスする際に、信頼された証明書でないことを示す警告が表示されることがあります。

Unified Manager仮想アプライアンスでは、VMware High Availabilityがサポートされます。

手順
  1. vSphere Clientで、[File] > [Deploy OVF Template]をクリックします。

  2. [Deploy OVF Template]ウィザードの手順に従ってUnified Manager仮想アプライアンスを導入します。

    [Review Details]ページで次の操作を行います。

    • [Publisher]セクションの詳細を確認します。「Entrust Code Signing - OVCS2 (Trusted certificate)」というメッセージが表示されている場合は、ダウンロードしたOVAファイルの整合性が確保されています。
      Entrust Code Signing - OVCS2 (Invalid certificate)」というメッセージが表示されている場合は、VMware vCenter Serverを7.0U3E以降のバージョンにアップグレードします。

    [Customize Template]ページで次の操作を行います。

    • DHCPとIPv4アドレスを使用する場合は、すべてのフィールドを空白のままにします。

    • DHCPとIPv6アドレスを使用する場合は、「Enable Auto IPv6 addressing」チェック ボックスをオンにして、残りのフィールドは空白のままにします。

    • 静的なネットワーク設定を使用する場合は、各フィールドに値を指定します。ここで指定した値が導入時に適用されます。導入先のホストで一意で、使用されておらず、有効なDNSエントリが割り当てられたIPアドレスを指定してください。

  3. Unified Manager仮想アプライアンスをESXiサーバーに導入したら、VMを右クリックして[Power On]を選択し、VMの電源をオンにします。

    リソースが十分でないために電源投入に失敗した場合は、リソースを追加してからインストールを再試行してください。

  4. [Console]タブをクリックします。

    初回のブート プロセスには数分かかります。

  5. タイム ゾーンを設定する場合は、VMの[Console]ウィンドウのプロンプトに従って、地域や都市の情報を入力します。

    表示される日付は、管理対象デバイスのタイム ゾーンの設定に関係なく、すべてUnified Managerに対して設定されているタイム ゾーンに従って表示されます。ストレージ システムと管理サーバーで同じNTPサーバーが設定されている場合、違う時間が表示された場合でも、それぞれが表しているのは同じ時刻です。たとえば、管理サーバーとは異なるタイム ゾーンが設定されたデバイスでSnapshotコピーを作成した場合も、タイム スタンプは管理サーバーの時刻になります。

  6. 使用可能なDHCPサービスがない場合、または静的なネットワーク設定に誤りがある場合は、次のいずれかを実行します。

    使用する設定 操作

    DHCP

    [Retry DHCP]を選択します。 DHCPを使用する場合は、設定が正しいことを確認してください。

    DHCP対応のネットワークを使用すると、FQDNとDNSサーバーのエントリが仮想アプライアンスに自動的に割り当てられます。DHCPにDNSが適切に設定されていないと、「UnifiedManager」というホスト名が自動的に割り当てられ、セキュリティ証明書に関連付けられます。DHCP対応のネットワークをセットアップしていない場合は、ネットワーク設定の情報を手動で入力する必要があります。

    静的なネットワーク設定

    1. [Enter the details for static network configuration]を選択します。

      設定プロセスが完了するまでに数分かかります。

    2. 入力した値を確認し、[Y]を選択します。

  7. プロンプトでメンテナンス ユーザーの名前を入力し、[Enter]をクリックします。

    メンテナンス ユーザーの名前は、1文字目を小文字のアルファベット(a~z)、2文字目以降をハイフン(-)、a~z、0~9を任意に組み合わせて指定する必要があります。

  8. プロンプトに対してパスワードを入力し、[Enter]をクリックします。

    VMのコンソールにUnified Manager Web UIのURLが表示されます。

Web UIにアクセスしてUnified Managerの初期セットアップを実行できます。手順については、「Active IQ Unified Managerの設定」を参照してください。

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