Active IQ Unified Manager 9.14
APIを使用したCIFSおよびNFSファイル共有のプロビジョニング
Active IQ Unified Managerに付属のプロビジョニングAPIを使用して、Storage Virtual Machine(SVM)にCIFS共有とNFSファイル共有をプロビジョニングできます。このプロビジョニング ワークフローでは、ファイル共有を作成する前にSVM、パフォーマンス サービス レベル、およびストレージ効率化ポリシーのキーを取得する手順について詳しく説明します。
次の図は、ファイル共有のプロビジョニング ワークフローの各手順を示しています。ワークフローには、CIFS共有とNFSファイル共有の両方のプロビジョニングが含まれています。
以下を確認してください。
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CIFS共有を作成するSVMで、データLIFまたはアクセス エンドポイントを使用できるかを確認します。SVMで使用可能なアクセス エンドポイントのリストを取得します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
GET
/storage-provider/access-endpoints
/storage-provider/access-endpoints/{key}
cURLの例
curl -X GET "https://<hostname>/api/storage-provider/access-endpoints?resource.key=7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959" -H "accept: application/json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>"
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使用するアクセス エンドポイントがリストに表示されている場合は、アクセス エンドポイント キーを取得します。表示されていない場合は、アクセス エンドポイントを作成します。
CIFSプロトコルを有効にしてアクセス エンドポイントを作成してください。CIFSプロトコルを有効にしたアクセス エンドポイントを作成しないと、CIFS共有のプロビジョニングは失敗します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
POST
/storage-provider/access-endpoints
cURLの例
作成するアクセス エンドポイントの詳細を、入力パラメーターとして指定する必要があります。
curl -X POST "https://<hostname>/api/storage-provider/access-endpoints" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>" { \"data_protocols\": \"nfs\", \"fileshare\": { \"key\": \"cbd1757b-0580-11e8-bd9d-00a098d39e12:type=volume,uuid=f3063d27-2c71-44e5-9a69-a3927c19c8fc\" }, \"gateway\": \"10.132.72.12\", \"ip\": { \"address\": \"10.162.83.26\", \"ha_address\": \"10.142.83.26\", \"netmask\": \"255.255.0.0\" }, \"lun\": { \"key\": \"cbd1757b-0580-11e8-bd9d-00a098d39e12:type=lun,uuid=d208cc7d-80a3-4755-93d4-5db2c38f55a6\" }, \"mtu\": 15000, \"name\": \"aep1\", \"svm\": { \"key\": \"cbd1757b-0580-11e8-bd9d-00a178d39e12:type=vserver,uuid=1d1c3198-fc57-11e8-99ca-00a098d38e12\" }, \"vlan\": 10}"
JSON出力にジョブ オブジェクト キーが表示され、作成したアクセス エンドポイントの検証に使用できます。
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アクセス エンドポイントを検証します。
カテゴリー HTTP動詞 パス management-server
GET
/management-server/jobs/{key}
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CIFS共有とNFSファイル共有のどちらを作成する必要があるかを判断します。CIFS共有を作成するには、次の手順を実行します。
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SVMにCIFSサーバーが設定されているかを確認します。そのためには、SVMにActive Directoryマッピングが作成されているかを特定します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
GET
/storage-provider/active-directories-mappings
-
Active Directoryマッピングが作成されている場合は、キーを取得します。作成されていない場合は、SVMにActive Directoryマッピングを作成します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
POST
/storage-provider/active-directories-mappings
cURLの例
Active Directoryマッピングを作成するための詳細を、入力パラメーターとして指定する必要があります。
curl -X POST "https://<hostname>/api/storage-provider/active-directories-mappings" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>" { \"_links\": {}, \"dns\": \"10.000.000.000\", \"domain\": \"example.com\", \"password\": \"string\", \"svm\": { \"key\": \"9f4ddea-e395-11e9-b660-005056a71be9:type=vserver,uuid=191a554a-f0ce-11e9-b660-005056a71be9\" }, \"username\": \"string\"}"
これは同期呼び出しであり、Active Directoryマッピングの作成を出力で確認できます。エラーが発生した場合はエラー メッセージが表示されるため、トラブルシューティングして要求を再実行します。
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CIFS共有またはNFSファイル共有を作成するSVMのSVMキーを取得します。詳細については、「クラスタのSVMの確認」ワークフローのトピックを参照してください。
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次のAPIを実行し、応答からパフォーマンス サービス レベルのキーを取得します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
GET
/storage-provider/performance-service-levels
system_defined
入力パラメーターにtrue
を設定すると、システム定義のパフォーマンス サービス レベルの詳細を取得できます。出力から、ファイル共有に適用するパフォーマンス サービス レベルのキーを取得します。 -
必要に応じて、次のAPIを実行し、応答からファイル共有に適用するストレージ効率化ポリシーのキーを取得します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
GET
/storage-provider/storage-efficiency-policies
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ファイル共有を作成します。アクセス制御リストとエクスポート ポリシーを指定と、CIFSとNFSの両方をサポートするファイル共有を作成できます。次の手順は、ボリュームのどちらか一方のプロトコルのみをサポートするファイル共有を作成する場合の情報を示しています。作成後にNFSファイル共有を更新し、アクセス制御リストを追加することもできます。詳細については、「ストレージ ワークロードの変更」のトピックを参照してください。
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CIFS共有のみを作成する場合は、アクセス制御リスト(ACL)に関する情報を収集します。CIFS共有を作成するには、次の入力パラメーターに有効な値を指定します。割り当てたユーザー グループごとに、CIFS共有またはSMB共有のプロビジョニング時にACLが作成されます。ACLおよびActive Directoryマッピングに入力した値に基づいて、CIFS共有の作成時にアクセス制御とマッピングが決定されます。
サンプルの値を指定したcURLコマンド
{ "access_control": { "acl": [ { "permission": "read", "user_or_group": "everyone" } ], "active_directory_mapping": { "key": "3b648c1b-d965-03b7-20da-61b791a6263c" },
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NFSファイル共有のみを作成する場合は、エクスポート ポリシーに関する情報を収集します。NFSファイル共有を作成するには、次の入力パラメーターに有効な値を指定します。この値に基づいて、NFSファイル共有の作成時にエクスポート ポリシーが適用されます。
NFS共有をプロビジョニングする際には、必要なすべての値を指定してエクスポート ポリシーを作成することも、エクスポート ポリシー キーを指定して既存のエクスポート ポリシーを再利用することもできます。Storage VMのエクスポート ポリシーを再利用する場合は、エクスポート ポリシー キーを指定する必要があります。キーが不明な場合は、
/datacenter/protocols/nfs/export-policies
APIを使用してエクスポート ポリシー キーを取得できます。新しいポリシーを作成する場合は、次の例に示すようにルールを入力する必要があります。入力されたルールに対して、APIはホスト、Storage VM、およびルールを照合して既存のエクスポート ポリシーを検索します。既存のエクスポート ポリシーがある場合は、そのポリシーが使用されます。ない場合は、新しいエクスポート ポリシーが作成されます。サンプルの値を指定したcURLコマンド
"export_policy": { "key": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=export_policy,uuid=1460288880641", "name_tag": "ExportPolicyNameTag", "rules": [ { "clients": [ { "match": "0.0.0.0/0" }
アクセス制御リストとエクスポート ポリシーを設定したら、CIFSとNFSファイル共有の両方に必須のパラメーターに有効な値を入力します。
ストレージ効率化ポリシーは、ファイル共有の作成ではオプションのパラメーターです。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
POST
/storage-provider/file-shares
JSON出力にジョブ オブジェクト キーが表示され、作成したファイル共有の検証に使用できます。
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ジョブの照会で返されたジョブ オブジェクト キーを使用して、ファイル共有の作成を確認します。
カテゴリー HTTP動詞 パス management-server
GET
/management-server/jobs/{key}
応答の末尾に、作成されたファイル共有のキーが表示されます。
], "job_results": [ { "name": "fileshareKey", "value": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=volume,uuid=e581c23a-1037-11ea-ac5a-00a098dcc6b6" } ], "_links": { "self": { "href": "/api/management-server/jobs/06a6148bf9e862df:-2611856e:16e8d47e722:-7f87" } } }
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返されたキーを指定して次のAPIを実行し、ファイル共有の作成を確認します。
カテゴリー HTTP動詞 パス storage-provider
GET
/storage-provider/file-shares/{key}
JSON出力例
POSTメソッド
/storage-provider/file-shares
が、各機能に必要なすべてのAPIを内部的に呼び出し、オブジェクトを作成していることがわかります。たとえば、ファイル共有にパフォーマンス サービス レベルを割り当てる/storage-provider/performance-service-levels/
APIを呼び出しています。{ "key": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=volume,uuid=e581c23a-1037-11ea-ac5a-00a098dcc6b6", "name": "FileShare_377", "cluster": { "uuid": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959", "key": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=cluster,uuid=7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959", "name": "AFFA300-206-68-70-72-74", "_links": { "self": { "href": "/api/datacenter/cluster/clusters/7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=cluster,uuid=7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959" } } }, "svm": { "uuid": "b106d7b1-51e9-11e9-8857-00a098dcc959", "key": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=vserver,uuid=b106d7b1-51e9-11e9-8857-00a098dcc959", "name": "RRT_ritu_vs1", "_links": { "self": { "href": "/api/datacenter/svm/svms/7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=vserver,uuid=b106d7b1-51e9-11e9-8857-00a098dcc959" } } }, "assigned_performance_service_level": { "key": "1251e51b-069f-11ea-980d-fa163e82bbf2", "name": "Value", "peak_iops": 75, "expected_iops": 75, "_links": { "self": { "href": "/api/storage-provider/performance-service-levels/1251e51b-069f-11ea-980d-fa163e82bbf2" } } }, "recommended_performance_service_level": { "key": null, "name": "Idle", "peak_iops": null, "expected_iops": null, "_links": {} }, "space": { "size": 104857600 }, "assigned_storage_efficiency_policy": { "key": null, "name": "Unassigned", "_links": {} }, "access_control": { "acl": [ { "user_or_group": "everyone", "permission": "read" } ], "export_policy": { "id": 1460288880641, "key": "7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=export_policy,uuid=1460288880641", "name": "default", "rules": [ { "anonymous_user": "65534", "clients": [ { "match": "0.0.0.0/0" } ], "index": 1, "protocols": [ "nfs3", "nfs4" ], "ro_rule": [ "sys" ], "rw_rule": [ "sys" ], "superuser": [ "none" ] }, { "anonymous_user": "65534", "clients": [ { "match": "0.0.0.0/0" } ], "index": 2, "protocols": [ "cifs" ], "ro_rule": [ "ntlm" ], "rw_rule": [ "ntlm" ], "superuser": [ "none" ] } ], "_links": { "self": { "href": "/api/datacenter/protocols/nfs/export-policies/7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=export_policy,uuid=1460288880641" } } } }, "_links": { "self": { "href": "/api/storage-provider/file-shares/7d5a59b3-953a-11e8-8857-00a098dcc959:type=volume,uuid=e581c23a-1037-11ea-ac5a-00a098dcc6b6" } } }