エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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ONTAPアップグレード後のMetroCluster構成のネットワークとストレージのステータスの確認

MetroCluster構成のONTAPクラスタをアップグレードした場合、各クラスタのLIF、アグリゲート、およびボリュームのステータスを確認する必要があります。

  1. LIFのステータスを確認します。

    network interface show

    通常運用時は、ソースSVMのLIFの管理ステータスが稼働状態で、ホーム ノードに配置されている必要があります。デスティネーションSVMのLIFについては、稼働し、ホーム ノードに配置されている必要はありません。スイッチオーバー時には、すべてのLIFの管理ステータスが稼働状態になっている必要がありますが、ホーム ノードに配置されている必要はありません。

    cluster1::> network interface show
                Logical    Status     Network            Current       Current Is
    Vserver     Interface  Admin/Oper Address/Mask       Node          Port    Home
    ----------- ---------- ---------- ------------------ ------------- ------- ----
    Cluster
                cluster1-a1_clus1
                             up/up    192.0.2.1/24       cluster1-01
                                                                       e2a     true
                cluster1-a1_clus2
                             up/up    192.0.2.2/24       cluster1-01
                                                                       e2b     true
    
    
    cluster1-01
                clus_mgmt    up/up    198.51.100.1/24    cluster1-01
                                                                       e3a     true
                cluster1-a1_inet4_intercluster1
                             up/up    198.51.100.2/24    cluster1-01
                                                                       e3c     true
                ...
    
    27 entries were displayed.
  2. アグリゲートの状態を確認します。

    storage aggregate show -state !online

    このコマンドを実行すると、オンラインではないアグリゲートが表示されます。通常運用時は、ローカル サイトにあるすべてのアグリゲートがオンラインになっている必要があります。ただし、MetroCluster構成がスイッチオーバー状態の場合は、ディザスタ リカバリー サイトにあるルート アグリゲートをオフラインにすることができます。

    次の例は、通常運用時のクラスタを示しています。

    cluster1::> storage aggregate show -state !online
    There are no entries matching your query.

    次の例は、スイッチオーバー時のクラスタを示しています。ディザスタ リカバリー サイトにあるルート アグリゲートはオフラインです。

    cluster1::> storage aggregate show -state !online
    Aggregate     Size Available Used% State   #Vols  Nodes            RAID Status
    --------- -------- --------- ----- ------- ------ ---------------- ------------
    aggr0_b1
                    0B        0B    0% offline      0 cluster2-01      raid_dp,
                                                                       mirror
                                                                       degraded
    aggr0_b2
                    0B        0B    0% offline      0 cluster2-02      raid_dp,
                                                                       mirror
                                                                       degraded
    2 entries were displayed.
  3. ボリュームの状態を確認します。

    volume show -state !online

    このコマンドを実行すると、オンラインではないボリュームが表示されます。

    通常運用時の(スイッチオーバー状態でない)MetroCluster構成では、クラスタのセカンダリーSVM(名前に「-mc」が付いているSVM)が所有するすべてのボリュームが表示されます。

    これらのボリュームはスイッチオーバー時にのみオンラインになります。

    次の例は、通常運用時のクラスタを示しています。ディザスタ リカバリー サイトにあるボリュームはオフラインです。

    cluster1::> volume show -state !online
      (volume show)
    Vserver   Volume       Aggregate    State      Type       Size  Available Used%
    --------- ------------ ------------ ---------- ---- ---------- ---------- -----
    vs2-mc    vol1         aggr1_b1     -          RW            -          -     -
    vs2-mc    root_vs2     aggr0_b1     -          RW            -          -     -
    vs2-mc    vol2         aggr1_b1     -          RW            -          -     -
    vs2-mc    vol3         aggr1_b1     -          RW            -          -     -
    vs2-mc    vol4         aggr1_b1     -          RW            -          -     -
    5 entries were displayed.
  4. 整合性のないボリュームがないことを確認します。

    volume show -is-inconsistent true
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