エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9

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マルチパス テープ アクセスの設定時の考慮事項

ストレージ システムからテープ ライブラリーのテープ ドライブにアクセスするパスを2つ設定できます。いずれかのパスで障害が発生した場合、そのパスをすぐに修復しなくても、他のパスを使用してテープ ドライブにアクセスできます。これにより、テープの処理を再開できます。

ストレージ システムからのマルチパス テープ アクセスを設定するときは、以下の点を考慮してください。

  • LUNマッピングをサポートするテープ ライブラリーでは、LUNグループへのマルチパス アクセスのために、各パスで対称になるようにLUNマッピングを行う必要があります。

    テープ ドライブとメディア チェンジャは、テープ ライブラリー内のLUNグループ(同じイニシエータのパス セットを共有するLUNのセット)に割り当てられます。複数のすべてのパスにおけるバックアップおよびリストア処理で、LUNグループのすべてのテープ ドライブが使用可能である必要があります。

  • ストレージ システムからテープ ライブラリーのテープ ドライブにアクセスするパスを最大2つ設定できます。

  • マルチパス テープ アクセスでは負荷分散がサポートされます。デフォルトでは、負荷分散は無効になっています。

次の例では、ストレージ システムはイニシエータの2つのパス(0bと0d)を使用してLUNグループ0にアクセスします。この2つのパスのLUNグループはどちらもLUN番号が0で、LUN数が5です。ストレージ システムはイニシエータのパスを1つだけ(3d)使用してLUNグループ1にアクセスします。

STSW-3070-2_cluster::> storage tape library config show

Node                    LUN Group   LUN Count  Library Name  Library Target Port  Initiator
----------------------- ----------- ---------- ------------- -------------------- -----
STSW-3070-2_cluster-01        0      5         IBM 3573-TL_1  510a09800000412d     0b
                                                                                  	0d
                              1      2         IBM 3573-TL_2  50050763124b4d6f     3d

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詳細については、マニュアル ページを参照してください。

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