ONTAP 9.13

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クォータ ルール、クォータ ポリシー、およびクォータとは

クォータは、FlexVolに固有のクォータ ルールで定義されます。これらのクォータ ルールはStorage Virtual Machine(SVM)のクォータ ポリシーにまとめられ、SVM上の各ボリュームでアクティブ化されます。

クォータ ルールは常にボリュームに固有です。クォータ ルールは、クォータ ルールに定義されているボリュームでクォータがアクティブ化されるまで作用しません。

クォータ ポリシーは、SVMのすべてのボリュームに対するクォータ ルールの集まりです。クォータ ポリシーはSVM間で共有されません。1つのSVMに最大5つのクォータ ポリシーを保持できるため、クォータ ポリシーのバックアップ コピーを作成できます。1つのSVMに割り当てられるクォータ ポリシーは常に1つです。

クォータは、ONTAPで適用される実際の制限、またはONTAPで実行される実際の追跡処理です。クォータ ルールからは少なくとも1つのクォータが必ず作成され、そのほかに多数の派生クォータが作成されることもあります。適用クォータの一覧は、クォータ レポートでのみ表示できます。

アクティブ化とは、割り当てられたクォータ ポリシーの現在のクォータ ルール セットから適用クォータを作成するよう、ONTAPをトリガーするプロセスです。アクティブ化はボリューム単位で実施されます。あるボリュームでのクォータの最初のアクティブ化を初期化と呼びます。以降のアクティブ化は、変更の範囲に応じて再初期化またはサイズ変更と呼びます。

ボリューム上のクォータを初期化またはサイズ変更すると、そのSVMに現在割り当てられているクォータ ポリシー内のクォータ ルールがアクティブ化されます。

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