ONTAP 9.13

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SAN LIFの移動に関する注意事項

クラスタにノードを追加したりクラスタからノードを削除するなど、クラスタの構成を変更する場合は、LIFを移動するだけで済みます。LIFを移動すれば、FCファブリックを再ゾーニングしたり、クラスタに接続されたホストとその新しいターゲット インターフェイスとの間に新しいiSCSIセッションを作成したりする必要がありません。

network interface move コマンドを使用してSAN LIFを移動することはできません。SAN LIFを移動するには、まず目的のLIFをオフラインにし、別のホーム ノードやポートに移動させてから、移動先の新しい場所でLIFをオンラインに戻します。ONTAPのすべてのSANソリューションで、Asymmetric Logical Unit Access(ALUA)によりパスの冗長化と自動選択が実現します。このため、移動時にLIFがオフライン状態になっても、I/Oの中断は生じません。ホストは再試行して、I/Oを別のLIFに移動させるだけです。

LIFの移動を使用すると、システムを停止することなく次のタスクを実行できます。

  • クラスタの1個のHAペアを、LUNデータにアクセスするホストにはまったく支障のない形で、アップグレードしたHAペアに置き換える

  • ターゲット インターフェイス カードをアップグレードする

  • Storage Virtual Machine(SVM)のリソースをクラスタ内のノード セットから別のノード セットに移行する

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