ONTAP 9.13

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SMB設定情報を収集するためのワークシート

SMB設定ワークシートを使用すると、クライアントのSMBアクセスを設定するために必要な情報を収集できます。

ストレージをプロビジョニングする場所に関する決定に応じて、ワークシートのいずれかまたは両方のセクションを完了する必要があります。

パラメーターの詳細については、コマンドのマニュアル ページを参照してください。

SVMへのSMBアクセスの設定

SVMを作成するためのパラメーター

新しいSVMを作成する場合は、vserver create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

新しいSVMの名前を指定します。完全修飾ドメイン名(FQDN)を指定するか、クラスタ内で一意のSVM名を適用する別の命名規則に従います。

-aggregate

新しいSMBストレージ容量に対応できる十分なスペースを持つクラスタ内のアグリゲートの名前を指定します。

-rootvolume

SVMルート ボリュームの一意の名前を指定します。

-rootvolume-security-style

SVMのNTFSセキュリティ形式を使用します。

ntfs

-language

このワークフローではデフォルトの言語設定を使用します。

C.UTF-8

ipspace

オプション:IPspaceは、SVMが配置される個別のIPアドレス空間です。

LIFを作成するためのパラメーター

LIFを作成する場合は、network interface create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-lif

新しいLIFの名前を指定します。

-role

このワークフローではデータLIFのロールを使用します。

data

-data-protocol

このワークフローではSMBプロトコルのみを使用します。

cifs

-home-node

LIFに対して network interface revert コマンドを実行したときにLIFが戻るノードを指定します。

-home-port

LIFに対して network interface revert コマンドを実行したときにLIFが戻るポートまたはインターフェイス グループを指定します。

-address

新しいLIFによるデータ アクセスに使用されるクラスタ上のIPv4またはIPv6アドレスを指定します。

-netmask

LIFのネットワーク マスクとゲートウェイを指定します。

-subnet

IPアドレスのプールを指定します。 -address および -netmask の代わりに、アドレスとネットマスクを自動的に割り当てるために使用されます。

-firewall-policy

このワークフローではデフォルトのデータ ファイアウォール ポリシーを使用します。

data

-auto-revert

オプション:起動時または他の状況下でデータLIFがホーム ノードに自動的にリバートされるかどうかを指定します。デフォルトの設定は false です。

DNSホスト名解決用のパラメーター

DNSを設定する場合は、vserver services name-service dns create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-domains

最大5つのDNSドメイン名を指定します。

-name-servers

DNSネーム サーバーごとに最大3つのIPアドレスを指定します。

Active DirectoryドメインでのSMBサーバーのセットアップ

タイム サービス設定のパラメーター

タイム サービスを設定する場合は、cluster time-service ntp server create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-server

Active Directoryドメイン用のNTPサーバーのホスト名またはIPアドレスを指定します。

Active DirectoryドメインでSMBサーバーを作成するためのパラメーター

新しいSMBサーバーを作成し、ドメイン情報を指定する場合は、vserver cifs create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

SMBサーバーを作成するSVMの名前を指定します。

-cifs-server

SMBサーバーの名前(最大15文字)を指定します。

-domain

SMBサーバーに関連付けるActive Directoryドメインの完全修飾ドメイン名(FQDN)を指定します。

-ou

オプション:SMBサーバーに関連付けるActive Directoryドメイン内の組織単位を指定します。デフォルトでは、このパラメーターはCN=Computersに設定されます。

-netbios-aliases

オプション:NetBIOSエイリアスのリストを指定します。NetBIOSエイリアスは、SMBサーバー名の別名です。

-comment

オプション:サーバーのテキスト コメントを指定します。Windowsクライアントは、ネットワーク上のサーバーを参照するとき、SMBサーバーの説明を確認できます。

ワークグループでのSMBサーバーのセットアップ

ワークグループでSMBサーバーを作成するためのパラメーター

新しいSMBサーバーを作成し、サポートされているSMBバージョンを指定する場合は、vserver cifs create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

SMBサーバーを作成するSVMの名前を指定します。

-cifs-server

SMBサーバーの名前(最大15文字)を指定します。

-workgroup

ワークグループの名前(最大15文字)を指定します。

-comment

オプション:サーバーのテキスト コメントを指定します。Windowsクライアントは、ネットワーク上のサーバーを参照するとき、SMBサーバーの説明を確認できます。

ローカル ユーザーを作成するためのパラメーター

vserver cifs users-and-groups local-user create コマンドを使用してローカル ユーザーを作成する場合は、次の値を指定します。これらの値は、ワークグループ内、およびオプションでADドメイン内のSMBサーバーに必須です。

フィールド 説明 設定値

-vserver

ローカル ユーザーを作成するSVMの名前を指定します。

-user-name

ローカル ユーザーの名前(最大20文字)を指定します。

-full-name

オプション:ユーザーのフルネームを指定します。フルネームにスペースが含まれる場合は、フルネームを2重引用符で囲みます。

-description

オプション:ローカル ユーザーの説明。説明にスペースが含まれる場合は、パラメーターを引用符で囲みます。

-is-account-disabled

オプション:ユーザー アカウントが有効か無効かを指定します。このパラメーターを指定しない場合、ユーザー アカウントはデフォルトで有効になります。

ローカル グループを作成するためのパラメーター

vserver cifs users-and-groups local-group create コマンドを使用してローカル グループを作成する場合は、次の値を指定します。ADドメインおよびワークグループ内のSMBサーバーの場合はオプションです。

フィールド 説明 設定値

-vserver

ローカル グループを作成するSVMの名前を指定します。

-group-name

ローカル グループの名前(最大256文字)を指定します。

-description

オプション:ローカル グループの説明。説明にスペースが含まれる場合は、パラメーターを引用符で囲みます。

SMB対応SVMへのストレージ容量の追加

ボリュームを作成するためのパラメーター

qtreeの代わりにボリュームを作成する場合は、volume create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

新しいボリュームをホストする新規または既存のSVMの名前を指定します。

-volume

新しいボリュームに対して、一意のわかりやすい名前を指定します。

-aggregate

新しいSMBボリュームに対応できる十分なスペースを持つクラスタ内のアグリゲートの名前を指定します。

-size

新しいボリュームのサイズとして任意の整数を指定します。

-security-style

このワークフローにはNTFSセキュリティ形式を使用します。

ntfs

-junction-path

新しいボリュームのマウント先とする、ルート(/)の下の場所を指定します。

qtreeを作成するためのパラメーター

ボリュームの代わりにqtreeを作成する場合は、volume qtree create コマンドで次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

qtreeを格納するボリュームが配置されているSVMの名前を指定します。

-volume

新しいqtreeを格納するボリュームの名前を指定します。

-qtree

新しいqtreeに対して、一意のわかりやすい名前を64文字以内で指定します。

-qtree-path

ボリュームとqtreeを別々の引数として指定する代わりに、qtreeパスを /vol/volume_name/qtree_name\> の形式の引数で指定できます。

SMB共有を作成するためのパラメーター

vserver cifs share create コマンドで、次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

SMB共有を作成するSVMの名前を指定します。

-share-name

作成するSMB共有の名前(最大256文字)を指定します。

-path

SMB共有へのパスの名前(最大256文字)を指定します。このパスは、共有を作成する前にボリューム内に存在している必要があります。

-share-properties

オプション:共有プロパティのリストを指定します。デフォルト設定は、oplocksbrowsablechangenotify、および show-previous-versions です。

-comment

オプション:サーバーのテキスト コメント(最大256文字)を指定します。Windowsクライアントは、ネットワーク上で参照するとき、SMB共有の説明を確認できます。

SMB共有アクセス制御リスト(ACL)を作成するためのパラメーター

vserver cifs share access-control create コマンドで、次の値を指定します。

フィールド 説明 設定値

-vserver

SMB ACLを作成するSVMの名前を指定します。

-share

作成場所とするSMB共有の名前を指定します。

-user-group-type

共有のACLに追加するユーザーまたはグループのタイプを指定します。デフォルトのタイプは windows です。

windows

-user-or-group

共有のACLに追加するユーザーまたはグループを指定します。ユーザー名を指定する場合は、「domain\username」形式でユーザーのドメインを含める必要があります。

-permission

ユーザーまたはグループの権限を指定します。

[ No_access | Read | Change | Full_Control ]

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