ONTAP 9.13

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FCoEの構成方法 - 概要

FCoEは、FCoEスイッチを使用してさまざまな方法で構成できます。直接接続型の構成はFCoEではサポートされません。

FCoE構成はすべてデュアルファブリックです。完全な冗長性を提供し、ホスト側でマルチパス ソフトウェアが必要です。いずれのFCoE構成でも、イニシエータとターゲット間のパスには、最大ホップ数の範囲内でいくつでもFCoEスイッチとFCスイッチを配置できます。スイッチ同士を接続するためには、イーサネットISLをサポートするファームウェア バージョンがスイッチで実行されている必要があります。FCoE構成の各ホストでオペレーティング システムが同じである必要はありません。

FCoE構成では、FCoEの機能を明示的にサポートするイーサネット スイッチが必要です。FCoE構成は、FCスイッチと同じ相互運用性と品質管理プロセスに照らして検証されます。サポートされる構成の一覧は、富士通サポートにお問い合わせください。これらのサポートされる構成には、スイッチ モデル、単一ファブリックに導入可能なスイッチの数、サポートされるスイッチ ファームウェアのバージョンなどのパラメーターが含まれています。

次の図のFCターゲット拡張アダプターのポート番号は一例です。実際のポート番号は、FCoEターゲット拡張アダプターがインストールされている拡張スロットによって変わる場合があります。

FCoEイニシエータからFCターゲット

FCoEイニシエータ(CNA)を使用すると、FCoEスイッチを介して、ホストをHAペアの両方のコントローラーのFCターゲット ポートに接続できます。FCoEスイッチにはFCポートも必要です。ホストのFCoEイニシエータは、常にFCoEスイッチに接続されます。FCoEスイッチは、FCターゲットに直接接続することも、FCスイッチを介してFCターゲットに接続することもできます。

次の図では、ホストのCNAをFCoEスイッチに接続し、FCスイッチをHAペアに接続しています。

FCoE イニシエータから FC ターゲット

FCoEイニシエータからFCoEターゲット

ホストのFCoEイニシエータ(CNA)を使用すると、FCoEスイッチを介して、ホストをHAペアの両方のコントローラーのFCoEターゲット ポート(UTAまたはUTA2とも呼ばれる)に接続できます。

FCoE イニシエータから FCoE ターゲット

FCoEイニシエータからFCoEおよびFCターゲット

ホストのFCoEイニシエータ(CNA)を使用すると、FCoEスイッチを介して、ホストをHAペアの両方のコントローラーのFCoEおよびFCターゲット ポート(UTAまたはUTA2とも呼ばれる)に接続できます。

FCoE イニシエータから FCoE および FC ターゲット

FCoEとIPストレージ プロトコルの混在

ホストのFCoEイニシエータ(CNA)を使用すると、FCoEスイッチを介して、ホストをHAペアの両方のコントローラーのFCoEターゲット ポート(UTAまたはUTA2とも呼ばれる)に接続できます。FCoEポートでは、単一スイッチへの従来のリンク アグリゲーションは使用できません。Cisco製スイッチは、FCoEに対応した特別なタイプのリンク アグリゲーション(仮想ポート チャネル)をサポートします。仮想ポート チャネルが、2つのスイッチへの個別のリンクを統合(アグリゲート)します。仮想ポート チャネルは他のイーサネット トラフィックにも使用できます。NFS、SMB、iSCSI、その他のイーサネット トラフィックなど、FCoE以外のトラフィックに使用するポートでは、FCoEスイッチの通常のイーサネット ポートを使用できます。

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