ONTAP 9.13

to English version

クラウド階層としてのクラウド用Microsoft Azure Blob Storageのセットアップ

ONTAP 9.7以降を実行している場合は、クラウド用Azure Blob StorageをFabricPoolのクラウド階層としてセットアップできます。

FabricPoolでMicrosoft Azure Blob Storageを使用する場合の考慮事項
  • FabricPoolライセンスが必要な場合があります。

    新規に購入したETERNUS AXシリーズには、FabricPoolを使用するための10TBの空き容量が含まれています。ETERNUS AXシリーズで追加の容量が必要な場合、ETERNUS AX以外のシリーズでAzure Blob Storageを使用する場合、または既存のクラスタからアップグレードする場合は、FabricPoolライセンスが必要になります。

    既存のクラスタ用に初めてFabricPoolを購入する場合は、10TBの空き容量を含むFabricPoolライセンスが付随します。

  • Azure Blob StorageをCloud Volumes ONTAPで使用する場合は、FabricPoolライセンスは必要ありません。

  • ONTAPがAzure Blob Storageオブジェクト サーバーとの接続に使用するLIFは10Gbpsポート上に配置することを推奨します。

  • FabricPoolでは、オンプレミスのAzureサービスであるAzure Stackは現在サポートされていません。

  • Microsoft Azure Blob Storageのアカウント レベルでは、FabricPoolはホットとクールのストレージ階層のみをサポートします。

    FabricPoolでは、blobレベルの階層化はサポートされません。また、Azureのアーカイブ ストレージ階層への階層化もサポートされません。

タスク概要

FabricPoolでは、オンプレミスのAzureサービスであるAzure Stackは現在サポートされていません。

手順
  1. storage aggregate object-store config createコマンドで-provider-type Azure_Cloudパラメーターを使用して、Azure Blob Storageの設定情報を指定します。

    • 指定された情報でONTAPからAzure Blob Storageにアクセスできない場合は、storage aggregate object-store config createコマンドが失敗します。

    • -azure-accountパラメーターを使用して、Azure Blob Storageアカウントを指定します。

    • -azure-private-keyパラメーターを使用して、Azure Blob Storageへの要求を認証するためのアクセス キーを指定します。

    • Azure Blob Storageのパスワードが変更された場合は、ONTAPに格納されている対応するパスワードをただちに更新する必要があります。

      これにより、ONTAPは引き続きAzure Blob Storage内のデータにアクセスできます。

    cluster1::> storage aggregate object-store config create
    -object-store-name MyAzure -provider-type Azure_Cloud
    -server blob.core.windows.net -container-name myAzureContainer
    -azure-account myAzureAcct -azure-private-key myAzureKey
  2. storage aggregate object-store config showコマンドを使用して、Azure Blob Storageの設定情報を表示して確認します。

    FabricPoolに使用するAzure Blob Storageの設定情報は、storage aggregate object-store config modifyコマンドを使用して変更できます。

Top of Page