ONTAP 9.13

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ログイン アカウントの作成 - 概要

クラスタおよびSVMの管理者アカウントは、ローカルまたはリモートのいずれかとして有効にできます。ローカル アカウントでは、アカウント情報、公開鍵、セキュリティ証明書がストレージ システムに格納されます。ADアカウントの情報はドメイン コントローラーに格納されます。LDAPおよびNISのアカウントはLDAPサーバーおよびNISサーバーで管理されます。

クラスタ管理者とSVM管理者

クラスタ管理者 は、クラスタの管理SVMにアクセスします。管理SVMとクラスタ管理者(予約名 admin )は、クラスタのセットアップ時に自動的に作成されます。

デフォルトの admin ロールが割り当てられたクラスタ管理者は、クラスタとそのリソースをすべて管理できます。クラスタ管理者は、必要に応じて別のロールを割り当てた別のクラスタ管理者を作成できます。

SVM管理者 は、データSVMにアクセスします。データSVMとSVM管理者は、クラスタ管理者が必要に応じて作成します。

SVM管理者には、デフォルトで vsadmin ロールが割り当てられます。クラスタ管理者は、必要に応じてSVMの管理者に別のロールを割り当てることができます。

リモート クラスタおよびSVMの管理者アカウントに次の汎用的な名前は使用できません。「adm」、「bin」、「cli」、「daemon」、「ftp」、「games」、「halt」、「lp」、「mail」、「man」、「naroot」、「fujitsu」、「news」、「nobody」、「operator」、「root」、「shutdown」、「sshd」、「sync」、「sys」、「uucp」、「www」。

マージされたロール

同じユーザーに対して複数のリモート アカウントを有効にすると、そのユーザーには各アカウントに対して指定されたロールがすべて割り当てられます。たとえば、あるLDAPまたはNISアカウントに vsadmin ロールが割り当てられ、同じユーザーのADグループ アカウントに vsadmin-volume ロールが割り当てられている場合、そのADユーザーはより権限の広い vsadmin の機能でログインします。このような場合、ロールが マージ されたと表現します。

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