ONTAP 9.13

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ドライブからの所有権の削除

ONTAPは、ディスク所有権情報をディスクに書き込みます。スペア ディスクまたはそのシェルフをノードから取り外す前に、所有権情報を削除して、別のノードに組み込めるようにする必要があります。

要件

所有権を削除するディスクが次の要件を満たしている必要があります。

  • スペア ディスクである。

    ローカル階層(アグリゲート)で使用されているディスクから所有権を削除することはできません。

  • Maintenance Centerに割り当てられていない。

  • 完全消去の実行中ではない。

  • 障害ディスクではない。

    障害ディスクから所有権を削除する必要はありません。

タスク概要

ディスクの自動割り当てが有効になっている場合は、ノードからディスクを取り外す前に、ONTAPによって所有権が自動的に再割り当てされます。そのため、ディスクが取り外されるまで所有権の自動割り当てを無効にしておき、あとから再度有効にします。

手順
  1. ディスク所有権の自動割り当てを有効にしている場合はCLIを使用して無効にします。

    storage disk option modify -node node_name -autoassign off

  2. 必要に応じて、ノードのHAパートナーで前述の手順を繰り返します。

  3. ディスクからソフトウェア所有権情報を削除します。

    storage disk removeowner disk_name

    複数のディスクから所有権情報を削除するには、カンマで区切って指定します。

    例:

    storage disk removeowner sys1:0a.23,sys1:0a.24,sys1:0a.25
  4. ディスクがルート / データ パーティショニング用にパーティショニングされている場合は、各パーティションから所有権を削除します。

    1. ONTAP 9.10.1以降では、次のように入力します。

      storage disk removeowner -disk disk_name

    2. ONTAP 9.9.1以前では、次にのコマンドを両方入力します。

      storage disk removeowner -disk disk_name -root true

      storage disk removeowner -disk disk_name -data true

    これで、両方のパーティションはどのノードからも所有されなくなります。

  5. 前の手順でディスク所有権の自動割り当てを無効にした場合は、ディスクが取り外されたあと、または再割り当てされたあとに再度有効にします。

    storage disk option modify -node node_name -autoassign on

  6. 必要に応じて、ノードのHAパートナーで前述の手順を繰り返します。

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