エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9

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二次圧縮とアダプティブコンパクションの切り替え

データの読み取り量に応じて、二次圧縮とアダプティブコンパクションを切り替えることができます。ランダム リードの量が多く、高いパフォーマンスが要求されるシステムには、アダプティブコンパクションが適しています。データがシーケンシャルに書き込まれ、圧縮で多くの量を削減することが要求される場合は、二次圧縮が適しています。

タスク概要

デフォルトの圧縮形式は、使用するアグリゲートとプラットフォームに基づいて選択されます。

手順
  1. ボリュームのデータ圧縮を無効にします。

    volume efficiency modify

    次のコマンドは、ボリュームvol1のデータ圧縮を無効にします。

    volume efficiency modify -compression false -inline-compression false -volume vol1

  2. advanced権限レベルに切り替えます。

    set -privilege advanced

  3. 圧縮データを解凍します。

    volume efficiency undo

    次のコマンドは、ボリュームvol1上の圧縮データを解凍します。

    volume efficiency undo -vserver vs1 -volume vol1 -compression true

    圧縮データを格納するための十分なスペースがボリュームにあることを確認する必要があります。

  4. 処理のステータスがアイドルであることを確認します。

    volume efficiency show

    次のコマンドは、ボリュームvol1の効率化処理のステータスを表示します。

    volume efficiency show -vserver vs1 -volume vol1

  5. データ圧縮を有効にして、圧縮形式を設定します。

    volume efficiency modify

    次のコマンドは、ボリュームvol1のデータ圧縮を有効にして、圧縮形式を二次圧縮に設定します。

    volume efficiency modify -vserver vs1 -volume vol1 -compression true -compression-type secondary

    この手順ではボリュームにおける二次圧縮が有効になるだけで、ボリューム上のデータは圧縮されません。

    • ETERNUS AX seriesで既存のデータを圧縮するには、バックグラウンド圧縮スキャナを実行する必要があります。

    • Flash PoolアグリゲートまたはHDDアグリゲートで既存のデータを圧縮するには、バックグラウンド圧縮を実行する必要があります。

  6. admin権限レベルに切り替えます。

    set -privilege admin

  7. オプション:インライン圧縮を有効にします。

    volume efficiency modify

    次のコマンドは、ボリュームvol1のインライン圧縮を有効にします。

    volume efficiency modify -vserver vs1 -volume vol1 -inline-compression true

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