エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

to English version

単一クラスタでのスキャナ プールの作成

スキャナ プールは、SVMに接続できるVscanサーバーと特権ユーザーを定義します。個々のSVM用またはクラスタ内のすべてのSVM用のスキャナ プールを作成できます。

要件
  • SVMとVscanサーバーは同じドメインに属しているか、相互に信頼されたドメインに属している必要があります。

  • 個々のSVM用のスキャナ プールを定義する場合は、SVM管理LIFまたはSVMデータLIFにONTAP Antivirus Connectorを設定しておく必要があります。

  • クラスタ内のすべてのSVM用のスキャナ プールを定義する場合は、クラスタ管理LIFにONTAP Antivirus Connectorを設定しておく必要があります。

  • 特権ユーザーのリストには、VscanサーバーがSVMへの接続に使用するドメイン ユーザー アカウントが含まれている必要があります。

  • スキャナ プールの設定が完了したら、サーバーへの接続ステータスを確認します。

手順
  1. スキャナ プールを作成します。

    vserver vscan scanner-pool create -vserver data_SVM|cluster_admin_SVM -scanner-pool scanner_pool -hostnames Vscan_server_hostnames -privileged-users privileged_users

    • 個々のSVM用のプールの場合はデータSVM、クラスタ内のすべてのSVM用のプールの場合はクラスタ管理SVMを指定します。

    • 各Vscanサーバーのホスト名はIPアドレスまたはFQDNで指定します。

    • 各特権ユーザーはドメイン名とユーザー名で指定します。 すべてのオプションの一覧については、コマンドのマニュアル ページを参照してください。

    次のコマンドは、vs1というSVMにSPという名前のスキャナ プールを作成するものです。

    cluster1::> vserver vscan scanner-pool create -vserver vs1 -scanner-pool SP -hostnames 1.1.1.1,vmwin204-27.fsct.nb -privileged-users cifs\u1,cifs\u2
  2. スキャナ プールが作成されたことを確認します。

    vserver vscan scanner-pool show -vserver data_SVM|cluster_admin_SVM -scanner-pool scanner_pool

    すべてのオプションの一覧については、コマンドのマニュアル ページを参照してください。

    次のコマンドは、SPスキャナ プールの詳細を表示します。

    cluster1::> vserver vscan scanner-pool show -vserver vs1 -scanner-pool SP
    
                                        Vserver: vs1
                                   Scanner Pool: SP
                                 Applied Policy: idle
                                 Current Status: off
             Cluster on Which Policy Is Applied: -
                      Scanner Pool Config Owner: vserver
           List of IPs of Allowed Vscan Servers: 1.1.1.1, 10.72.204.27
    List of Host Names of Allowed Vscan Servers: 1.1.1.1, vmwin204-27.fsct.nb
                       List of Privileged Users: cifs\u1, cifs\u2

    vserver vscan scanner-pool showコマンドを使用して、SVMのすべてのスキャナ プールを表示することもできます。完全なコマンド構文については、コマンドのマニュアル ページを参照してください。

Top of Page