エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

Snapshotコピー リザーブを増やすタイミング

Snapshotリザーブを増やすかを判断する際には、Snapshotコピーには、前回のSnapshotコピー作成後のファイルに対する変更のみが記録されるという点を考慮することが重要です。Snapshotのコピーによってドライブ スペースが消費されるのは、アクティブ ファイルシステムのブロックが変更または削除された場合のみです。

つまり、Snapshotコピーで使用されるドライブ スペース容量を判断する際の重要な要素は、ファイルシステムの変更率です。作成するSnapshotコピーの数にかかわらず、アクティブ ファイルシステムが変更されていない場合、Snapshotコピーはドライブ スペースを消費しません。

たとえば、データベース トランザクション ログを格納しているFlexVolには、変更率の増加に対応するために20%のSnapshotコピー リザーブが用意されている場合があります。より多くのSnapshotコピーを作成して、データベースに対する高頻度の更新をキャプチャーするだけでなく、Snapshotコピー リザーブのサイズを拡張して、Snapshotコピーが消費する追加のドライブ スペースを処理することができます。

Snapshotコピーは、ブロックのコピーではなくブロックへのポインタで構成されています。ポインタはブロックに対する「要求」のようなものです。ONTAPは、Snapshotコピーが削除されるまでブロックを「保持」します。

Snapshotコピーに使用されるディスクスペース
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