ONTAP 9.13

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ローカル階層(アグリゲート)内のスペース使用量の確認

1つまたは複数のローカル階層(アグリゲート)のすべてのボリュームで使用されているスペースの量を確認し、空きスペースを増やす対策を実施することができます。

WAFLでは、アグリゲート レベルのメタデータおよびパフォーマンス用に総ドライブ スペースの10%が予約されます。 アグリゲート内のボリュームを維持するためのスペースはWAFLリザーブから使用され、変更することはできません。

ONTAP 9.12.1以降のETERNUS AX seriesでは、30TBを超えるアグリゲートのWAFLリザーブが10%から5%に削減されました。

aggregate show-spaceコマンドを使用して、1つまたは複数のアグリゲート内のすべてのボリュームによるスペース使用量を確認することができます。この情報から包含アグリゲートのスペースを最も使用しているボリュームを確認すると、空きスペースを増やすための対処方法を講じる際に役立ちます。

アグリゲートの使用スペースは、アグリゲートに含まれるFlexVolで使用されるスペースに直接左右されます。また、ボリュームのスペースを増やすための操作もアグリゲートのスペースに影響します。

aggregate show-spaceコマンドの出力に含まれる行を次に示します。

  • Volume Footprints

    アグリゲート内のすべてのボリュームによる占有量の合計。これには、包含アグリゲート内のすべてのボリュームのデータおよびメタデータ用に使用またはリザーブされているすべてのスペースが含まれます。

  • Aggregate Metadata

    アグリゲートで必要なファイルシステム メタデータ(割り当てビットマップやinodeファイルなど)の合計。

  • Snapshot Reserve

    ボリューム サイズに基づいてアグリゲートSnapshotコピー用にリザーブされているスペース。このスペースは使用済みとみなされ、ボリュームやアグリゲートのデータまたはメタデータ用に使用することはできません。

  • Snapshot Reserve Unusable

    当初はアグリゲートSnapshotリザーブ用に割り当てられていたスペース。アグリゲートに関連付けられたボリュームで使用されているため、アグリゲートSnapshotコピーでは使用できません。アグリゲートSnapshotリザーブが0以外のアグリゲートの場合にのみ表示されます。

  • Total Used

    ボリューム、メタデータ、Snapshotコピー用に使用またはリザーブされているアグリゲート内のスペースの合計。

  • Total Physical Used

    将来使用するためにリザーブされているのではなく、現在データに使用されているスペース。アグリゲートSnapshotコピー用に使用されるスペースが含まれます。

Snapshotリザーブが5%のアグリゲートに対するaggregate show-spaceコマンドの出力例を次に示します。Snapshotリザーブが0の場合は、その行は表示されません。

cluster1::> storage aggregate show-space

						Aggregate : wqa_gx106_aggr1

      Feature                                   Used      Used%
      --------------------------------    ----------     ------
      Volume Footprints                      101.0MB         0%
      Aggregate Metadata                       300KB         0%
      Snapshot Reserve                        5.98GB         5%

      Total Used                              6.07GB         5%
      Total Physical Used                    34.82KB         0%
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