エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

複数のIDを持つユーザーにクォータを適用する方法

ユーザーは複数のIDで表される場合があります。IDのリストをクォータ ターゲットとして定義して、このようなユーザーに対して単一のユーザー クォータを設定できます。これらのIDのいずれかによって所有されるファイルには、ユーザー クォータの制限が適用されます。

ユーザーがUNIXのUID 20と、Windows IDのcorp\john_smithおよびengineering\jsmithを持っているとします。このユーザーに対して、UIDおよびWindows IDのリストをクォータ ターゲットとするクォータを指定できます。このユーザーがストレージ システムへ書き込むと、その書き込み元がUID 20corp\john_smith、あるいはengineering\jsmithのいずれの場合でも、指定されたクォータが適用されます。

別々のクォータ ルールはIDが同じユーザーのものである場合でも別のターゲットとみなされることに注意してください。たとえば、UID 20とcorp\john_smithが同一のユーザーを表す場合でも、前者のUIDのドライブ スペースを1GBに制限するクォータを指定し、corp\john_smithのドライブ スペースを2GBに制限する別のクォータを指定できます。ONTAPはUID 20corp\john_smithに対して個別にクォータを適用します。この場合、同一ユーザーが使用している他のIDに制限が適用されても、engineering\jsmithには制限が適用されません。

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