ONTAP 9.13

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複数のIDを持つユーザーにクォータを適用する方法

ユーザーは複数のIDで表される場合があります。IDのリストをクォータターゲットとして指定して、このようなユーザーに対して単一のユーザークォータを設定できます。これらのIDのいずれかによって所有されるファイルには、ユーザークォータの制限が適用されます。

ユーザーがUNIXのUID 20と、Windows IDのcorp\john_smithおよびengineering\jsmithを持っているとします。このユーザーに対して、UIDおよびWindows IDのリストをクォータターゲットとするクォータを指定できます。このユーザーがストレージ システムへ書き込むと、その書き込み元がUID 20、corp\john_smith、あるいはenginieering\jsmithのいずれの場合でも、指定されたクォータが適用されます。

別々のクォータ ファイル エントリは、IDが同じユーザーのものである場合でも別のターゲットとみなされます。たとえば、UID 20とcorp\john_smithが同一のユーザーを表す場合でも、UID 20のドライブ スペースを1GBに制限するクォータを指定し、corp\john_smithのドライブ スペースを2GBに制限する別のクォータを指定できます。ONTAPはUID 20とcorp\john_smithに対して個別にクォータを適用します。

この場合、同一ユーザーが使用している他のIDに制限が適用されても、engineering\jsmithには制限が適用されません。

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