エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

ONTAP System Managerを使用した新しいクラスタでのONTAPの設定

ONTAP System Managerでは、シンプルで簡単なワークフローで新しいクラスタをセットアップし、ストレージを設定することができます。

一部のMetroCluster環境やIPv6ネットワーク アドレスを必要とするクラスタなどでは、ONTAP CLIを使用しなければならない場合があります。これらの要件の詳細や、ONTAP CLIでクラスタをセットアップする手順については、こちらをクリックしてください。

開始する前に
  • 使用するプラットフォーム モデルの設置とセットアップの手順に従って、新しいストレージ システムを設置してケーブルを接続し、電源を投入しておく必要があります。
    詳細については、https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/manual/[ETERNUS AXとETERNUS HXに関するドキュメント]を参照してください。

  • クラスタの各ノードにクラスタ内通信用のクラスタ ネットワーク インターフェイスが設定されている必要があります。

  • 次に示すONTAP System Managerのサポート要件を確認してください。

    • CLIを使用して手動でノード管理をセットアップした場合、ONTAP System ManagerではIPv4のみがサポートされ、IPv6はサポートされません。ただし、自動的に割り当てられたIPアドレスとWindowsの検出機能を使用してDHCPでハードウェアのセットアップを行ったあとにONTAP System Managerを起動した場合、ONTAP System ManagerでIPv6の管理アドレスを設定できます。

    • MetroClusterのセットアップは、各サイトに2つのノードがあるMetroCluster IP構成でサポートされます。

      ONTAP 9.7のONTAP System Managerでは、MetroCluster構成での新しいクラスタのセットアップがサポートされません。

workflow of task to configure ONTAP on a new cluster

ノード管理IPアドレスの割り当て

Windowsシステム

Windowsコンピューターをコントローラーと同じサブネットに接続する必要があります。これにより、システムにノード管理IPアドレスが自動的に割り当てられます。

手順
  1. Windowsシステムで、[ネットワーク]ドライブを開いてノードを検出します。

  2. ノードをダブルクリックしてクラスタ セットアップ ウィザードを起動します。

その他のシステム

クラスタのいずれかのノードのノード管理IPアドレスを設定する必要があります。そのノード管理IPアドレスを使用してクラスタ セットアップ ウィザードを起動できます。

ノード管理IPアドレスの割り当てについては、「第1ノードでのクラスタの作成」を参照してください。

クラスタの初期化

クラスタを初期化するには、クラスタの管理パスワードを設定し、クラスタ管理ネットワークとノード管理ネットワークを設定します。ホスト名を解決するDNSサーバーや時刻を同期するNTPサーバーなど、各種サービスも設定します。

手順
  1. Webブラウザーで、設定したノード管理IPアドレスを「https://node-management-IP」の形式で入力します。

    クラスタの残りのノードは自動的に検出されます。

  2. クラスタ管理ネットワークとすべてのノードのノード管理IPアドレスを設定して、ストレージ システムを初期化します。

ローカル階層の作成

ノード上の使用可能なドライブまたはSSDを使用してローカル階層を作成します。ハードウェアに基づいて、最適な階層構成が自動的に計算されます。

手順
  1. [ダッシュボード]をクリックし、[Prepare Storage]をクリックします。

    ローカル階層に対して推奨されたストレージを受け入れます。

プロトコルの設定

クラスタで有効になっているライセンスに応じて、必要なプロトコルを有効にできます。その後、ストレージへのアクセスに使用するネットワーク インターフェイスを作成します。

手順
  1. [ダッシュボード]をクリックし、[Configure Protocols]をクリックします。

    • SANアクセスの場合は、iSCSIまたはFCを有効にします。

    • NASアクセスの場合は、NFSまたはSMBを有効にします。

    • FC-NVMeアクセスの場合は、NVMeを有効にします。

ストレージのプロビジョニング

次にストレージをプロビジョニングします。表示されるオプションは、インストールされているライセンスに応じて異なります。

手順
  1. [ダッシュボード]をクリックし、[ストレージのプロビジョニング]をクリックします。

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