SnapMirrorデータ保護関係を作成する前に、ソースボリュームとデスティネーションボリュームで互換性のあるONTAPバージョンが実行されていることを確認する必要があります。ONTAPをアップグレードする前に、現在のONTAPバージョンがSnapMirror関係のターゲットのONTAPバージョンと互換性があることを確認する必要があります。

バージョンに依存しないレプリケーションは、SVMレプリケーションではサポートされません。

ユニファイドレプリケーション関係

「XDP」タイプのSnapMirror関係（オンプレミスのONTAPまたはCloud Volumes ONTAPのリリースを使用）の互換性は次のとおりです。

ONTAP 9.9.0以降：

ONTAP 9.x.0はクラウドのみのリリースで、Cloud Volumes ONTAP（CVO）システムをサポートします。アスタリスク（*）が付いているバージョンはクラウドのみのリリースです。
ONTAP 9.x.1は一般リリースで、オンプレミスシステムとCVOシステムの両方をサポートします。

双方向の互換性があります。

ONTAPバージョン9.7以降の互換性

ONTAPバージョン…	以前のONTAPバージョンとの互換性
	9.13.1	9.13.0*	9.12.1	9.12.0*	9.11.1	9.11.0*	9.10.1	9.10.0*	9.9.1	9.9.0*	9.8	9.7
9.13.1	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	×
9.13.0*	○	○	○	×	○	×	○	×	○	×	○	×
9.12.1	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
9.12.0*	○	×	○	○	○	×	○	×	○	×	○	○
9.11.1	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
9.11.0*	○	×	○	×	○	○	○	×	○	×	○	○
9.10.1	○	○	○	○	n/a	n/a	○	○	○	○	○	○
9.10.0*	○	×	○	×	○	×	○	○	○	×	○	○
9.9.1	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
9.9.0*	○	×	○	×	○	×	○	n/a	○	○	○	○
9.8	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
9.7	×	×	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○

ONTAPバージョン…

以前のONTAPバージョンとの互換性

9.13.1

9.13.0*

9.12.1

9.12.0*

9.11.1

9.11.0*

9.10.1

9.10.0*

9.9.1

9.9.0*

9.8

9.7

9.13.1

○

9.13.0*

○

9.12.1

○

9.12.0*

○

9.11.1

○

9.11.0*

○

9.10.1

○

n/a

○

9.10.0*

○

9.9.1

○

9.9.0*

○

n/a

○

9.8

○

9.7

○

SnapMirror Synchronous関係

SnapMirror Synchronousは、ONTAP Cloudインスタンスではサポートされません。

ONTAPバージョン…	以前のONTAPバージョンとの互換性
	9.13.1	9.12.1	9.11.1	9.10.1	9.9.1	9.8	9.7
9.13.1	○	○	○	○	○	○	○
9.12.1	○	○	○	○	○	○	○
9.11.1	○	○	○	○	○	×	×
9.10.1	×	○	○	○	○	○	×
9.9.1	×	○	○	○	○	○	○
9.8	×	○	×	○	○	○	○
9.7	×	○	×	×	○	○	○

ONTAPバージョン…

以前のONTAPバージョンとの互換性

9.13.1

9.12.1

9.11.1

9.10.1

9.9.1

9.8

9.7

9.13.1

○

9.12.1

○

9.11.1

○

9.10.1

○

9.9.1

○

9.8

○

9.7

○

SnapMirror SVMディザスタリカバリー関係

SVMディザスタリカバリーのデータとSVM保護の場合：

SVMディザスタリカバリーは、同じバージョンのONTAPを実行するクラスタ間でのみサポートされます。
SVM移行のためのSVMディザスタリカバリーの場合：
- ソース上のONTAPの以前のバージョンから、デスティネーション上のONTAPの同じバージョンまたはそれ以降のバージョンへのレプリケーションが単一方向でサポートされます。
ターゲットクラスタのONTAPのバージョンは、次の表に示すように、オンプレミスの新しいバージョンまたはクラウドの新しいバージョンが2つ以下である必要があります。
- 長期的なデータ保護のユースケースでは、レプリケーションはサポートされません。

リリースバージョンのあとにアスタリスク（*）が表示されている場合、クラウドのみのリリースです。

サポートを確認するには、左側の表の列（DR）でソースバージョンを確認し、最上部の行（DR /移行）でデスティネーションバージョンを確認します。

ソース

宛先

9.7

9.8

9.9.0*

9.9.1

9.10.0*

9.10.1

9.11.0*

9.11.1

9.12.0*

9.12.1

9.13.0*

9.13.1

9.7

DR /移行

9.8

DR /移行

9.9.0*

DR /移行

9.9.1

DR /移行

9.10.0*

DR /移行

9.10.1

DR /移行

9.11.0*

DR /移行

9.11.1

DR /移行

9.12.0*

DR /移行

9.12.1

DR /移行

9.13.0*

DR /移行

9.13.1

SnapMirrorディザスタリカバリー関係

タイプが「DP」でポリシータイプが「async-mirror」の SnapMirror 関係の場合：

DPタイプのミラーをONTAP 9.11.1以降で初期化することはできません。これらのミラーは、ONTAP 9.12.1で完全に廃止されています。

次の表では、「ソース」の列がソースボリュームのONTAPバージョン、「デスティネーション」の行がデスティネーションボリュームで使用可能なONTAPバージョンです。

ソース	デスティネーション
	9.11.1	9.10.1	9.9.1	9.8	9.7
9.11.1	○	×	×	×	×
9.10.1	○	○	×	×	×
9.9.1	○	○	○	×	×
9.8	×	○	○	○	×
9.7	×	×	○	○	○

ソース

デスティネーション

9.11.1

9.10.1

9.9.1

9.8

9.7

9.11.1

○

9.10.1

○

9.9.1

○

9.8

○

9.7

○

双方向の互換性はありません。

ONTAP 9.13

SnapMirror関係に対応したONTAPバージョン

ユニファイド レプリケーション関係

SnapMirror Synchronous関係

SnapMirror SVMディザスタリカバリー関係

SnapMirrorディザスタリカバリー関係

ユニファイドレプリケーション関係