ONTAP 9.13

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拡張クエリの使用方法

拡張クエリを使用して、指定した値を持つオブジェクトを照合し、そのオブジェクトに対して操作を実行することができます。

拡張クエリは、中括弧({})で囲んで指定します。拡張クエリは、コマンド名に続けて、他のパラメーターの前に最初の引数として指定する必要があります。たとえば、文字列 tmp を含む名前のすべてのボリュームをオフラインに設定するには、次の例のコマンドを実行します。

cluster1::> volume modify {-volume *tmp*} -state offline

一般に、拡張クエリは modify コマンドと delete コマンドのみで有効です。 create コマンドまたは show コマンドでは機能しません。

クエリとmodify処理の組み合わせはツールとして便利です。ただし、正しく実装しないと混乱やエラーの要因となります。たとえば、(advanced権限の) system node image modify コマンドを使用して、あるノードのデフォルト ソフトウェア イメージを設定すると、他のソフトウェア イメージは自動的にデフォルトでなくなります。次の例のコマンドは、実質的には何も変更しません。

cluster1::*> system node image modify {-isdefault true} -isdefault false

このコマンドは、現在のデフォルト イメージをデフォルト以外のイメージとして設定してから、新しいデフォルト イメージ(以前のデフォルト以外のイメージ)をデフォルト以外のイメージに設定します。結果として、元のデフォルト設定が保持されます。正しく操作を実行するには、次の例に示すコマンドを使用します。

cluster1::*> system node image modify {-iscurrent false} -isdefault true
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