エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

Snapshotコピーからのファイルの部分リストア

volume snapshot partial-restore-fileコマンドを使用すると、一定の範囲のデータをSnapshotコピーからLUNまたはNFS / SMBコンテナ ファイルにリストアできます。この処理では、データの開始バイト オフセットとバイト数を把握していることを前提とします。このコマンドでは、同じLUN内に複数のデータベースを格納するホスト上のいずれかのデータベースをリストアできます。

ONTAP 9.12.1以降では、SnapMirror Active Syncを使用しているボリュームの部分的なリストアが可能です。

手順
  1. ボリューム内のSnapshotコピーの一覧を表示します。

    volume snapshot show -vserver SVM -volume volume

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、vol1内のSnapshotコピーを示しています。

    clus1::> volume snapshot show -vserver vs1 -volume vol1
    
    Vserver Volume Snapshot                State    Size  Total% Used%
    ------- ------ ---------- ----------- ------   -----  ------ -----
    vs1	 vol1   hourly.2013-01-25_0005  valid   224KB     0%    0%
                   daily.2013-01-25_0010   valid   92KB      0%    0%
                   hourly.2013-01-25_0105  valid   228KB     0%    0%
                   hourly.2013-01-25_0205  valid   236KB     0%    0%
                   hourly.2013-01-25_0305  valid   244KB     0%    0%
                   hourly.2013-01-25_0405  valid   244KB     0%    0%
                   hourly.2013-01-25_0505  valid   244KB     0%    0%
    
    7 entries were displayed.
  2. Snapshotコピーからファイルの一部をリストアします。

    volume snapshot partial-restore-file -vserver SVM -volume volume -snapshot snapshot -path file_path -start-byte starting_byte -byte-count byte_count

    開始バイト オフセットとバイト数は4,096の倍数である必要があります。

    次の例は、ファイルmyfile.txtの先頭の4,096バイトをリストアします。

    cluster1::> volume snapshot partial-restore-file -vserver vs0 -volume vol1 -snapshot daily.2013-01-25_0010 -path /myfile.txt -start-byte 0 -byte-count 4096
Top of Page