エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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デスティネーション ボリュームを書き込み可能にする方法

災害によってSnapMirror DR関係のプライマリー サイトが機能しなくなった場合は、システム停止を最小限に抑えてデスティネーション ボリュームからデータを提供できます。プライマリー サイトでサービスが復旧したら、ソース ボリュームを再アクティブ化できます。

デスティネーション ボリュームからクライアントにデータを提供する前に、そのボリュームを書き込み可能にする必要があります。 snapmirror quiesce コマンドを使用すると、デスティネーションに対するスケジュールされた転送を停止できます。 snapmirror abort コマンドを使用すると、実行中の転送を停止できます。 snapmirror break コマンドを使用すると、デスティネーションを書き込み可能にすることができます。

タスク概要

Elementのソース パスを「 hostip:/lun/name 」の形式で指定する必要があります。「 lun 」は文字どおり「 lun 」、name にはElementボリュームの名前を指定します。

手順
  1. デスティネーションに対するスケジュールされた転送を停止します。

    snapmirror quiesce -source-path hostip:/lun/name -destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、ソース ボリューム 0005 (IPアドレス10.0.0.11)とデスティネーション ボリューム volA_dstsvm_backup 上)の間のスケジュールされた転送を停止します。

    cluster_dst::> snapmirror quiesce -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst
  2. デスティネーションに対する実行中の転送を停止します。

    snapmirror abort -source-path hostip:/lun/name -destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、ソース ボリューム 0005 (IPアドレス10.0.0.11)とデスティネーション ボリューム volA_dstsvm_backup 上)の間の実行中の転送を停止します。

    cluster_dst::> snapmirror abort -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst
  3. SnapMirror DR関係を解除します。

    snapmirror break -source-path hostip:/lun/name -destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、ソース ボリューム 0005 (IPアドレス10.0.0.11)とデスティネーション ボリューム volA_dstsvm_backup 上)の間の関係を解除します。

    cluster_dst::> snapmirror break -source-path 10.0.0.11:/lun/0005 -destination-path svm_backup:volA_dst
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