ONTAP 9.13

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クラウド階層としてのAWS S3のセットアップ

ONTAP 9.7以降を実行している場合は、AWS S3をFabricPoolのクラウド階層としてセットアップできます。

FabricPoolでAWS S3を使用する場合の考慮事項
  • FabricPoolライセンスが必要な場合があります。

    • 新規に購入したETERNUS AXシリーズには、FabricPoolを使用するための10TBの空き容量が含まれています。

      ETERNUS AXシリーズで追加の容量が必要な場合、ETERNUS AX以外のシリーズでAWS S3を使用する場合、または既存のクラスタからアップグレードする場合は、FabricPoolライセンスが必要になります。

      既存のクラスタ用に初めてFabricPoolを購入する場合は、10TBの空き容量を含むFabricPoolライセンスが付随します。

  • ONTAPがAWS S3オブジェクト サーバーとの接続に使用するLIFは10Gbpsポート上に配置することを推奨します。

  • ETERNUS AXシリーズ、ETERNUS HXシリーズでは、FabricPoolで次のAmazon S3ストレージ クラスがサポートされます。

    上記以外のストレージ クラスについては、営業担当者にお問い合わせください。

  • Cloud Volumes ONTAPでは、FabricPoolでAmazon Elastic Block Store(EBS)の汎用SSD(gp2)ボリュームおよびスループット最適化HDD(st1)ボリュームからの階層化がサポートされます。

手順
  1. storage aggregate object-store config createコマンドで-provider-type AWS_S3パラメーターを使用して、AWS S3の設定情報を指定します。

    • -auth-type CAPパラメーターを使用して、C2Sにアクセスするためのクレデンシャルを取得します。

      -auth-type CAPパラメーターを使用するときは、-cap-urlパラメーターに完全なURLを指定し、C2Sにアクセスするための一時的なクレデンシャルを要求する必要があります。

    • 指定された情報を使用してONTAPがAWS S3にアクセスできない場合は、storage aggregate object-store config createコマンドが失敗します。

    • -access-keyパラメーターを使用して、AWS S3オブジェクト ストアへの要求を認証するためのアクセス キーを指定します。

    • -secret-passwordパラメーターを使用して、AWS S3オブジェクト ストアへの要求を認証するためのパスワード(シークレット アクセス キー)を指定します。

    • AWS S3のパスワードが変更された場合は、ONTAPに格納されている対応するパスワードをただちに更新する必要があります。

      これにより、ONTAPは引き続きAWS S3内のデータにアクセスできます。

      cluster1::> storage aggregate object-store config create
      -object-store-name my_aws_store -provider-type AWS_S3
      -server s3.amazonaws.com -container-name my-aws-bucket
      -access-key DXJRXHPXHYXA9X31X3JX
      cluster1::> storage aggregate object-store config create -object-store-name my_c2s_store -provider-type AWS_S3 -auth-type CAP -cap-url https://123.45.67.89/api/v1/credentials?agency=XYZ&mission=TESTACCT&role=S3FULLACCESS -server my-c2s-s3server-fqdn -container my-c2s-s3-bucket
  2. storage aggregate object-store config showコマンドを使用して、AWS S3の設定情報を表示して確認します。

    FabricPoolに使用するAWS S3の設定情報は、storage aggregate object-store config modifyコマンドを使用して変更できます。

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