エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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ステージング ファイルの監査レコードのサイズ制限

ステージング ファイルの監査レコードのサイズは最大32KBです。

監査レコードが肥大化する状況

監査レコードの肥大化は、管理監査における次のシナリオでおきる可能性があります。

  • 多数のユーザーで構成されるグループに対するユーザーの追加または削除。

  • 多数のユーザーが共有するファイル共有に対するアクセス制御リスト(ACL)の追加または削除。

  • その他のシナリオ。

この問題を回避するには、管理の監査を無効にしてください。これを行うには、監査設定を変更し、監査イベント タイプのリストから次の項目を削除します。

  • ファイル共有

  • ユーザー アカウント

  • セキュリティ グループ

  • 認証ポリシー変更

    削除した項目はファイル サービスの監査サブシステムで監査されなくなります。

監査レコードの肥大化による影響

  • 監査レコードが肥大化(32KB超)すると、監査レコードは作成されなくなり、監査サブシステムによって次のようなイベント管理システム(EMS)メッセージが生成されます。

    File Services Auditing subsystem failed the operation or truncated an audit record because it was greater than max_audit_record_size value. Vserver UUID=%s, event_id=%u, size=%u

    監査が保証されている場合、監査レコードを作成できないためファイル処理が失敗します。

  • 監査レコードのサイズが9,999バイトを超えた場合も、上記と同じEMSメッセージが表示されます。監査レコードは作成されますが、大きなキー値は省略されます。

  • 監査レコードが2,000文字を超えると、実際の値の代わりに次のエラー メッセージが表示されます。

    The value of this field was too long to display.

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