ONTAP 9.13

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メッセージを受信しない場合のAutoSupportのトラブルシューティング

システムがAutoSupportメッセージを送信しない場合には、それがAutoSupportがメッセージを生成できないためであるか、配信できないためであるかを判別できます。

手順
  1. system node autosupport history show コマンドを使用してメッセージの配信ステータスを確認します。

  2. ステータスを確認します。

    ステータス 意味

    initializing

    収集プロセスが開始しています。この状態が一時的なものであれば問題はありません。ただしこの状態が持続する場合は、問題が発生しています。

    collection-failed

    AutoSupportが、スプール ディレクトリー内にAutoSupportコンテンツを作成できません。AutoSupportが収集しようとしているものを表示するには、system node autosupport history show -detail コマンドを入力します。

    collection-in-progress

    AutoSupportがAutoSupportコンテンツを収集しています。収集しているコンテンツを確認するには、system node autosupport manifest show コマンドを入力します。

    queued

    AutoSupportメッセージが配信のためにキューに登録されていますが、まだ配信されていません。

    transmitting

    AutoSupportが現在メッセージを配信しています。

    sent-successful

    AutoSupportがメッセージを正常に配信しました。AutoSupportによるメッセージの配信先を特定するには、system node autosupport history show -delivery コマンドを入力します。

    ignore

    AutoSupportでメッセージの宛先が指定されていません。配信の詳細を表示するには、system node autosupport history show -delivery コマンドを入力します。

    re-queued

    AutoSupportがメッセージの配信を試行しましたが、失敗しました。その結果AutoSupportでは、再度配信を試行するために、メッセージが配信キューに戻されました。このエラーを表示するには、system node autosupport history show コマンドを入力します。

    transmission-failed

    AutoSupportで、指定された回数のメッセージ配信が失敗したため、メッセージ配信の試行が停止されました。このエラーを表示するには、system node autosupport history show コマンドを入力します。

  3. 次のいずれかを実行します。

    ステータス 実行する処理

    initializingまたはcollection-failed

    AutoSupportがメッセージを生成できません。富士通のサポートに問い合わせてください。次のナレッジ ベースの記事を伝えてください。

    ignore、re-queued、またはtransmission failed

    AutoSupportがメッセージを配信できないため、SMTP、HTTP、またはHTTPSのデスティネーションが正しく設定されていることを確認します。

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