エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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NDMP構成の準備

Network Data Management Protocol(NDMP)経由のテープ バックアップ アクセスを設定する前に、計画した構成がサポートされていること、各ノードでテープ ドライブが認定ドライブとしてリストされていること、すべてのノードにクラスタ間LIFがあることを確認し、バックアップ アプリケーションがCluster Aware Backup(CAB)拡張をサポートしているかを確認する必要があります。

手順
  1. ONTAPがサポートされているかを、バックアップ アプリケーション プロバイダーの互換性マトリックスで参照します(ONTAPまたはNDMPでの他社製バックアップ アプリケーションの使用を認定していません)。

    次のコンポーネントに互換性があることを確認する必要があります。

    • クラスタで実行されているONTAP 9のバージョン。

    • バックアップ アプリケーションのベンダーとバージョン。例:Veritas NetBackup 8.2、CommVault

    • テープ デバイスの詳細(テープ ドライブの製造元、モデル、インターフェイスなど)。例:IBM Ultrium 8、HPe StoreEver Ultrium 30750 LTO-8

    • クラスタ内のノードのプラットフォーム。例:ETERNUS HX6100、ETERNUS AX4100

    以前のONTAPとバックアップ アプリケーションとの互換性は、弊社のサポートにお問い合わせください。
  2. 各ノードの組み込みのテープ構成ファイルにテープ ドライブが認定ドライブとしてリストされていることを確認します。

    1. コマンドライン インターフェイスで、storage tape show-supported-statusコマンドを使用して組み込みのテープ構成ファイルを表示します。

      cluster1::> storage tape show-supported-status
      
      Node: cluster1-1
                                      Is
      Tape Drives                     Supported  Support Status
      ------------------------------  ---------  -------------------------------
      Certance Ultrium 2              true       Dynamically Qualified
      Certance Ultrium 3              true       Dynamically Qualified
      Digital DLT2000                 true       Qualified
    2. テープ ドライブを出力に表示された認定ドライブのリストと比較します。

      出力に表示されるテープ デバイスの名前は、デバイス ラベルに表示された名前と多少異なる場合があります。たとえば、Digital DLT2000はDLT2kと表示されることもあります。このような小さな名前の違いは無視してかまいません。

    3. デバイスが出力に認定デバイスとしてリストされない場合

      ノードの出荷後にテープ デバイスが認定された場合、認定デバイスが組み込みのテープ構成ファイルにリストされていないことがあります。
  3. クラスタ内のすべてのノードにクラスタ間LIFがあることを確認します。

    1. network interface show -role interclusterコマンドを使用して、ノードのクラスタ間LIFを表示します。

      cluster1::> network interface show -role intercluster
      
                  Logical    Status     Network            Current       Current Is
      Vserver     Interface  Admin/Oper Address/Mask       Node          Port    Home
      ----------- ---------- ---------- ------------------ ------------- ------- ----
      cluster1    IC1        up/up      192.0.2.65/24      cluster1-1    e0a     true
    2. クラスタ間LIFがないノードがある場合は、network interface createコマンドを使用してクラスタ間LIFを作成します。

      cluster1::> network interface create -vserver cluster1 -lif IC2 -role intercluster
      -home-node cluster1-2 -home-port e0b -address 192.0.2.68 -netmask 255.255.255.0
      -status-admin up -failover-policy local-only -firewall-policy intercluster
      
      cluster1::> network interface show -role intercluster
      
                  Logical    Status     Network            Current       Current Is
      Vserver     Interface  Admin/Oper Address/Mask       Node          Port    Home
      ----------- ---------- ---------- ------------------ ------------- ------- ----
      cluster1    IC1        up/up      192.0.2.65/24      cluster1-1    e0a     true
      cluster1    IC2        up/up      192.0.2.68/24      cluster1-2    e0b     true
  4. バックアップ アプリケーションに付属のドキュメントを参照して、バックアップ アプリケーションがCluster Aware Backup(CAB)をサポートしているかを確認します。

    CABのサポートは、実行できるバックアップの種類に影響する重要な要素です。

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