ONTAP 9.13

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CLIで値を指定する際のルール

ほとんどのコマンドには、1つ以上の必須またはオプションのパラメーターがあります。多くのパラメーターは、値を指定する必要があります。CLIで値を指定するには、次のようないくつかのルールがあります。

  • 値は数値、ブール指定子、事前に定義された値リストから選択した値、またはテキスト文字列です。

    一部のパラメーターでは、2つ以上の値をカンマで区切って指定できます。値のカンマ区切りのリストは引用符("")で囲む必要はありません。テキスト、スペース、またはクエリ文字(クエリを意図していない場合、または小なり記号または大なり記号で始まるテキスト)を指定する場合は、必ず値全体を引用符で囲む必要があります。

  • CLIは、疑問符( 「?」 )をコマンドとして解釈し、特定のコマンドのヘルプ情報を表示します。

  • コマンド名、パラメーター、特定の値などのCLIに入力するテキストの一部では、大文字と小文字が区別されません。

    たとえば、 vserver cifs コマンドのパラメーター値を入力した場合、大文字と小文字の使い分けは無視されます。ただし、ノード、Storage Virtual Machine(SVM)、アグリゲート、ボリューム、論理インターフェイスの名前などのほとんどのパラメーター値は大文字と小文字が区別されます。

  • 文字列またはリストをとるパラメーターの値をクリアする場合は、空の一組の引用符("")またはダッシュ("-")を指定します。

  • ハッシュ記号( 「#」 )はシャープ記号とも呼ばれ、コマンドライン入力のコメントを表します。使用する場合は、コマンドラインの最後のパラメーターのあとに配置する必要があります。

    CLIでは、 「#」 から行末までのテキストは無視されます。

次の例では、テキスト コメント付きでSVMが作成されます。次に、SVMが変更されてコメントが削除されます。

cluster1::> vserver create -vserver vs0 -subtype default -rootvolume root_vs0
-aggregate aggr1 -rootvolume-security-style unix -language C.UTF-8 -is-repository false -ipspace ipspaceA -comment "My SVM"
cluster1::> vserver modify -vserver vs0 -comment ""

次の例では、 「#」 に続くコメントでコマンドの内容を説明しています。

cluster1::> security login create -vserver vs0 -user-or-group-name new-admin
-application ssh -authmethod password #This command creates a new user account
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