エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

以前のバージョン機能を使用したファイルとフォルダーのリカバリー - 概要

Microsoftの以前のバージョン機能は、Snapshotコピーを何らかの形でサポートしているファイルシステムで、それらが有効になっている場合に使用できます。SnapshotテクノロジはONTAPに不可欠なテクノロジの1つです。ユーザーは、WindowsクライアントでMicrosoftの以前のバージョン機能を使用して、Snapshotコピーからファイルとフォルダーをリカバリーできます。

以前のバージョン機能を使用すると、ストレージ管理者の手を借りなくても、一連のSnapshotコピーを参照したり、Snapshotコピーからデータをリストアしたりできます。以前のバージョン機能は、任意に設定することはできず、常に有効になります。ユーザーは、ストレージ管理者がSnapshotコピーを共有で使用できるようにしたあとに、以前のバージョン機能を使用して次の作業を実行できます。

  • 誤って削除したファイルをリカバリーする。

  • 誤って上書きしたファイルをリカバリーする。

  • 作業中にファイルのバージョンを比較する。

Snapshotコピーに格納されたデータは読み取り専用です。ファイルに変更を加えるときは、ファイルのコピーを異なる場所に保存する必要があります。Snapshotコピーは定期的に削除されるため、前のバージョンのファイルを残しておく場合は、以前のバージョン機能で格納されたファイルのコピーを作成しておく必要があります。

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