ONTAP 9.13

to English version

クエリ演算子の使用方法

管理インターフェイスでは、クエリおよびUNIX形式のパターンとワイルドカードがサポートされており、コマンド パラメーター引数の複数の値を照合できます。

次の表に、サポートされるクエリ演算子を示します。

演算子 説明

*

すべてのエントリに一致するワイルドカード。

たとえば、 volume show -volume *tmp* コマンドを実行すると、名前に文字列 tmp を含むすべてのボリュームのリストが表示されます。

!

NOT演算子。

一致しない値を示します。たとえば、 !vs0 は値 vs0 と一致しないことを示します。

|

OR演算子。

比較する2つの値を区切ります。たとえば、 vs0 | vs2 はvs0またはvs2のいずれかに一致します。複数のORステートメントを指定できます。たとえば、 a | b* | *c* はエントリ ab で始まるすべてのエントリ、および c を含むすべてのエントリに一致します。

..

範囲演算子。

たとえば、 5..10510 のすべての値に一致します。

<

小なり演算子。

たとえば、 <2020 より小さいすべての値に一致します。

>

大なり演算子。

たとえば、 >55 より大きいすべての値に一致します。

<=

以下演算子。

たとえば、 <=55 以下のすべての値に一致します。

>=

以上演算子。

たとえば、 >=55 以上のすべての値に一致します。

{query}

拡張クエリ。

拡張クエリは、コマンド名に続けて、他のパラメーターの前に最初の引数として指定する必要があります。

たとえば、 volume modify {-volume *tmp*} -state offline コマンドを実行すると、名前に文字列 tmp を含むすべてのボリュームがオフラインに設定されます。

クエリ文字をそのままの文字として解釈するためには、その文字を二重引用符で囲む必要があります(例: 「^」 、 「.」 、 「*」 、 「$」 )。

1つのコマンドラインで複数のクエリ演算子を使用できます。たとえば、 volume show -size >1GB -percent-used <50 -vserver !vs1 コマンドを実行すると、サイズが1GBより大きく、使用率が50%を下回っているボリュームのうち、 「vs1」 という名前のStorage Virtual Machine(SVM)に含まれないボリュームがすべて表示されます。

Top of Page