エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

URIからのローカルUNIXユーザーのロード

SVMで個々のローカルUNIXユーザーを手動で作成する別の方法として、vserver services name-service unix-user load-from-uri コマンドを使用して、ローカルUNIXユーザーのリストをUniform Resource Identifier(URI)からSVMにロードすることができます。

手順
  1. ロードするローカルUNIXユーザーのリストが含まれているファイルを作成します。

    ファイルには、次に示すUNIX /etc/passwd 形式でユーザー情報が含まれている必要があります。

    user_name: password: user_ID: group_ID: full_name

    このコマンドにより、password フィールドの値と、full_name フィールドより後ろのフィールドの値(home_directoryshell)が破棄されます。

    サポートされる最大ファイル サイズは2.5MBです。

  2. リストに重複した情報が含まれていないことを確認します。

    リストに重複したエントリが含まれている場合、リストのロードは失敗し、エラー メッセージが表示されます。

  3. ファイルをサーバーにコピーします。

    サーバーには、HTTP、HTTPS、FTP、またはFTPS経由でストレージ システムから到達できる必要があります。

  4. ファイルに対するURIを確認します。

    このURIは、ファイルの場所を示すためにストレージ システムに入力するアドレスです。

  5. ローカルUNIXユーザーのリストが含まれているファイルを、URIからSVMにロードします。

    vserver services name-service unix-user load-from-uri -vserver vserver_name -uri {ftp|http|ftps|https}://uri -overwrite {true|false}

    -overwrite {true|false} :エントリを上書きするかを指定します。デフォルトは false です。

次のコマンドは、ローカルUNIXユーザーのリストを、ftp://ftp.example.com/passwd というURIを使用してvs1というSVM内にロードします。URIを使用してロードした情報によってSVMの既存のユーザーが上書きされることはありません。

node::> vserver services name-service unix-user load-from-uri -vserver vs1
-uri ftp://ftp.example.com/passwd -overwrite false
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