エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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オフライン ファイルを使用したオフラインで使用するファイルのキャッシング - 概要

ONTAPでは、オフラインで使用するファイルをローカル ホストにキャッシュできるMicrosoftのオフライン ファイル機能(クライアント側キャッシュ)がサポートされます。オフライン ファイル機能を使用すると、ネットワークから切断された状態でも作業を継続できます。

Windowsのユーザー ドキュメントやプログラムを共有に自動でキャッシュするのか、キャッシュするファイルを手動で選択するのかを指定することができます。新規の共有では、手動キャッシュがデフォルトで有効になります。オフラインで利用可能となったファイルは、Windowsクライアントのローカル ドライブと同期されます。同期は、所定のストレージ システム共有へのネットワーク接続が復元した時点で実行されます。

オフラインのファイルおよびフォルダーに対するアクセス権限はCIFSサーバーに保存されているファイルおよびフォルダーと同じになるため、オフラインのファイルおよびフォルダーに対して処理を行うときは、CIFSサーバーに保存されているファイルおよびフォルダーに対する十分な権限が必要になります。

ネットワーク上の他のユーザーが同じファイルに対して変更を行った場合、ネットワークにローカル バージョンのファイルを保存するか、別のバージョンを保存するか、または両方を保存するかを選択できます。両方のバージョンを残す場合は、ローカル ユーザーが変更した新しいファイルがローカルに保存され、キャッシュされたファイルはCIFSサーバーに保存されたバージョンの変更が反映されて上書きされます。

オフライン ファイルについては、共有ごとに共有の設定を行えます。共有を作成または変更するときに、次の4つのオフライン フォルダー設定の中からいずれかを選択できます。

  • キャッシュしない

    共有のクライアント側キャッシュを無効にします。クライアントのローカルにファイルやフォルダーが自動的にキャッシュされず、ユーザーがファイルやフォルダーをローカルにキャッシュすることもできません。

  • 手動キャッシュ

    共有にキャッシュするファイルを手動で選択できるようにします。これがデフォルト設定です。デフォルトでは、ファイルやフォルダーはローカル クライアントにキャッシュされません。オフラインで使用するためにローカルにキャッシュするファイルやフォルダーをユーザーが選択できます。

  • ドキュメントの自動キャッシュ

    ユーザーのドキュメントが共有に自動的にキャッシュされるようにします。ローカルにキャッシュされるのは、アクセスしたファイルとフォルダーだけです。

  • プログラムの自動キャッシュ

    プログラムおよびユーザーのドキュメントが共有に自動的にキャッシュされるようにします。ローカルにキャッシュされるのは、アクセスしたファイル、フォルダー、およびプログラムだけです。また、この設定を選択した場合、クライアントがネットワークに接続されていても、ローカルにキャッシュされた実行ファイルが実行されます。

Windowsサーバーおよびクライアントでのオフライン ファイルの設定の詳細については、Microsoft TechNetライブラリーを参照してください。

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