拡張子をブロックすると、予期しない結果になることがあります。 ONTAP 9.11.1以降では、ONTAP System Managerを使用してStorage VMのネイティブFPolicyを有効にすることができます。Storage VMにネイティブFPolicyを設定することを推奨するONTAP System Managerの分析情報メッセージが表示される場合があります。

Fpolicyのネイティブモードでは、特定のファイル拡張子を許可または拒否できます。ONTAP System Managerでは、過去のランサムウェア攻撃で使用された3,000を超えるファイル拡張子を拒否することを推奨しています。これらの拡張子の一部は、環境内の正規のファイルによって使用されている可能性があり、ブロックすると予期しない問題が発生するおそれがあります。

そのため、環境のニーズに合わせて拡張子のリストを変更することを強くお勧めします。

ネイティブFPolicyの詳細については、「FPolicy設定タイプ」を参照してください。

ベストプラクティスに基づく分析情報が1つのページにまとめて表示され、そこからシステムを最適化するための操作をすぐに実施できます。各分析情報の詳細については、「ONTAP System Managerの分析情報」を参照してください。

最適化に関する分析情報の表示

手順

ONTAP System Managerで、左側のナビゲーションペインの[Insights]をクリックします。

[Insights]ページには分析情報がグループ別に表示されます。各グループには分析情報が1つ以上含まれます。次のグループが表示されます。
- Needs your attention
- Remediate risks
- Optimize your storage
（オプション）ページの右上にある次のボタンをクリックすると、表示される分析情報をフィルターリングできます。
- セキュリティに関連する分析情報を表示します。
- 容量に関連する分析情報を表示します。
- 構成に関連する分析情報を表示します。
- すべての分析情報を表示します。

分析情報に基づくシステムの最適化

ONTAP System Managerでは、表示された分析情報をページから削除したり、問題を修正する複数の方法を検討したり、問題を解決するプロセスを開始したりすることができます。

手順

ONTAP System Managerで、左側のナビゲーションペインの[Insights]をクリックします。
分析情報にカーソルを合わせると、次のボタンが表示されます。
- 却下：分析情報をページから削除します。分析情報の「削除を取り消す」方法は、「分析情報の設定のカスタマイズ」を参照してください。
- Explore：分析情報で言及されている問題を修正するためのさまざまな方法を確認できます。このボタンは修正方法が複数ある場合にのみ表示されます。
- 修正：分析情報で言及されている問題の修正プロセスを開始します。修正に必要な操作を実行するかを確認するメッセージが表示されます。

一部の操作はONTAP System Managerの他のページからも開始できますが、[Insights]ページではこれらの操作を1つのページから開始できるため、日々の業務を効率化できます。

分析情報の設定のカスタマイズ

ONTAP System Managerで、通知を受け取る分析情報をカスタマイズできます。

手順

ONTAP System Managerで、左側のナビゲーションペインの[Insights]をクリックします。
ページの右上にあるをクリックし、[設定] を選択します。
[設定]ページで、通知を受け取る分析情報のチェックボックスをオンにします。以前に削除した分析情報は、このチェックボックスをオンにすると「削除を取り消す」ことができます。
[保存] をクリックします。

分析情報をPDFファイルとしてエクスポート

該当するすべての分析情報をPDFファイルとしてエクスポートできます。

手順

ONTAP System Managerで、左側のナビゲーションペインの[Insights]をクリックします。
ページの右上にあるをクリックし、[Export]を選択します。