ONTAP 9.13

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AutoSupportメッセージが送信されるタイミングおよび場所

AutoSupportは、メッセージのタイプに応じた宛先にメッセージを送信します。AutoSupportがメッセージを送信するタイミングと場所を知ると、Eメールで受信するメッセージまたはActive IQ Webサイトに表示されるメッセージを把握するのに役立ちます。

特に指定がないかぎり、次の表に示す設定は、 system node autosupport modify コマンドのパラメーターです。

イベントトリガー型メッセージ

修正措置を必要とするシステムでイベントが発生した場合には、AutoSupportからイベントトリガー型メッセージが自動的に送信されます。

メッセージが送信されるタイミング メッセージの送信先

AutoSupportがEMSのトリガー イベントに応答したとき

-to-noteto で指定されているアドレス(送信されるのはサービスに影響がある重要なイベントのみ)

-partner-address で指定されているアドレス

富士通のサポート( -supportenable に設定されている場合)

定期的なメッセージ

AutoSupportは、定期的にいくつかのメッセージを自動的に送信します。

メッセージが送信されるタイミング メッセージの送信先

毎日(デフォルトでは、ログ メッセージとして深夜12~1時に送信)

-partner-address で指定されているアドレス

富士通のサポート( -supportenable に設定されている場合)

毎日(デフォルトでは、パフォーマンス メッセージとして深夜12~1時に送信)( -perf パラメーターが true に設定されている場合)

-partner-address で指定されているアドレス

富士通のサポート( -supportenable に設定されている場合)

毎週(デフォルトでは、日曜の深夜12~1時に送信)

-partner-address で指定されているアドレス

富士通のサポート( -supportenable に設定されている場合)

手動でトリガーされるメッセージ

AutoSupportメッセージは、手動で送信または再送信できます。

メッセージが送信されるタイミング メッセージの送信先

system node autosupport invoke コマンドを使用して、手動でメッセージを送信したとき

system node autosupport invoke コマンドで -uri パラメーターを使用してURIを指定すると、そのURIにメッセージが送信されます。

-uri を省略すると、 -to-partner-address で指定したアドレスにメッセージが送信されます。 -supportenable に設定した場合は、富士通のサポートにもメッセージが送信されます。

system node autosupport invoke-core-upload コマンドを使用して、手動でメッセージを送信したとき

system node autosupport invoke-core-upload コマンドで -uri パラメーターを使用してURIを指定すると、そのURIにメッセージが送信され、コア ダンプ ファイルがアップロードされます。

system node autosupport invoke-core-upload コマンドで -uri を省略すると、富士通のサポートにメッセージが送信され、富士通のサポート サイトにコア ダンプ ファイルがアップロードされます。

どちらの場合も、 -supportenable に設定され、 -transporthttps または http に設定されている必要があります。

コア ダンプ ファイルは大容量のため、メッセージは -to パラメーターと -partner-addresses パラメーターで指定したアドレスには送信されません。

system node autosupport invoke-performance-archive コマンドを使用して、手動でメッセージを送信したとき

system node autosupport invoke-performance-archive コマンドで -uri パラメーターを使用してURIを指定すると、そのURIにメッセージが送信され、パフォーマンス アーカイブ ファイルがアップロードされます。

system node autosupport invoke-performance-archive コマンドで -uri を省略すると、富士通のサポートにメッセージが送信され、富士通のサポート サイトにパフォーマンス アーカイブ ファイルがアップロードされます。

どちらの場合も、 -supportenable に設定され、 -transporthttps または http に設定されている必要があります。

パフォーマンス アーカイブ ファイルは大容量のため、メッセージは -to パラメーターと -partner-addresses パラメーターで指定したアドレスには送信されません。

system node autosupport history retransmit コマンドを使用して、手動で過去のメッセージを再送信したとき

system node autosupport history retransmit コマンドの -uri パラメーターで指定したURIだけに送信されます。

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